京医ボート部ブログ

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冬をあたためる

2018-12-12 23:12:12 | 日記

 

いつの間にか年の瀬が近づき、夏が遠い昔のようです。

 

年明けにはCBTもマシンローもあるのですが、いまだに僕は2X昴流で漕いだり、NZ遠征組とエルゴをしたりしています。

2018年はなんとも大変な1年でしたが、Head of Setaを終え、僕の中のなんやらかんやらも少し片付いて、また新たにrowingと向き合えている気分です。

Hardなエルゴメニューや早朝のスプラッシュに凍えそうになりながらも、日々を楽しんでおります。

 

朝5時。

まだひっそりと残る夜の中、小さな灯りと共に漕ぎ出します。

水面は深海を切り取ったように暗く、艇のライトや唐橋の明かりが静かに映っているばかりです。周りにほとんど明かりがなく、夜空も町も川面も区別がつかないので、ちょっとした宇宙のなかで漕いでいるような感覚になります。

やがて少しずつ東側が白んでくるのですが、その頃になるとぽつぽつと陸へあがりはじめ、気づけば普段の瀬田川です。

陸に上がると次第に冷えてくるので、手早く片付けを済ませてシャワーを浴びます。

スプラッシュを浴びていた頃は手足の指先が底冷えして、お湯を浴びると痛みすらあったのですが、最近はなくなってきました。遼太もだいぶ上達してきています。僕もがんばらねば。

 

このごろ寒いので、ときおり銭湯へ行っています。

今日も、月が細いなーとか夕暮れの町って切り絵みたいだなーとか思いながら、自転車で訪れました。

入り口の暖簾をくぐると、いかにもな靴箱に対面します。やって来たぞ。

いい感じに無愛想な番台で会計を済ませ、再び暖簾をくぐります。荷物をロッカーに入れ、支度が出来たら、さあお風呂です。

タイル貼りの壁と、丸い鏡に横並びの洗い場。桶にはケロリンの文字…は書いてありませんでした。

立ちこめる湯気のなか身体を洗い、意気揚々と湯船へ向います。

さてさて銭湯の面白いところはヘンテコな湯船も取りそろえているところです。変わった色のお湯もあれば、電気なんてのもあるし、超強力トルネードエステ風呂という奇天烈なものまで、やりたい放題です。もちろん普通の湯船に近いものもありますが、大抵それらしき効能の説明や謂われが書かれていて、それもまた一興。

湯船のなかでたゆたっていると、身体も心地よくほぐれ、心がとけるようにリラックスしていきます。ほのぼの。

ふと隣をみると、ストレッチをしているおじさんがいたので、僕も真似してストレッチしました。

そんなこんなで堪能したら、脱衣所にもどります。この頃には全身がぽかぽかして、なんだかあつい。しばらくは、お風呂カレンダーを眺めたり、入浴マナーの張り紙を読んだりして余韻にひたります。

あとは、湯冷めしないように下宿へ戻るだけなのですが、最後に一つお土産があります。

出入り口の靴箱や暖簾の下で、他のお客さんとすれ違うことがあります。このとき、僕は銭湯に向うときのワクワクを再び思い出し、その時の気分を少しおすそわけしてもらってから、家に帰るのです。もはや完全に僕の一人芝居です。

でもいいんです。銭湯にいって心地よくなって帰ってくる。それだけで充分です。

 

帰り道、この心地よさは何かに似ているなーと思ったら、お酒でした。

冬は日本酒が飲みたくなります。暖かい鍋料理でも囲みながら呑みたいなー。雪見酒してみたいなー。

なんだか久しぶりにこんな気分になりました。

 

相変わらず何の文章を書いているのか分かりませんが、これも銭湯のせいにしておきましょう。

気ままに書き散らした挙げ句、片付け方も分かりませんが、そろそろ終わりにしようと思います。

また気が向いたら書こうとおもいます。

そんなかんじで。

 

 

4回生 西崎

 


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