粉ミルクの罪

昨日ブログアップ時に書き忘れた件、

香港エアポートでチェックインの時に、

カウンターに記載されていた注意事項；
---　２缶以上の粉ミルクの持ち出しは、５万香港ドルの罰金、若しくは懲役２年の実刑。－－－

香港中のベビーミルクパウダーを、大陸の中国人が買占め、
大陸に持ち帰って、高値で販売して蓄財に忙しい。
このため、香港の人たちが、粉ミルクを買えなくて怒り出し、
とうとうこのような法律が実施されたそうだ。

中国大陸で製造されている粉ミルクは、メラミンなどの有害な雑物が含まれており、
金のある大陸の中国人は、メイドインチャイナの粉ミルクは買わない。
このため、利に敏い中国人は先進諸国の粉ミルクの買占めに走っている。
弊社のスタッフにも今年３人の赤ちゃんが生まれたが、粉ミルクの確保に奔走している。
ドイツでもイギリスでも粉ミルクの生産が追い付かなく、サプライタイトの状態らしい。

中国共産党の高官どもは、きっとメイドインチャイナの粉ミルク工場の利権を持っているのだろう。
だから、老百姓（中国語で庶民のこと）が、こんなに困っているのに、真面目に対策を取らない。

粉ミルクに限らず、環境汚染でも世界中の庶民が、中国の拝金主義に迷惑しているというのに、
近習平新政権は「中華民族の復興」を叫んで毛沢東回帰のナショナリズムを煽っている。

迷惑千万

香港エアポートにて

今週初めから香港に来ました。
今日、北京に戻るため、香港エアポートに来ています。
あいにく天気は悪く、毎日雨が降りました。
最近の香港は大陸からの中国人の観光が多く、
周りは中国人だらけ。返還前の香港の良さはどこにも残ってません。
夜の6時まで、もうしばらく飛行場でボケーとしてます。

GHS対応SDS＆ラベル作成パッケージソフト i.Bou-GHS日本市場版完成

北京に来て会社を設立してから13年が経過した。

この間、会社の経営では、激しい浮き沈みを経験した。

我社のような弱小企業は、外部からの資金借り入れができないので、
すべて自己資金で賄ってきた。この為、常に銀行の預金残高に
一喜一憂する毎日を過ごして来た。

最近の中国は、人件費や物件費が高騰し、もはや安価な生産基地としての
役割は全く期待できない。一方IT業界は激烈な競争状態にあり、安易に
経費増加を価格に転嫁できない。

このような環境では、顧客向けの足の長いシステム開発個別案件を
手がけていては間尺に合わない。

そこで、経営方針を変更して、パッケージソフトに注力することにした。
第一弾としてi.Bou-GHS中国市場版を製品化した。しかし、中国は人治国家の
悲しさで、GHS対応の法律はできたのに、政府はまじめに施行しないので、
中国企業もまじめに対応しようとしない。

GHS対応をまじめにやっているのは、やはり日本。
だから日本市場向けに、日本の法律に完全準拠したi.Bou-GHS日本市場版を
製品化し、3月末から主に日本で販売を開始する。
とうとう完成したので、絶対売れるはずと信念を持って、4月からの販売活動に
全力を注ごうと考えている。

日本で販売されている既存のソフトに比べて勝っている点は；
１）ダントツに安い！
２）操作が簡単！
３）他のソフトが持っている原料と製品という2段階構造ではなく、
　　成分、原料、中間品、製品 という4段階構造を採用しているので
　　企業の複雑な製造形態にも簡単に対応できる。
４）スタンドアローン版に仕立てているので、企業の大切な配合比情報を、
　　他人のサーバーに置かなくてよい。
５）この種のソフトは、規格や法律の変更に伴って分類判定方法や成分データを
　　変更して常に最新の状態にする必要がある。
　　このためには、複雑な法律や規格の動向を常に独自で監視せねばならない。
　　これらのアップデートサービスを、すべて我社が責任を持って行う。

日本での販売のため、優秀な代理店網も構築できた。
誠心誠意の製品作りがきっと日本でも評価されるだろと半ば祈る気持ち。
もしこれが売れないと・・・・本当に困る。