Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

さらば最後のブルトレ・北斗星

2015年03月14日 | 日記
3月13日
1988年3月13日に青函トンネルが開通して、上野―札幌間のブルー
トレイン「北斗星」の運転が開始された。
一時は、JR東日本管轄とJR北海道管轄の2本の「北斗星」が走っていた
時代もあった。

この北斗星については、昨年の8月26日に閑日:「僕の何となく好きなモノ」
《オハネ14 503のプレート》でも少し触れている、興味のある方はバック
ナンバーを読んでいただきたい。

現在は、ブルートレインとして唯一定期列車で上野―札幌間を走っていた。
営業運転を始めてから27年間、奇しくも同じ日に最後のブルトレのラスト
ランになった。
編成は、厳しく1号車~6号車が24系25型客車でJR北海道(札幌運転所)
所属、7号車~11号車及び電源車がJR東日本(尾久車両センター)所属の
2社混成12両編成で頑張っていたのである。

今回の定期列車廃止の理由は、北海道新幹線に向けた「総合監査・検査」等の
実施による青函トンネルの夜間作業間合いの拡大や車両の老朽化に伴って廃止
するとJR東日本の発表にある。多分後者の老朽化が大きな要因であろう。
いずれにしても、これで1958年(昭和33年)10月1日から走り始めた
20系「あさかぜ」号以来のブルートレイン57年間の歴史が終焉する。

写真は、数年前に乗車した時の食堂車の窓辺である。洒落たテーブルライトと一輪
挿しの花、このような食堂車の非日常的な生活空間は何とも云えない夢心地の一時で
あった。さらば最後のブルトレ「北斗星」。