京医ボート部ブログ

京医ボート部のホームページはこちらから。
http://kyouiboat.wixsite.com/kumrc

フレーフレー!対校クルー!

2019-06-22 18:20:52 | 日記
どうも、最近我が家にやって来た白文鳥のピッチーに耳ばっか噛まれる2回生の山崎です。耳を引きちぎるみたいに噛むのでめちゃくちゃ痛く、耳を手で塞いだりしたら「きゃるるるるる💢」とピッチーが激怒するので、大好物の粟穂を渡すと上機嫌になってやれやれ。こんなことを毎日しています。

僕は西医体は鷲谷さんとダブルで出場しますが、先週にあった京都ボート選手権までの1ヶ月間はシングルで漕いでいました。船を動かす感覚を覚えて今まで握り込んで腕が疲れる癖を無くすことを目標にしてきました。実際に1ヶ月乗ってその効果が実感でき、今までスタート力漕から既に腕パンを起こしていて1000mはおろか、500mすらまともに漕げなかったのが、シングルでは腕が疲れることなく1000mを通してタイムをコンスタントに漕げるようになりました。
ということでかなりの自信を持って京都ボート選手権に臨みましたが、その日は今まで体験したことのないラフコンディションになってしまいました。この時の自分は冷静さを失い、「足で押す」という一番学べたことを最初はすっかり忘れてしまい、ただレートを上げて腕だけ疲れる元どおりの漕ぎになってしまいました。後半から我に返って足で推そうと頑張りましたが、4位という不甲斐ない結果で終わってしまいました。
一番自分が足りなかったなあと思ったのはやはり「割り切る」ことだったなあと思います。静水だろうが海みたいなラフコンだろうが足でもして船を進めることには変わりありませんし、だいいち、試合の時にラフコンで喜ぶ漕手はまずいないと思います。「皆が不利なんだから思い切って自分の漕ぎを貫こう」と思わないと自分だけがビビっていたら他の人に最初から突き放されてそれで終わりです。
今回の反省を踏まえてしっかりと自分の漕ぎが出来るようにラフコンの時も当然視野に入れてハイフェザーなどを練習に取り入れて2人で息を合わせて頑張っていきたいと思います。そして、瑞雲、伊吹という大きなライバルに死ぬ気で打ち勝ちたいと思います。


もう東大戦までもうあっという間のあと1日。僕は陸の上で死ぬ気で応援したいと思います。
片岡!リッキー!きょーいち!グッチー!マツモト!風邪ひかずにベストコンディションでぶっちぎりで勝ってくれ!!ファイト!


白ピクミンの述懐

2019-06-19 10:12:37 | 日記

こんにちは、二回生の松本です

つい先日前回のブログを書いたような気がするのですが...もう順番が回ってきてしまいました。夜風がまだ涼しい、初夏の候です
 
さて、目先の試合は東大戦です。僕は今年は選手として初めて東大戦に出漕するのですが、僕含め3人の医学部生は医学部フォアだけでなく全学エイトにも乗らせてもらえることになりました。
全学漕手との共同練習は学べることが本当に多く、実際医学部での練習にも取り入れさせてもらったテクニック練習もあります。なによりも練習が楽しいのが一番です!
 
そんな中ある日、全学での東大戦壮行会に参加しないかという誘いを受けました。全学の方々と交流できるいい機会なので是非ということで2つ返事で参加することになりました。僕たちは無料で焼肉を食べられるということを聞かされていて、わくわく楽しみにしていたのですが、実はここに罠があったのです。
 
なんと、東大戦に参加するクルーは全員、壮行会で芸かネタを披露しなくてはならなかったんです。去年まで壮行会に参加していなかった僕達は当初その事実を知らず、どんなネタをしてもいいかもわかりませんでした..
進退窮まった医学部3人が選択したのはパンスト相撲。内輪ネタもわからず準備期間も無い我々の間には、取り敢えず体を張らなければいけないという共通見解があったためです
 
しかし壮行会の1時間前になって、ふと恐ろしいことに気付きました。パンスト相撲にはオチが無いのです
パンスト相撲は盛り上がるかもしれませんが、どうやって幕引きをしたらいいのかわかりません。
推敲の末の結論が、パンスト相撲で負けた人が一発ギャグをするというものでした。それしか許してもらえる術は無さそうに感じられたのです。
それからが大変です、これまで一発ギャグなどしたこともないのに、馴染みのない大人数の漕手の前でギャグを披露するのです。考えている間にも壮行会の開始時刻は近づいてきました
 
しかしよく考えれば、一発ギャグをするのはパンスト相撲で負けた人だけ。ではパンスト相撲に全力を注げばいいじゃないか!そう考えた僕は、それからひたすらパンストの外れにくい被り方の研究に執心していました
 
そして迎えた壮行会、医学部の前のペアは漫才で会場を大きく沸かせていました。医学部の谷口の紹介で始まったパンスト相撲、研究の甲斐あってか一発ギャグの憂き目を見たのは谷口でした。
完成度の高い一発ギャグで笑いを取った谷口を、しっかりパンストを被ったままで見届けた残り僕と澤田はその後、無根拠な達成感に浸りながら、全学の漕手達のネタを大いに楽しみ、焼肉を頬張っていました。
 
無事に?全員のネタが終わり、ラストオーダーも過ぎてそろそろ壮行会もお開きかなときょろきょろし始めた頃、事件は起こりました。
 
司会の近藤さんが医学部のいるテーブルに寄ってきて、不穏なことを言い出したのです。
 
「医学部の澤田と松本ってネタやってなくない??」
 
2人が全力で否定したのはいうまでもありません。パンスト相撲がネタだった、みんなネタでもうお腹いっぱい、そもそもネタってなんですか? さまざまな抵抗のすえ、近藤さんが譲歩案を提案してくれました。
 
「松本は選考頑張ったから今回はネタは無しでいいや。澤田ネタやってこい」
 
その時僕は、近藤さんの後ろに後光がさすのを見ました。その提案に1も2も無く賛同して澤田を押し出した僕は、高見の見物を決めることにしたのです。
 
結局澤田が、高校授業中に思いついてから3年間温めてきた渾身のネタを披露し、沸いたあとの会場はすっかりお開きムードです。
左ぁさぁ帰って寝るかとエプロンを畳んでベルトを調整する僕の耳に、近藤さんの信じ難い発言が入ってきました。
 
「そういえば、医学部でもう1人ネタを披露してない奴がいたよなー!」
 
その瞬間の僕の感情は筆舌に絶します。驚き、困惑、絶望、諦めのmixtureが波立って襲ってきました。「お、おい近藤...」
 
放心状態のまま全員の前に立たされた僕がやったネタは白ピクミンです。詳細は省かせてください。反応は御察しの通りです。一気飲みしたビールは美味しくありませんでした。
 
何が言いたいかというと、ボートは楽しいということです。クルースポーツである以上責任が伴い、色々妥協しなきゃいけないことがありますが、全員で感情を共有し、勝利に向かって努力するのは至高で、やはり得難い経験です。
 
長々と書きましたが、実は明日の朝から戸田に入ります。どんな結果になるのか!楽しみでもあり不安でもあります。東大戦パンフレットを見ていると、OBの方々がいかに東大戦に気をかけてくださいっているか、どれほど期待されているかを実感し、身が震える思いです。
 
二回生 松本侑
 
追伸ですが、東大戦ホームページに書いてある僕の体格は間違っています。身長182cm体重80kgの巨躯は僕ではありません、176cm70kgが正確な値です。

対校について

2019-06-11 11:35:49 | 日記

最近暑さが増してきて、夏の到来が感じられる季節になってきましたね。

ちなみに僕は暑い方がテンション高めな感じがして好きです。ロースー焼けもできますしね。

 

そんな僕は春頃から第Ⅹ芝蘭という艇に乗っています。(エックスじゃなくて10です!)

この第Ⅹ芝蘭、ただの舟ではありません。いわゆる対校艇と呼ばれる舟です。

そもそも皆さんは「対校」という言葉をご存知でしょうか?

僕は中高とテニスをしていて大学でボート部に入ってからこの言葉を知ったのですが、別に難しいことはなく、その部活の代表という意味です。

他の部活でいうレギュラー、団体メンバーとかと同じようなものですね。

 

しかし、ボート部において対校が持つ意味は特に大きく、それは様々なところで感じることができます。

例えば、去年の西医体では、新人が優勝・準優勝、シングルが優勝、ダブルが4位でしたが対校は残念ながら順位をつけられず、結果総合2位。総合優勝したのは対校フォアで優勝した熊本大学でした。

つまりそれだけ対校で得られるポイントが圧倒的だということです。

他にも挙げると、対校クルーには大抵最高ランクの舟が支給されます。ボートでEmpacherといえばオリンピックでの使用率も非常に高いような最高級艇ですが、僕たちの部活では対校艇のみがEmpacherの舟です。

それ以外にも挙げればキリがないほど対校クルーは良い待遇を受けます。

 

ではなぜ対校クルーの待遇はそんなに他とは違うのか。それは「対校艇は部を代表して勝たなければならないから」に他なりません。

対校を勝たせるために周囲の人が動いてくれるからこそ成り立つ状況なのです。

 

しかし、情けないことですが現在の対校クルーは結果を残せていません。

なかなか技術が向上せず、結果としてあまりタイムが伸びず、朝日レガッタでは僅差とはいえ勝ち進むことができませんでした。

むしろ小艇(シングル、ダブル)の方が勢いがあったくらいです。

その上、対校艇としては特に起こしてはならないような事故まで起こしてしまいました。

 

このままではいけない。対校は目に見える形で結果を残し、支えてくれる人たちの期待に応えなければならない。

気合いを入れすぎて空回りしてはいけませんが、そのようなプレッシャーを受け止めつつしっかり勝っていくことこそが対校の使命だと考えます。

 

まずは来週末の東大戦。勝つ光は見えていると感じています。少しずつですが技術は上がってきていますし、パワーで引けを取ることはまずないでしょう。

 

「応援してきてよかった。これからも応援しよう。」と思ってもらえるようなレースがしたい。今度こそ勝利を京医ボート部に。

 

2回生 谷口雄生


もう6月だよ

2019-06-06 09:00:52 | 日記

 

振り向けば   カヌー転がる   初夏の朝

 

お久しぶりです。5回生の下宮です。


沢山いた鴨も姿を消し、新人カヌーが川の至る所でひっくり返っている、

そういう季節になりました。

 

今週末は我らの新人のデビュー戦があります。

どんな力強い漕ぎをしてくれるか楽しみにしております。

 

さて、私はといいますと、ポリクリが始まって早2カ月が経過しました。

今までの座学とは違い、実際の患者さんを前にすると緊張もしますし、

勉強不足で無力感を持ったりも...

 

そんな中でも、西医体の主管責任者をしながら西医体にも出る。

そんなハードスケジュールを綱渡りのようにこなしてます。

 

なぜか引退してからボート部にのめり込む、

これは現実逃避でしょうか?


....おっと誰か来たようだ

 

今年もダブルで西医体に出ます。

相棒は2回生とくま。

爆速のドライブには驚きを隠せません。

暴れ馬をいかにうまくコントロールするか、それが課題でしょう。

今後も成長が楽しみです。

 

まずは来週末の京都ボート頑張りたいと思います。

 

またね。

 

下宮


夏、はじまる

2019-06-01 09:53:55 | 日記

テスト前にヤバイヤバイ言ってるやつに限って単位落とさない、どうも澤田遼太です。

2回生になり、1回生は本当に楽だったなあと痛感しています。大きなテストは続くし、解剖はしんどいし、医学部らしさが少しは出てきたでしょうか。
 
ボートはといえば、全日本選手権が終わりました。やはり全日本はレベルが高いですね。僕らとしても、朝日レガッタが終わり、東大戦、西医大へと進み始めています。
 
春シーズンは、自分自身の成長と足りない部分を大きく感じることができたシーズンでした。これまでは、ローイングの基礎を叩き込んできた感じがしていましたが、春シーズンでは少しステップアップできた気がします。船を進めるとはどういうことか、水を掴むとはどういうことか、水は掴むのではなく掴まれる(?)などとボート脳が身についてきた気がします。
 
また、貴重なレース経験も積めました。なによりも準決勝が頭に残っています。決勝に行くには準決勝で組の中で1位にならなくてはならず、同じ組には予選2位のタイムを出していたクルーがいるという状況。その中でも増井さんは本気で勝ちに行くレースプランを、考えていました。始めは勝つなんて無理だろうと思っていましたが、勝てばとてもすごいことなんじゃないか?、勝ちに行こう、勝ちたいという気持ちが強くなっていきました。結果は、惨敗でしたが、圧倒的な相手に少しでも勝ちに行こうという気持ちが生まれたのは大きな前進だと思います。
 
「現役医師として、全日本級の大会で表彰台に上がるような状況にロマンを感じるだけです。カッコよくないですか。」

これは、現役の外科医としてトレーニングを続ける中村大地さんの言葉です。全日本選手権でもベスト16に残り、本当に成し遂げてしまいそうです。
 
医学生が他のクルーをぶち破っていく。ロマンに溢れていませんか。
 
僕の周りには、道を指し示してくれる人がたくさんいます。まだまだ誰かの道に沿って生きていくことしかできませんが、いつか僕が誰かに道を示すことができるよう、僕が誰かの目標になれるように精進して生きたいです。