Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

ナロウィントレイン

2016年10月31日 | 日記
31日、ハロウィンの日。ケルト人が始めた祭りが起源とされ、
秋の収穫を祝う祭りとある。日本の新嘗祭と同じではないか。
戦前11月23日は、新嘗祭の祝日であった。
現在の勤労感謝の日である。この一夜漬けの調べが本題ではない。

北勢線に乗った時に1編成(3両)の車両が、ハロウィンにひっかけて
「ナロウィントレイン」として仮装して走っていた。
少しでも乗客をとの販売促進策の催しであるが、車両のカラーも南瓜色に
近い色なので思いつきが良く分かる。

『10月23日(日)この車両に乗車したハロウィンの仮装者は「くわな
フェスティバル」で使用できるお買物券(1000円分)が抽選で当るプレ
ゼントがある』と額面広告にあった。こちらはもう過ぎたことだが。
ハロウィンは全国規模で大騒ぎしているのか。ただ北勢線のアイデアは
車両カラー、また頑張っているナローゲージの地方鉄道として赦そう。

何だかこのナローゲージ鉄道、病み付きになりそうである。

三岐鉄道・北勢線の旅(5)

2016年10月30日 | 日記
めがね橋での撮影後、楚原駅に戻る。雨が一時上がったようだ。
阿下喜行の電車待ちが50分弱ある。
西桑名―阿下喜間はダイヤが少なくなっているのである。
ちょうど昼時、楚原駅前には何もない。

西桑名行の電車が停まっており、これに乗り戻ることにした。
この電車で東員まで行こう。東員の駅前にただ1軒レストランがあると
乗務員が教えてくれた。
走り出すとまた雨脚が強くなる。今日は雨と友だちになるしかない。

昼食後、東員から阿下喜まで乗車。この北勢線、ナローなのだが駅間が
長い。ガタゴト揺られているとつい睡魔に襲われる。
居眠りしている内に阿下喜に到着。ここでは郵便局と軽便鉄道博物館なる
ものがあるので立寄る。
博物館は第1、3日曜日の開館だが、ちょうど10月16日に新しく
塗装が完成した近鉄モニ226が雨の中、綺麗な姿で留置されていた。
そう云われれば、前面が何となく昔の近鉄顔である。

雨の中、北勢線の乗り鉄、そして撮影ポイントでの思わぬコスモスの花の
ご褒美があり、ナロー鉄道を堪能して西桑名行の下り電車に乗り込んだ。
*今回、乗車した車両はすべてロングシートだったが、K77編成車は
 クロスシートである。乗務員にこの事を聞いたら、現在全検中とのこと
 今度はこのK77編成に乗ってナロー鉄道を味わって見たいものだ。

三岐鉄道・北勢線の旅(4)

2016年10月29日 | 日記
乗った電車が、楚原止まりであったのでちょうど良い。
楚原から先の麻生田間に有名な撮影ポイント「メガネ橋」がある。
距離にして約1キロ強歩くことになるが、雨は少し小雨模様になり
空も明るくなってきたようだ。
楚原の町を「メガネ橋」に向かって歩きはじめる。

頂いた北勢線のガイドブックには、『明智川拱橋「メガネ橋」、長さ
19、8m土木学会選奨土木遺産。全国に数多く存在する眼鏡橋の
中でも、大変珍しいコンクリートブロック製である。三連式アーチが
美しく、北勢線の代表的な撮影スポットとなっている』とある。

生憎の雨模様で空は曇天。
少し気落ち気味に足を進めていると何と築堤になった線路際の畑に
コスモスが咲いているではないか。
この季節しか撮れない絶好のチャンス。空模様に贅沢は言っていられない。

ただ残念だったのは、予めの天気予報で雨模様と分かっていたので
一眼レフカメラを持参しなかったことだ。
同伴者はしっかり一眼レフを持って来ていた。何たる不覚。
やはり私は鉄ちゃんではなく、鉄記録の存在なのだ。

三岐鉄道・北勢線の旅(3)

2016年10月28日 | 日記
三岐鉄道・北勢線は、1914年(大正3年)に762mmのナロー
ゲージを採用して開通した。
会社の歴史を説明するとたいへん長くなるので省く。

現在は、西桑名から鈴鹿山脈と養老山地の三角形の山形に囲まれた、
いなべ市北勢町の阿下喜までの20、4キロの路線である。
途中11の駅があり、中心駅は東員町の東員である。(写真)

現在ナローゲージで運行している鉄道は、北勢線、四日市あすなろう
鉄道・内部線、八王子線と黒部峡谷鉄道の3路線がある。
黒部峡谷鉄道は観光路線。市街地の生活に密着したナローとしては
北勢線と四日市あすなろう鉄道(総延長5、7キロ)だけになる。

また面白いことに桑名駅では、ゲージが違う3種類の線路が並んでいる。
西側の近鉄は標準ゲージ(1435mm)、中央のJR線は狭軌ゲージ
(1067mm)、そして東側の北勢線は762mmと異なった線路が
一望に見られる珍しい駅でもある。これを喜ぶのは鉄道ファンだけか。

ナローゲージは、軽便鉄道と呼ばれ昔は日本各地で走っていた鉄道で
あるが、それが普通に乗れること事態が貴重な存在であろう。
まずは1100円の1日フリーパスを買って、西桑名からは楚原まで
乗り鉄をする。外は雨が上がらず、ショボショボと降っている。

三岐鉄道・北勢線の旅(2)

2016年10月27日 | 日記
翌朝、目が覚めると小雨が降っている。
天気予報通りであるが仕方がない。しかし憂欝である。

まずは、S氏に『郵便局へ行きたいのだが』と話す。
もちろん異論はない。
桑名は、2度目の訪問であるが最初は東海道五十三次の宿場の
郵便局訪問が目的で、桑名郵便局のみ立寄る。(図の右下〒マーク)

地方都市の桑名ぐらいの街だと駅近くに普通郵便局があって当たり前。
ところが桑名は矢印の郵便局が、駅に近いと云うか駅前である。
それが簡易局なのである。
名称を桑名東方簡易郵便局(ひがしかたと読む)この辺の地名である。

昔から郵便免許を取ってやっているのであろう。
地元の人以外は、どう見ても郵便局と思えない姿である。
(有)カミノ商店。タバコ、宝くじ、LPガス、ガス器具、住宅設備
など扱い品目が目立ち郵便事業をやっている雰囲気が薄い。
それでも入口の自動ドアには、あの《オレンジの白抜きで:JP郵便局》
の文字がある。これは分かる。何となく面白い郵便局を訪問できた。

三岐鉄道・北勢線の始発駅は、赤丸のところである。
四角の印は、一晩お世話になった三交イン桑名駅前ホテル、すべての
地理的条件が200m以内で済ませられた。さあ~北勢線に乗ろう。