面白い八百屋

私の住んでいる町に面白い八百屋さんがある。
このお店は、確か昔テレビ朝日の「ちい散歩」で紹介されたことがある。
昼間は、普通の八百屋さんで、夜になるとクラブ＆スナックになる。
この店の写真は、昼間でも真正面からは中々撮影しづらい。
八百屋の親父さんがいると、カメラを向けづらいのである。
まあ声を掛ければ良いのであるが、このおやじ私と中学が一緒である。
向こうは、忘れているだろうがこっちは覚えている。そうゆう状態が
こちらとしてはまた不味いのである。
写真は、先日ちょっと粘っておやじさんが居なくなった時に撮ったものである。
この写真から表題の謎解きをしたい。
看板は、「Girl’s Bar Bee Dash」とある。八百屋の看板はない。
これでいいのだ。昼間はあの状態で野菜・果物類を並べて置けば、　
誰が見ても八百屋さんである。問題は夜の仕掛けである。
（夜の写真は昼間よりさらに撮りづらい・お兄さん方が店の前にいるからだ）
写真中央奥の八百屋さんには不釣り合いな扉が、夜のためのものである。
また中央部分が不自然に整理されていて、尚且つ床は八百屋さんには
不釣合いな洒落た市松模様のタイル張りになっている。
八百屋さんは夕方、店を閉めると左右Ｌ字型にシャッターを締める。
そうすると道路からは、中央の奥まったところが「Girl’s Bar Bee Dash」
の入り口になるのである。
多分八百屋さんは昔からあるので、建物は八百屋さんのもので貸しているので
あろう。美味いことを考えたものだと思う。
私は、この「Girl’s Bar Bee Dash」に入ったことはないが、繁華街にある
ような風俗系などの店ではないだろう。
町の大きさから考えて、そんな店が商売として成り立つ訳がない。
ただ昼間は八百屋さんで、夜はクラブ＆スナックになる仕掛けは面白い。