吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

ツバメの伊勢おかげ参り その3

2023年04月25日 | 紀行
4月20日
旅の最終日、ホテルをチェックアウトして伊勢市駅前で荷物を預け、バスで勢田町へ。
目指すはぎゅーとらラブリー藤里店。
Jornal Vol. 2で紹介されている健太郎くんおススメの「ミンチ串」がお目当てです。
ぎゅーとらは三重県を中心に展開する有力スーパー。
勢田町のバス停を降りて歩いて向かう途中に一昨日訪れたBar Recipeの看板を発見。

そういえば、マスターは今の店に移転する前は勢田町の近くで営業していたと言っていたのを思い出しました。
それがここのことか?と思いながらぎゅーとらへ向かうと

ん? 見たことのある人が、ぎゅーとらの出口から現れました。
何と、Bar Recipeのマスター!!
なんという偶然!!
思わず「Recipeのマスター!」と声をかけると先方もびっくりした様子。
「一昨日伺ったものです。また行きます!」
とご挨拶して別れた。
不意を突かれてびっくりされたことと思います。
こんなことってあるんですね。
これも、お伊勢さんのお導きでしょうか?

ぎゅーとらの店内へ入ると、品ぞろえ豊富で安いので、つい買い物したくなる主婦の性をこらえて、お目当てのミンチ串を探してお惣菜コーナーへ。
あ、健太郎くんの写真が!!


買い物済ませて予約したタクシーを待って駐車場で待機していると、駐車場に止まった車のアンテナの先でじっと羽を休めている子ツバメに遭遇。
人に慣れているみたいで、近寄っても逃げようとはしないのです。

こんなに間近でじっくり燕を観察したのは初めてでした。

予約していたタクシーが到着し、映画『弱虫ペダル』のロケ地となった伊勢志摩e-Power Road(旧伊勢志摩スカイライン)へいざ出発。
観光タクシーとはいえ、運転手さんの、あまりのお話上手にびっくり!
何を質問しても打てば響くように的確な答えが返ってきて、しかも詳しい。
カーブの多いe-Power Roadを手慣れた様子で運転しながら、
地理・歴史・地域事情、次々と興味深いお話を繰り出します。
相当勉強されているに違いないし、そのうえお話しぶりが噺家さんかと思うほど流暢でよどみないのです。
中央構造線を境に北は伊勢湾内のなだらかな海岸、南は鳥羽・英虞湾のリアス式海岸に分かれていて、リアス式ゆえに栄養豊富で真珠や牡蠣の養殖に向いている環境が生まれたって、
予備校の講師でもできるんじゃないかってくらいにわかりやすいお話に、
地形マニアの私としてはツボにはまりまくりました。

ロケ地スポットで止めてほしいというこちらのリクエストにも快く応じてくださって、
写真まで撮ってくださり、いやはや大当たりですわ。
まずは一年生ウェルカムレースでリタイアした坂道くんが山頂からの景色を見る場面となった一宇田展望台。


次に朝熊(あさま)山頂の休憩所へ。
ここの朝熊茶屋で弱ペダ出演者が「志摩うどん」と「天空ソフトクリーム」を食べたそう。

私もあやかって志摩うどんと先ほどぎゅーとらで購入したミンチ串をいただく。

ここは天空のポストが有名です。
前日、おかげ横丁で見つけた素敵なデザインの絵ハガキに切手を貼って自分あてに投函しました。
無事に届くか実証実験(投函から4日後に無事に届きました)


続いて同じく一年生ウェルカムレースの山頂のゴールシーンを撮影した第四駐車場へ。
ここではメイキングのオフショットで健太郎くんと廉くんが仰向けになって太陽の光を浴びながら「根が生えそうだね。光合成できるね」と会話していました。
御本家はこちら(公式ツイッターより)

私目が代表で光合成いたしました。(事件ではありません)

山頂からの景色も素晴らしかったです。


予定通り鳥羽駅でタクシーを下車。
運転手さん、いろいろな要望に応えてくださって、ありがとうございました。

鳥羽駅近くのマルシェで地元の野菜や魚、お土産物などを見て私はニンニクとフノリを購入。
近鉄線で伊勢市へもどり特急の出発時間までお土産など物色し、預けていた荷物を受け取って帰路につきました。

今回の旅は出会いと驚きの連続で、最高に幸せをいただけましたが、特に感じたのは人と自然との共生です。分けても燕の伸び伸びとした様子。
幼いころから伊勢で長い時間を過ごし、燕と一緒の暮らしに慣れ親しんできた健太郎くんにとって、燕は特別な意味のある生き物なのだなと改めて感じて、スペイン語で燕という意味のGOLONDRINAS(ゴロンドリーナス)というファンクラブの名前にますます愛着が湧いてきました。
昨年の平泉での義経公東下り行列でも燕が健太郎くんの頭上を舞っていたのが思い出されて、健太郎くんと燕は切っても切り離せない関係なのだなと思います。
そんなこんなで感謝感激にあふれたツバメの伊勢おかげ参りとなりました。

ちなみに次の式年遷宮は10年後の2033年。
その準備は来年2024年から始まります。
山から材木を切り出すところから始まり、さまざまな手順・神事を経て完成に至るそうです。
そのプロセスを見守るのも興味深いので、どこかのタイミングで再訪したいと思っています。
とりあえず二軒茶屋角屋さんのお醤油を使い切ったら?
割とすぐになってしまいますね(笑)

長々とお付き合いいただいて、ありがとうございました。
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ツバメの伊勢おかげ参り その2

2023年04月24日 | 紀行
4月19日(水)
2日目の朝はまず、宿泊するホテルから徒歩10分くらいのところにある二軒茶屋餅角屋本店へ。
ここは海路でお伊勢参りにやってきた旅人をもてなした天正年間(1575)創業の由緒ある茶屋。

川のほとりに船着き場があり、側に大きな木が茂っています。
なんか登りたくなる形状。


お店に入ってお茶と名物の二軒茶屋餅をいただく。

朝ごはん食べたばかりで入るのか?との心配はただの杞憂。
ほどよい甘みの餡と柔らかく上品なお餅に絡まるきな粉の加減が好みにぴったりで、今まで食べた中で一番おいしいかもと思ったほど。
ぺろりといただきました。
健太郎くんのファンであることを伝えるとお店のおねえさんの表情がぱっと明るくなり、健太郎くんが来店してジャーナルの撮影をしたときのことを興奮気味に話し初めてくださいました。
2度目の来店だった撮影時、本当に謙虚で好青年で、応援したい気持ちが自然と湧いてきたと。
奥でお餅づくりの作業をしていた年配の女性(ご店主さん?)をわざわざ呼んでくださって、そのときの思い出話が始まります。
隣に座って写真を撮ったときはもう嬉しくて嬉しくて腕でも組もうかと思ったそう。その気持ちわかります~💕
みんな目がハートになっちゃいますよね。
お二人の女性は少女のように顔を輝かせて、もはや健太郎くんにメロメロのご様子。
いろんなところで愛されてるのがわかって、ファンとしては嬉しさ全開でした。

健太郎くんおばあちゃんおススメのお醤油と、健太郎くんお気に入りの赤白合わせ味噌を購入。
かなり重くはなりますが、ここでしか手に入らない貴重なもの。絶対買おうと決めていたので、大満足でした。

一旦ホテルに戻って荷物を置くために、勢田川に沿ってそぞろ歩き。


江戸時代の伊勢への交通と物流を支えた「川の駅」や米問屋、蔵など往時の面影を残す建物も保存されていて、かつて行き交う旅人で賑わった風景にしばし思いを馳せました。

さて身軽になって内宮へ、いざ出立いたす!
内宮は伊勢の中心といえるお社で、全国民の総氏神のように崇められる天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする皇大神宮(こうたいじんぐう)の通称です。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡るとそこからは神域と言われるだけあって明らかに空気が引き締まります。

自然のパワーを浴び、神の鎮座まします尊い森の懐に抱かれて、細胞から入れ替わるような感覚を味わいました。
これは言葉にならないありがたさです。
やはり日本人なんだな。理屈を超えた細胞レベルの話です。
まずは古くからの参拝者にならって、五十鈴川のほとり御手洗で手を清める。
神様の鎮座される場所では物見遊山はご法度と意識を高く持ちながらも、厳選したジャーナルの撮影ポイントでは、静かにご迷惑にならないようにちゃっかり撮影。


約1時間半かけてひととおりの社を巡り終えて宇治橋を渡る。

この旅を計画していたとき、地図上に内宮の向かい側に「大水神社クスノキ」と書かれているスポットを見つけ興味を引かれていて、時間があったら寄りたいと思っていたのですが、うってつけにランチの予約の時間まで少し余裕があるので寄ってみることにしました。
なにしろ「クスノキ」は舞台『背信者』で健太郎くんが演じた役の名前だし、伊勢内宮の向かい側に大きなクスノキがあるというだけで神秘的な縁を感じたのです。
タクシーの駐車場の奥に石段と鳥居を発見。なかなか人目につかない位置に社がありました。
石段を登って行くと清掃係の女性が「どうぞお参りください」と声をかけてくれました。
ここは内宮の摂社で大水(おおみず)神社。

小さなお社を参拝したあと、女性にクスノキの位置を尋ねると、内宮に向かって右側少し高くなっているところに石垣に食い込むようにそびえる立派なクスノキを発見。なんと樹齢600年だそう。

女性は問わずともこの地の歴史について語ってくれました。
石垣の上はかつて神職を要請する学びの場があったこと。
宇治橋を延長した先にあるお社は饗土橋姫(あえどはしひめ)神社と言い橋をお守りする神様であり、式年遷宮で橋を架けかえる際に一万回お参りしてお札を授かりそのお札を宇治橋の外側から2番目の擬宝珠(ぎぼし)の中に収めるという風習があるそう。
今ではそれが転じて当該の擬宝珠を触るとまた参拝に来ることができるという言い伝えになっている。これは尾ひれの方で、大切なのは宇治橋は饗土橋姫(あえどはしひめ)に見守られていることに感謝する気持ちなのだと。
このように後の世の拡大解釈も含めて、本来の趣旨から遠ざかったり、いつの間にかついた尾ひれが広く浸透し信じられるようになってしまうこともあると、ただそれを嘆くだけではなく、しっかり勉強して物事の真偽を見極める力をつけなくてはならないと。

まさに舞台背信者で扱っていたテーマではないですか。
定かでない情報が独り歩きし、いつのまにか真実から遠ざかってしまう。
「(下世話なことに食いつき噂話の好きな)民衆はバカ。でもシビア。いつまでもあると思うな可処分時間」byイザクラ編集長。
人はようやく削り出した自由時間を面白くなさそうなことには使いたがらない。
皆、定評のあるテーマパークや写真映えスポットへ押しかけ、その上澄みをさらいたがる。

来る前はクスノキの大木の写真を撮りにちょっと寄ってみよう程度に思っていたところが、非常に重要なお社だったことがわかったうえに、心に響くお話を伺えて予想をはるかに超えた有意義な体験となりました。

もっとお話を聞きたかったですが、ランチの予約の時間が迫ってきたので大水神社を後にし、五十鈴川縁に建つ由緒ある食事処の「とうふや」へ。自家製の豆腐とアナゴ料理が名物です。
とうふや御膳を注文。豆乳の味が濃く、味わい深い。寄せ豆腐も何もつけなくても美味しく食べられる。アナゴ天は一本丸々。アナゴ叩きずしはご飯がつぶれるくらいに押されているのが特徴。どれもよいお味で五十鈴川を臨む景色とともに大満足でした。

お腹が満たされたあとは、おはらい町とおかげ横丁を散策。
一旦おはらい町の内宮から一番遠い端まで行ってから戻って来ながら気になる店先を覗いていきました。
ちなみに「おはらい町」は伊勢神宮内宮の宇治橋前から猿田彦神社方面へ真っすぐ続く参道で、その中ほどにある赤福本店前あたりにつくられた商業エリアが「おかげ横丁」。江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町の町並みを再現した観光地で1993年に完成したそうです。

お昼が充実していたので、なかなかお腹がこなれないものの、何としても赤福本店では伊勢名物として一番有名な赤福餅をいただかねばと半ば使命感で来訪。
店先に「つばめの巣づくりにご協力ください」と表示があって、街全体で燕の営みを優しく見守っているのだなと実感。
おはらい町を歩く間中、ずっと燕が頭すれすれくらいに低く飛んでいて、それぞれの店の軒先に作られた巣で待つ子ツバメにひっきりなしにえさを運んで来る姿がほほえましかったです。


赤福本店の店頭で注文して番号が呼ばれるのを待ち、小上がりの席に通されました。
健太郎くんがJornal vol.2に掲載された写真で座っていたのは川を臨む縁側のようだったので、それとは別の席でしたが内宮お膝元の本店で赤福をいただけて満足。


ひととおりお土産物などを物色したので、おはらい町を端まで抜けた先にある猿田彦(さるたひこ)神社へ。
猿田彦大神は人々を良い方に導き世の中の行方を開く哲行(みちひらき)の神として知られることから、芸能人も多く足を運ぶと言います。うちの近所にもあり、親近感。
健太郎くんが弱虫ペダルのロケで、近くの伊勢志摩スカイラインに来ていたとき、撮影の合間に永瀬廉くんと坂東龍汰くんを案内して来たそうです。
ここでもJornalを真似て撮影会。

バスで伊勢市駅へ戻り、有名な「ぎょうざの美鈴」へ。

店の外までにんにくのよい香りが漂う。入店まで外で10分ほど待ったでしょうか、カウンターだけの店内に最初は3人と2人が離れた場所に着席。しばらくして席が空いたら、5人並べるように移動してもらえました。そのあたりのさばきも流石だなと思いました。
とにかく安くておいしくてボリューム満点。三重の地酒「鉾杉」も美味しくてコップで2杯飲んでしまった。健太郎くんのファンだと言うとお店の人が喜んでお話してくれました。
おばあちゃんも行きつけで、とにかく健太郎くんのお母さんの美しさが衝撃的だったとお話されました。お店を切り盛りするお姉さんもかなりの美人と思いましたが…。二軒茶屋でも思いましたが伊勢は美人が多いのでしょうかね。
壁には多くの有名人のサイン。もちろん健太郎くんのも見つけました。

歴史も食も深い考察も目一杯楽しんだ伊勢旅2日目でした。
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ツバメの伊勢おかげ参り その1

2023年04月23日 | 紀行
このブログでは自分のライブスケジュールを主に掲載しているのですが、
今回は、人生初推しである俳優・伊藤健太郎くんにまつわる旅の話をお届します。

彼は東京都出身ですが、お母さまの実家が伊勢にあり、幼少期から長期の休みは伊勢のおばあちゃん(よりちゃんと呼ばれている)のお家で過ごしていたとのこと。
それもあって、ファンクラブの会報誌『GOLONDORINAS Jornal vol.2』(2022年6月発行)では、自分を育んでくれた伊勢への感謝の気持ちを表す旅のレポートが掲載されています。
昨年2022年5月3日に岩手県平泉町で開催された「春の藤原まつり 義経公東下り行列」に健太郎くんが義経役で登場するというので押しかけた大勢のファンのうち、現地で意気投合したグループ5名で、「会報誌に紹介された場所を訪ね歩く旅をしたいね」とかねがね話していたのです。
今回、その願いがかなって伊勢旅行が実現したので、レポートを兼ねて幸せの時間をお裾分けしたいと思います。

4月18日(火)東京から新幹線で名古屋経由、快速みえで伊勢市まで。
伊勢市駅に降りた瞬間から、ツバメが飛び交うのが目に入る。
駅構内に営巣し子ツバメにエサを運ぶ親ツバメが飛び回る姿が微笑ましい。


古くからお伊勢さんへの参拝客を迎え入れて来た風土からだろうか?
おおらかにすべてを温かく包み込む空気とゆったりと流れる時間。
これが伊勢の第一印象。
そんな豊かな風土が健太郎くんの伸び伸びとした真っ直ぐな人柄を育んだのだろうと想像します。

伊勢市駅で荷物を預けて参宮線に乗って二見浦(ふたみがうら)へ。
二見浦は、古くからお伊勢参りの前に身体を清めるために参拝客が最初に訪れていた場所ということで私たちも最初の訪問地としました。
と、その前に腹ごしらえ。なにせ東京駅を朝早く出発したのですでに腹ペコ。

二見浦駅からほど近い「お食事処」の幟が立つ魚介類卸専門店が併設する「ホリグチ生さざえ」へ。
1階が売り場、2階が食事処になっていて家族経営のまさにお宅にお邪魔したような気分。
しょっぱなから、他では味わえないような雰囲気を味わえてワクワク感いっぱいの旅が始まりました。

我々だけの貸し切り状態で心置きなくひと盛り上がりした後、徒歩で二見興玉(ふたみおきたま)神社へ。

ここは古来から伊勢神宮に詣でる前に禊を行っていた場所として知られ、神社の目の前の海岸に「夫婦岩(めおといわ)」と呼ばれる大小二つの岩が寄り添うように顔を出し注連縄で結ばれています。縁結びの象徴ともされますが、二つの岩の間から登る太陽を崇め、沖合に沈む興玉神石(おきたましんせき)と呼ばれる岩を拝する鳥居の役目を果たしているという聖地です。
聖地らしく霊験あらたかな空気。
二つの岩を結ぶ大注連縄は年に3回締めかえるとのことですが、その現場を見てみたいとも思いました。

いたるところにカエルの石像があるのは、海の安全の守り神とされる興玉神石にちなんで旅人や船が「無事かえる」ようにとの願いを現しているそうです。


次に、神社からほど近い海沿いに建つ賓日館(ひんじつかん)へ。
明治20年、伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として建設され、皇族の宿泊場所として利用されました。
当時の西洋建築の粋を集めた格調高い様式で美しい佇まい。

残念ながら火曜休館のため中は見学できませんでしたが、だからこそできたことが!
Jornal Vol.2に掲載された写真では健太郎くんが閉じられた門の前でポーズをとっています。健太郎くんと同じポーズをとって、順繰りに撮影会。
一人がモデル、一人がカメラ、もう一人が「もうちょっと体を右に向けて」などとディレクション。
これも休館日だったからこそ、そしてグループだからこそできたこと。
皆にわかモデルとしてポーズをまねて見るものの、妙にぎこちないところがかわいかったです。
恥ずかしながらモデルの真似事の成果をご覧あれ。

健太郎くんと同じ場所に立てただけで幸せです。

賓日館の目の前の海岸をそぞろ歩き。
波打ち際まで行って海水にちょっと触ると、冷たくも温かくもない温度。
きれいな水、おだやかな波の音に癒されました。
人間は月に一度は海を見ないとあかんな~と思いました。

そぞろ歩きのあとは、歴史ある木造建築の旅館や店が立ち並ぶ。二見興玉(ふたみおきたま)神社の表参道を駅方向へ戻ります。
表参道といっても平日は人もまばらで閑散とした道。
廃業したと思われる旅館もちらほら。

急にツバメが飛んできて、和菓子屋さんの店内に入って行ったのが見えました。
「五十鈴勢語庵」という老舗の和菓子屋さん。

導かれるように店内へ吸い込まれ見てみると、
なんと、店の天井に燕がいくつも巣を作り、子どもにエサを取ってきては何度も運んで出入りしているものもいれば、今まさに巣を建設中で材料となる小枝などを運んで来てはくっつけているものもいます。

お店の人としばし会話。毎年やってくるツバメに天井を提供しているとか。
なんと大らかな。
グループで押しかけてお騒がせして申し訳ないのもあり、「天戸の塩ようかん」おいしそうだったので購入。
天戸の塩は二見浦の海水から作られた塩で貴重な一品なのだとあとでわかりました。


二見浦駅から参宮線で伊勢市駅へ戻り、伊勢神宮 外宮(げくう)を目指します。

伊勢神宮は正式には「神宮」と言って内宮(ないくう)外宮(げくう)はじめ、125のお社から成り立っています。
お伊勢参りとは、一つのお社をお参りするのではなく、全部とは言わないまでも外宮から内宮の順番で主たるお社を参拝して回ることなのですね。
私は日本人としてずいぶん長く生きてきたのにもかかわらず、全国の神社の総元締めともいえるお伊勢さんのお参りの作法をこれまで知らずにいました。
今回の旅を企画するにあたって調べてはじめてわかったことがたくさんで、恥ずかしいと同時に、学びの機会を与えられてありがたい気持ちになりました。

ご興味のある方はぜひ、伊勢神宮のサイトをご参照のほど
https://www.isejingu.or.jp/


「外宮」とは衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の通称。


お伊勢さんはお願い事をする場所ではなく、感謝の気持ちを伝える場所だそうです。
お願い事がある人は外宮・内宮とも中心となる「正宮(しょうぐう)」ではなく付随する別宮(べつぐう)でするのがよいそうです。
なので私は正宮では
「これまで健康に過ごさせていただいてありがとうございます。
伊藤健太郎くんの存在に気づかせてくださってありがとうございます」
とお伝えしました。

広い境内を巡り、別宮では家族の健康と健太郎くんの活躍をお祈りしました。
会報誌の写真が撮影されたスポットを見つけると、他の参拝客の迷惑にならないように気を付けながら構図を真似てお互いに撮影。
精霊かと見まごう透明感の健太郎くんのようにはいきませんが、なかなかいい感じに撮れたのでは?

外宮をひととおり巡った後に、閉館前の滑り込みで「せんぐう館」を見学。
20年に一度の式年遷宮や供物などの製作にどれだけの技術・労力がかけられて来ているかの資料を目にすることができ感激。もっとゆっくり見て味わいたかったです。

伊勢市駅前に戻り夕食のあと、会報誌で紹介されているBar Recipeへ。


古民家を改装した落ち着いた雰囲気のバーで、襖で仕切られた座敷の8畳くらいの個室に通してもらって5人で気兼ねなくおしゃべりできました。
マスターに来訪の目的を告げると、健太郎くんにまつわることたくさんお話してくださいました。
健太郎くんのお母さんとマスターの奥さんが同級生ということで、健太郎くんが小さかったころから、よくお店に来てくれていたとのこと。
以前は別の場所にあったお店をこちらに移転してからも何度も訪れているそう。
昔からとてもかわいくて、見た目も中味もきれいなピュアな子だとおっしゃっていました。
ジンの銘柄は選べるとのことでおすすめのタンカレーでジントニックを注文。
帰り際にカウンターに座って写真撮らせてもらいました。

同じように写真撮って行く女性のお客さんが何組も来ているとおっしゃっていたので、すでに健ラバさんたちが足を運んでいらっしゃるのですね。
マスターも女性客が増えて嬉しそうでした。
ホントに素敵な落ち着くバーなので、機会があればまた訪れたいです。

初日から気分の上がる体験ばかりで、歩数計は2万歩超えの強行軍ながら、
むしろ鋭気みなぎる充実感の初日でした。

その2につづく
コメント (2)
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