沖縄の街角(旧名:北京の街角)

沖縄と天津でIT関係の会社を経営しながら、仕事を通して考えたことを発信する。

2008年大晦日に思うこと

2008-12-31 21:36:26 | 事業
この一年「北京の街角」を、読んでくださった読者の方々に、お礼申し上げます。
同時に、来年度も何卒宜しくお願い申し上げます。

私の事業も、8年目を無事に終え、明日から9年目に入ります。
今日は社員のみんなと、羊肉のしゃぶしゃぶを食べ、一年の労をねぎらいました。
でも全員ではなく、開発チームの3人は、10月から天津の客先に出向して
システムの導入作業を続けております。また、天津の保守スタッフ3人は、
各自天津の自宅で、家族と大晦日を迎えました。
陰暦を重んじる中国人にとって、新年とは春節のことですので、大晦日と元旦は西
側の国のようにビッグイベントではありません。どちらかといえば、非常にあっさ
りしています。

我社の08年度の実績ベースの粗利益は07年度対比78%であったため、
不満が残ります。契約ベースでは120%でした。契約から入金までの時間が長い、
システム開発契約を複数抱えた為、この様な結果になりました。
今年の第四四半期から、急速に不況に突入したことを考えれば、まあまあの
結果だったとも言えます。今年も良いこと、悪いこと色々ありました。
良いことでは、天津の会社を新たに設立し、事務所も整備して天津市場への足固めを行い、
天津市場での、実績を飛躍的に高めることが出来ました。今年の後半になって、
NTTやNECなどの超大手のIT会社が、天津地域のネットワーク保守のために、
進出してきました。私は2006年から天津に進出していたので、早めにマーケットを
取ることができ、戦略的に間違っていなかったと思います。

来年は、生き残りをかけた戦いになりますが、サービスレベルを向上させることで、
増収をめざします。
11月~12月にかけて、TOC(Total Operation Cost)を削減するシステム導入と
ネットワーク保守、というコンセプトで新規の客先を訪問しました。
その感触は思ったより良く、戦略に対する自信を深めました。

更に、来年は、環境に配慮したパッケージソフトを開発して、日本市場をアタック
しようと考えています。今まで溜め込んだ技術的実績を積み上げて、短期間で
開発しようと考えています。
パッケージソフトのコンセプトは経済的で容易に使えることです。この分野では、
私の調べた限り、そんなに有名なソフトは、まだ日本市場に出現していないので、
やり方を間違えなければ、そこそこのニッチな需要を期待できるはずです。
日本で販売するとなると、サポート体制が必要になるので、当然日本に会社を
設立する必要があるでしょう。大変厳しいと予想される2009年度に、どれだけの
新規投資をするか、非常に難しい判断を迫られるでしょうね。

また来年も新たな冒険の年になりそうです。こんな調子で毎年チャレンジしていると
歳を取る暇がないようで、身体も大変調子が良い事が、ありがたいです。

桜散る

2008-12-16 22:59:33 | IT知識
昨日システムアナリスト資格試験の結果が発表されました。
ネットで検索できるのです。
自分の受験番号を探す時の興奮は、大学受験の発表日を
思い出させます。
そして。。。、私の受験番号が載ってない!!
不合格です。

次に自分の暗証番号と受験番号で成績の検索です。
午前はぎりぎり615点で合格(600点以上が合格です)。
午後一はなんと510点しかない!(これも600点以上が合格です)。
午後一が不合格の為、午後二は採点してもらえません。
今年は、午後二の論文はバッチリ書けたのに、本当にもったいない。

これで、3年連続で不合格です。
一年目は午前と午後一が合格で、午後二はBで没。
二年目は午後一で没
三年目も午後一で没、それも自己最低点。

受験を重ねるほどに結果は悪くなっているようです。
ひょっとして、歳。。。
人生はなかなか思うようになりません。

キャッツアイ

2008-12-13 21:52:52 | JAZZ


千明せらの新発売CD、キャッツアイを早速購入し聞きました。
次の四曲が入ってます。ジャケットの金髪姿に、驚きました。

卒業写真
キャッツアイ
なごり雪
レディセブンテーィン

1)卒業写真
荒井由美のヒット曲です。セラさんらしく、丁寧に歌いこんで
います。セラさんの声はこの曲によく合っているようです。

2)キャッツアイ
杏里が歌った懐かしい歌です。
でもセラさんのキャッツアイはJAZZ風にチューンされています。
すごく耳に快くて、素晴らしい。繰り返して聞きたくなります。

3)なごり雪
イルカの懐かしいフォークソングで、わたしもよくカラオケで
歌いました。原曲のリズムとイメージをそのまま取り込んであり、
安心して聞くことが出来ます。幼い恋人たちの不器用な別れが、
目に浮かびます。

4)レディセブンテーィン
私は原曲を知りませんが、この曲もJAZZ風です。
歌は軽やかで、ピアノが心地良いです。

お決まりのコメント

2008-12-07 19:31:11 | コーヒータイム
【ベルリン6日時事】フランスのサルコジ大統領は6日、訪問先のポーランド北部グダニスクで、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談した。

このニュースに対して、すぐさま時事通信は中国との関係冷却は避けられないとコメント。
新華社もお決まりの文句、中国人民の感情を傷つけたと論評。

この論評が出る度にいつも思うけど、傷ついたのは共産党のプライドのはず。
実際、中国政府が中国人民の感情を配慮しているとは思えない。

時事通信は経営に問題あるから、中国市場を絶対手放せない。
だから、いつも中国寄りのちょうちん記事を出す。
中国がフランスとの関係を簡単に悪化させるわけがない。

ある意味、中国政府の外交は一本の筋が通っている。この点は立派。
日本のようにぶれない。
だから台湾とチベット案件で、他国が意に沿わないことをやると、どんな小事でも必ず噛み付く。

ところで、今まで、中国人民の感情を傷つけたと言われた日本の政治家は、小泉さんだけだね。情けない。

不況の嵐が吹いています

2008-12-04 22:33:18 | 事業
北京にいると実感が少ないですが、天津の日系企業を訪問すると
不況の大合唱です。
つい最近まで、余裕のある状態でしたが、トヨタ天津が来年1月からの
大減産を11月後半に発表すると、たちどころに不況の嵐が吹き荒れました。
面白いですね。
今年の初めからこうなる事は、見えていたのにね。

弊社では10月から不況に強いITサービスを社員にレクチャーしています。
不況は、我々にとっては逆に発展のチャンスだと説明しています。
だから、ぼーっとせずに、緊張感を持って、目を見開いてチャンスを見極めろと
説いています。

でも、私が、大不況が来るといっても、彼らはピンと来ない。
彼らは、ずっと右肩上がりの状態で社会人になったから、不況を実感できないのは、
無理も無いかも。しかし、中国人はまったく想像力に欠けるね。

特にここ2年は、中国政府も労働者も、わが世の春で有頂天になっていたからね。
中国政府は自分の責任を企業に押し付けたような新労働契約法を施行し、企業を
追い詰めてきた。都市部の労働者にも、能力に関係なく、給料があがるという現象が
続いていた。

それが、最近は大型レイオフや家賃の値下がりなど、色々な調整が聞こえるように
なってきた。これは、私にとっては大変結構な事です。
来年度は賃金や部屋代などの固定費が減るので、やっと利益が出るかもしれない。
もちろん、商売が減らない事が大前提ですが。。。

多分中国企業はむやみに価格を下げて競争が激化するでしょう。そして、共倒れに
なってゆくでしょう。

熾烈な価格競争に巻き込まれずに、泰然と利益を稼ぐような、ブルーオーシャン戦略を
思考中です。不況万歳