聖蹟桜ヶ丘

３月１５日
聖蹟桜ヶ丘の京王デパート内・ギャラリーで、元会社の大先輩が指導する
写真展を開催している。友人の声掛けもあって足を運ぶ。
ところが行って見ると、大先輩の縁の人たちが集まっていた。
昼食会を兼ねて、昔懐かしい話をいろいろ聞かせていただいた。
その内容については、内輪話なので割愛する。

話題を変えてこの聖蹟桜ヶ丘とは何で「聖蹟」というのかを説明しておこう。
帰路、友人に聞かれて天皇が行幸したところですよと云ったが間違えではない。
旧多摩聖跡記念館があり、明治天皇の当地への行幸を記念して作られた施設で
１９３０年（昭和５年）１１月に当時の人々の土地の寄付や工事の協力などで、
現在の都立桜ヶ丘公園内に建設、開館された。
聖蹟（聖跡）とは時の天皇が行幸した地の呼称で、他にも各地に「聖跡」と
称する記念碑等が見受けられるとある。

また数年前、京王沿線の郵便局巡りで府中から高尾まで歩いたことがあった。
聖蹟桜ヶ丘駅から川崎街道を歩いていた時、小さな牧場があり牛がいたのには
驚いた。
調べて見ると駅近くに「牛酒場・小澤牧場」と云うステーキ店があるが、この
店の宣伝広告のためではないであろう。
私の記憶では、牛乳やチーズ、アイスクリームなどを生産している本来の牧場が、
旧多摩聖跡記念館と桜ヶ丘カントリークラブの近くにあったような気がする。

いずれにしても現在、この場所に牛はいない。京王線と牛のツーショットは、
残念ながらもう撮れない。
そんな懐かしいことも思い出した半日であった。