京医ボート部ブログ

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いざ、戸田へ

2015-06-26 18:34:42 | 日記
こんばんは
大槻です。
今、まさに新幹線で東京へ向かっている途中です。
今朝から頭痛で色々とやる気でないけど、せめてblogだけでも書いてやろう、というもくろみです。


夏シーズンも折り返しの時期、春から数えるとかなり時間がたちました。
明後日はいよいよ東大戦です。
第Ⅹは、とにかくキャッチを重視して練習してきました。
なかなか艇速にはつながりませんでしたが、最近やっと報われるようになってきました。


しかし、一番の欠点としては、試合という一回限りでベストパフォーマンスを出せていないことです。
朝日レガッタでも、並べの1000ttでも、スタートから上手く落ち着けず、そのままダラダラ…2本目になると急にリズムがよくなって1本目よりもタイムがいい、といった展開は何度も経験してきました。


僕自身についていえば、同じ失敗を繰り返したのは、今まで心のどこかに「2本目良くなったし、次は1本目から良くなるやろ」といった楽観的な考えがあったからだと思われます。また、個人の技術を重視するあまり4人で合わせることに貪欲になりきれてなかった、というのもあると思います。初めはサイドチェンジでフェザーすらままならない、という感じで仕方なかったですが、いつまでも甘えすぎました。今はもうそんな時期ではありません。



明日も練習がありますが、気の抜けるストロークは1本もありません。「upから、1本目から」という意識はクルー内でより高まってはいますが、まだまだ速くなれるはずです。


「失敗しても次に活かす」ではなく「今までの失敗を足場に次は絶対に成功させる」ことができるように、東大戦ではベストパフォーマンスを出したいと思います。

ボート部におけるももクローナルな青春について

2015-06-05 23:45:52 | 日記
 「アイドルには絶対はまらないですよ」
1回生だった私が、上回生に言い放った言葉である。当時の私は、アイドルは擬似恋愛の偶像だと考えていた。懇意に指導をしてくださる上回生に勧められようとも私は頑なだった。今思えば無礼で短絡的な態度である。また、「青春コンプレックス」を抱えた私は自己肯定が出来ず卑屈な思考に傾倒しがちであった。しかし学年が上がり責任ある立場になるには幼稚が過ぎた。私は変わった。今では物事の捉え方も前向きになり、前進を続けるスタンスが自分の中で確立されたように思う。何が私を変えたのだろうか。同じ悩みを持つであろうボート部員に、私は1つのスパイスを贈りたい。その上回生が私にくれた、青春のスパイスである。

 ボート部では、青春が失われてしまった、あるいはボート部に入ったため現在進行形で青春を失っている者が多い。男子校出身の者はもちろん、私のような共学出身者でさえ、ドラマのような異性とのさわやかな学園生活とは程遠い場所にいたのではないだろうか。これは深刻な事態である。「青春コンプレックス」という言葉があるが、こうした現状の中で我々は承認欲求、あるいは理想の青春像としての自己実現の欲求を満たされる機会が日常にそうなく、ひいてはメンタルバランスにも大きく影響を与える。クルー内の意識統一が大事といえども、本来人間が満たされるべき社会的欲求が燻っていれば、生活の根本から崩れる危険性がある。

 これにはいくつか理由があろうが、そのうちの大きな要因の1つとして、「青春の謳歌の仕方が分からない」ことが考えられる。そのまま理想が膨らみ現実感が薄れると、視野狭窄し、もはや「異性」という観点からしか青春を捉えられなくなる。これは不健全な思考である。部員とマネージャーが対等に、そして団結して目標に向かうボート部においてはまた別の、クリアで爽やかな青春を送れるだけの土壌があるはずだ。

 では我々はどこからその原動力を得れば良いのだろうか。そう、ここで私が薦めるものこそ、ももいろクローバーZである。彼女たちは他のアイドルや歌手にはない、非常にボート部向きな魅力を持っている。その魅力は、ずばり「全力」だ。彼女たちのアイドルとしてのスタンスはこれを全面に押し出すことで確立されている。

 まず、パフォーマンス、彼女たちは全力で踊る。激しくしかし切れのあるメリハリの効いた振り付け、手足の指先まで意識が向けられた動き、説得力のある視線、表情。オーディエンスに対して常にメッセージを伝え続ける熱意がダイレクトに感じられるだろう。高校、大学と人前で何かを表現することを少しかじった者としては、こういった動作が極めて洗練されていることに心を大きく動かされる。

 つぎに歌である。昨今、口パク、という言葉が使われるようになり、特にライブやテレビ番組内での歌唱時のリップシンクが非難される傾向にある。しかしももクロは違う。彼女たちは常に、生歌で歌う。確かに音程は安定しづらくなり、激しい踊りの際は呼吸も荒くなるが、それがむしろ、彼女たちの「全力」さを表す魅力ともなる。私自身は口パクそのものについて是とも非とも結論できないが、ももクロはこれを上手く自分たちの魅力に昇華させているといえるだろう。

 そしてもちろん、歌詞もこれを支えている。いざ我々がエルゴに向かうとき、掛けてほしい言葉は「君が恋しい」ではなく、「お前ならできる」である。恋愛を想起させ異性・同性受けを狙ったすかした歌詞は、エルゴや筋トレには必要ない。「逆境こそがチャンスだぜ」「考えるより 体を動かせ」といったフレーズに代表される、今この瞬間で出し切っていくという姿勢は、エルゴや乗艇での実際のコールと共通するものがあるだろう。我々の青春は恋愛によってではなく、全力によって語られるものだからである。

 彼女たちのこれらの魅力が、我々に原動力を与えてくれるのは確かである。理想的な青春の思い出がない我々でも追いかけることの出来る唯一の青春の形、それが「Passion」だからである。エルゴ、筋トレ、乗艇、どれをとってもボート部では「Passion」を求められる。日々の練習に打ち込み、その先に待つ勝敗の行方に感極まったことは誰しもあるはずだ。我々が「青春だ」と感じ、充足感に満たされるのは、この「Passion」を介したときなのである。

 さて、ここで疑問に思う者もいるだろう。本当に彼女たちは、自分の青春を預けられるだけの存在なのだろうか、ただそういったイメージを植えつけるマーケティングなのではないかと。安心してほしい。確かに彼女たちは「全力」を売りにしているが、それは建前だけではない。彼女たち自身、常に努力をし、成長し続ける存在である。また、裏表のないアイドルともされている。コラボした歌手やスタッフが口を揃えて、「カメラが無くても変わらない」と感心する。詳しくは、You Tube公式チャンネルによる「はじめてのももクロ ダイジェスト版」などを参照すると良いだろう。KISSとコラボし、演劇に挑戦し、力不足だといわれやすい歌唱力に関しても、むしろ成長の過程が感じられる、現在進行形のアイドルなのである。

 応援し、応援される。「Passion」をもらい、「Passion」を生み出す。このきわめて健全な、高みへ高みへと積み上げられていく双方向のコミュニケーションが、我々を青春の渦へと巻き込んでくれるのだ。

 いかがであろうか。彼女たちはアイドルとしては「らしくない」衣装に身を包むこともあり、何かイロモノ的な、「変わった子たちだ」という印象をあなたも持っているかもしれない。きっかけはそれでもかまわないだろう。得体がよく分からない「クセモノ」な彼女たち。だけどどこか気になってしまう、そうして徐々に彼女たちの秘める勢いに気付かされいつしか元気をもらうとき、あなたもすっかり魅了されているのである。元気がほしいとき、慰めてほしいとき、背中を押してほしいとき、楽しみたいとき、そして、勝ちたいとき、あなたのそばに彼女たちがいることを願う。


他ブログ紹介(cox視点

2015-06-05 20:02:43 | 日記
4回生コックスの玉城です。
中部学生選手権お疲れ様でした。

今回の遠征でコックスとして得られたものを紹介しようと文章を書いていたのですが、文字数のみ膨れ上がりまとまりがなくなって、何を伝えたいのか分からなくなってしまったので、載せるのを諦めました。

代わりと言っては何ですが、最近見つけたボートブログを紹介しておきます。

Don’t bite off more than you can chew.

東大で漕手からコックスに転向した人のブログのようです。

考え方、ボートへの向き合い方がこれ以上ないほど共感できました。

これは自分用メモですが、一番最初の記事のURLはこれなので、ここから読み始めれば時系列に全部読めます。(全部で150記事ほど)

いくつか記事をピックアップします。
出来うるなら、リンクを辿って全文を確認してほしい。


いい練習をするということ
>勝つためにはいい練習を積み重ねることが何よりも、何よりも大切。
ではいい練習を積み重ねるためには、何が一番大切か?
それは、「クルー全員が、心身ともに元気な状態で練習に臨むこと」


一丸になるということ
>ずっと違和感を感じていた。

みんなフォーカスに対して本当に納得して練習に臨んでるのか?ストサイは次々に#7をクビになってるけど、本当に心から柳井のリズムにはめたいと思ってるのか?
クルーの気持ちが一つになれば、艇は走る。心がざわついていれば艇の動きもザワザワするし、考えていることがばらばらならオールもバラバラ動く。
スポーツの一番大切なところは、技術よりも体力よりも、そこだと。今回のサッカーW杯の日本代表も、そこ。横矢さんに言われて見た、中澤のW杯日記(youtube)も、それ。
そこが出来ていればいい練習ができる。いい練習ができれば技術も体力も信じられないスピードで向上していく。


食事
>極端な話、食事に無頓着な人間は強くならないと思う。たとえ客観的にみて正しくなかったとしても、「これを食べたら強くなるんだ」みたいな一種のこだわりがある人と、ない人というのは、強くなろうというまさにハングリー精神のレベルが違うんじゃないかと。


ロータンモーション
>それから、体幹の強さ。とくにスイープではキャッチの瞬間に体をねじる力が働くから、それに耐えられるだけの体幹の強さが必要。その強さがないと、体が無意識にトップエントリーを避けるためにブレードが戻ってしまう。っていうのがフェアバーンの言うところの「腹筋が強くなれば潜在意識がもたらす自然な動きによってよりトップに近いところでエントリーが決まるようになる」という言葉の俺なりの解釈。





どうですか?
・練習を積み重ねること、
・食事の大切さ、
・コアの強さ(キャッチの強い姿勢)
普段から僕が強調している(つもりになっている)ことです。
あまりにそのまんまで少し驚きました。

また、このブログでは同時に漕手8人が、さらにコックスが、コーチが、サポスタが、強い意志をもって事に当たる難しさも書かれています。(ソウゾウリョク)


最後の記事によると、この人は最後まで理想に届かずに艇を降りることになったようです。
僕は3か月後、納得して艇を降りられるよう、セコフォア5人で、現役12人で、部全体で、当たり前を日々こなせるよう最後まで努力していきたいです。