Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

菊名・姉宅訪問

2015年03月03日 | 日記
3月2日
昨年12月以来、久し振りに姉宅を訪問する。
金語楼ママに頂いた、柳家金語楼さんが焼いた茶碗を届けがてらである。

この茶碗、以前にも書いたが抹茶茶碗である。
私が持っていても役に立たない。そこで姉に贈呈することにした、このことも
書いている。
外側に桜の花びらの模様が入れてあるので、これからの時期にちょうど良い
らしく、桜が咲く前に持って行く。

姉は、この茶碗をぬるま湯に付けてから、お茶を点てましょうと云った。
ところが、ぬるま湯に付けて見たら、薄い土色の茶碗がほんのり桜色になった。
姉曰く、『このようなことは焼物では良くあることよ』と云っていたが、
釉薬の関係なのか私などはまったく分からない。
しかし、金語楼さんが桜の花びらを付けたのは、このようになることを
予想して焼いたのかと思うと流石だなと感心する。

姉は喜んでくれたと思うが、この茶碗で抹茶を点ててくれた。
金語楼さんが焼いた茶碗が、このような形で日の目を見ることは金語楼さん
にとっても嬉しいことであろうか。
姉からいろいろ茶道の話を聞いたが、伝統の力か、奥深い作法について始めて
耳にする話に、何となく時を過ごしている人間には考えさせられるものがある。

茶碗の色の違いは、2月5日に投稿した写真と比べてもらえば一目瞭然である。