地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

四川大地震図

2008-05-14 12:10:52 | Weblog
5月11日~12日にかけて起こった「四川大地震」のエネルギーは阪神・淡路大地震の約32倍に相当するといわれています。

具体的には、今回活動した断層帯は「竜門山断層帯」で、破壊された長さは約250Km、ズレの幅は約9mのところが2箇所あるそうです。

阪神・淡路の場合は、「破壊された断層の長さは40km、ズレの幅は最大で2m」といわれていますから、確かにその規模が違います。

今回のM7.9に対してM6.9です。

原因は「ユーラシアプレートにも、インド・オーストラリアプレートにも、重い大陸が載っている。どちらかのプレートがもう一方の下に潜り込むことができず、ぶつかり合う大きな力がたまっていると考えられる。」だそうです。

我々は、海の上に浮かべた筏に乗っかって、足元のことをあまり知らないで暮らしているようです。よく今まで生きてきたものです。