今年の冬、気の置けない友人の一人Mさんとベトナムに行った。
喧騒のサイゴンの雰囲気をスナップしたいのと、もう一つはFTという
カメラが展示してある博物館を見学したかったのである。
このカメラを知ったのは、友人のKさんのブログに掲載されて情報を知り
またご本人からも話を聞いた。
このFTは、ベトナム戦争当時・北ベトナムのオフィシャルカメラとして
使われていた。
この博物館を探すのに大変苦労した。今回はダラダラした文章になるが
カメラに巡り会えるまでの経緯を書きたい。
何しろサイゴンには、近い距離にベトナム戦争関係の博物館がいくつかあり、
どの博物館に展示されているかが不案内であつた。
最初に「統一公堂、旧大統領府」に入り、探したが展示していない。
次に「ベトナム戦争証跡博物館」に行く。ここは参観者がもの凄く多い。
外国人観光客、またベトナムの小、中、高校生の団体さんと溢れるばかりの
人である。ここじゃないかとMさんと館内を探したが見当たらない。
あったのは、石川文洋氏の写真集、着用ジャケット、N社のカメラが綺麗な
ケースに鎮座していた。
これは南ベトナムとアメリカ側からの取材関連のものである。
ここではないだろう。少し疲れたがKさんに国際電話をかけて、「どんな
感じの博物館ですかね」と聞くと、野外に戦闘機が置かれているところと
いう返事。「ベトナム戦争証跡博物館」も野外に置いてある。しかし違うな。
諦めて観光に行こうとタクシーに乗ると途中に戦闘機がおいてある由緒ありげな
建物が目に付いた。ここだろう。そこは「ホーチミン市革命博物館」であった。
「ベトナム戦争証跡博物館」と比較にならないほど参観者がいない。
ただフランス風の石造りの建物は、好感が持てるし有りそうな気がした。
あった。FTがちょっと薄汚れたガラスケースに展示されていた。
なんで戦勝国のオフィシャルカメラが、こんな扱いなのかが理解できないが。
しかし探し求めてやっと巡り会えた喜びは大きかった。
※文中「サイゴン」と記していますが、現在の名称は「ホーチミン市」です。
喧騒のサイゴンの雰囲気をスナップしたいのと、もう一つはFTという
カメラが展示してある博物館を見学したかったのである。
このカメラを知ったのは、友人のKさんのブログに掲載されて情報を知り
またご本人からも話を聞いた。
このFTは、ベトナム戦争当時・北ベトナムのオフィシャルカメラとして
使われていた。
この博物館を探すのに大変苦労した。今回はダラダラした文章になるが
カメラに巡り会えるまでの経緯を書きたい。
何しろサイゴンには、近い距離にベトナム戦争関係の博物館がいくつかあり、
どの博物館に展示されているかが不案内であつた。
最初に「統一公堂、旧大統領府」に入り、探したが展示していない。
次に「ベトナム戦争証跡博物館」に行く。ここは参観者がもの凄く多い。
外国人観光客、またベトナムの小、中、高校生の団体さんと溢れるばかりの
人である。ここじゃないかとMさんと館内を探したが見当たらない。
あったのは、石川文洋氏の写真集、着用ジャケット、N社のカメラが綺麗な
ケースに鎮座していた。
これは南ベトナムとアメリカ側からの取材関連のものである。
ここではないだろう。少し疲れたがKさんに国際電話をかけて、「どんな
感じの博物館ですかね」と聞くと、野外に戦闘機が置かれているところと
いう返事。「ベトナム戦争証跡博物館」も野外に置いてある。しかし違うな。
諦めて観光に行こうとタクシーに乗ると途中に戦闘機がおいてある由緒ありげな
建物が目に付いた。ここだろう。そこは「ホーチミン市革命博物館」であった。
「ベトナム戦争証跡博物館」と比較にならないほど参観者がいない。
ただフランス風の石造りの建物は、好感が持てるし有りそうな気がした。
あった。FTがちょっと薄汚れたガラスケースに展示されていた。
なんで戦勝国のオフィシャルカメラが、こんな扱いなのかが理解できないが。
しかし探し求めてやっと巡り会えた喜びは大きかった。
※文中「サイゴン」と記していますが、現在の名称は「ホーチミン市」です。