京医ボート部ブログ

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幻の沈練合格

2018-11-17 11:49:49 | 日記
こんばんは、1回生の山崎です。

さて、2週間前に秋シーズンの総決算、加古川レガッタが終わり今は1週間後に迫るヘッドに向けてクォードの練習に励んでいます。加古川レガッタの戦績としましては、
▷男子ダブルスカル
・雲流:準決勝4位
・昴流:6位入賞
▷男子舵手付きフォア
・第九芝蘭:敗復2位
▷新人男子舵手付きフォア
・紅覇:5位入賞
となりました。僕のダブル艇の雲流は、敗者復活戦に回って準決勝に進出しましたが、力及ばず準決勝4位という形になりました。しかし、京都レガッタからの2週間、バウの鷲谷さんから手の力みをなくすことや航路をまっすぐすることを中心に指導をいただいて、最終的に加古川レガッタで自分の全力を出せることができたので悔いはありません。次の大会ではもっといい結果を残せるように冬シーズンでは体力、パワー、精神力を貪欲につけていきます。

冬シーズンにも差し掛かり、今無性にやりたいのがシングル練です。しかし、残念ながら沈練があと一歩、ほんのあと一歩及ばずで失敗に終わりこのままだと春シーズンまで持ち越しになってしまいます。バウ練ももう終わりを迎え、あと沈練だけなんとかならないか… 周りの同回生が次々と受かっていく中、僕は例えようもない不安と葛藤にかられていました。

そんな中、僕はある夢を見ました。最近艇庫でワンピースを最初から懐かしみながら読み直していたからなのでしょうか、不思議な夢でした。

僕が乗艇をしようかなと思っていたら、下宮さんが出てきて、
「おい、今日はノックアップストリーム(突き上げる海流)が起こりそうやから乗艇はなしや」
と言われたのですが、僕はそのままシングル艇を出して、瀬田川よりもだだっ広い静かな川で一人気持ちよく漕いでいました。
そしたら、予言通り本当に下からノックアップストリームが起きて、僕は何も抗げないままそれに身を任せて上空へと飛ばされました。あんなに広い川が線みたいだ…でたどり着いたのが辺り一面雲の「空の海」でした。
もう地上には戻れないのかな…転落したらどうしよう…という恐怖の中船を進めていくと、はるか遠くからめちゃ大きなムカデがやってきて、僕を追いかけてきたのです。僕は必死に追いつかれまいと漕いで、徐々に幅が狭くなっていく空の海を、鷲谷さんとの日々の練習と下宮さんとのバウ練で培った後方確認と航路修正でなんとか舵をとれたのですが、途中でフラってして沈してしまいました。空の海の中には訳のわからない生物もいて、ムカデもこっちに向かってくるし、生死の淵にいた僕は必死にもがいでもがいたらなんとか沈から復帰しました。復帰したんですよ。そこからrate MAXで無心に艇を進めたらムカデとの距離も遠ざかってついには見えなくなりました。安心してゆったりと進んで行ったら、海のほとりに何故か自分の実家が見えたので、ラストスパートをかけたところでアラームが鳴って目が覚めました。

今回の夢は意気消沈した僕に自信を与えてくれました。なぜなら、この時沈練を一回成功したのですから。だけど、どのようにして夢の中で沈復帰できたのかはどうしても思い出せません。「夢で沈復帰できたんで、シングル乗らせてください!」なんてできないかなー。まあ過去のビデオを見て自分の沈に磨きをかけないといけないですね。自己研鑽あるのみです。シングル乗れるように次の沈練頑張ります!!