地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

アフリカの地勢図

2008-05-24 18:57:25 | Weblog
アフリカの地勢図
アフリカ大陸の赤道の北側には,世界最大の砂漠,サハラ砂漠があります。
その規模は、東西5、600km、南北1、700kmで面積は約1、000万km2であり、アフリカ大陸の3分の1近くを占めています。
それはまた、日本の面積の26倍にもなります。


平地は低く,標高200mから1、000mの台地が全体の60%以上を占めています。
標高の高い土地は東部と南部にみられ、北や西へ行くほど低く、高台地と低台地の2つに分類できるといえます。
台地が広がっていますが、キリマンジャロ山(5、895m)のように突出した山もあります。

コンゴ川、ナイル川のような長大な川もあります。
ナイル川は沙漠のただなかを沙漠とは無関係に貫流しているようです。
冥土へ行くまでに、一度お目にかかりたいものですが・・・


アトラス山脈は大陸北西部にあり、北には地中海、南には幅160kmほどの草原がひろがっています。まるで、ヨーロッパを遮る衝立のような存在ですが・・・

内陸側の斜面からは数多くのワジ(枯れ川)がサハラに向かって流れています。
ワジなど、日本では考えられない川です。
急に流れが出て、毎年死者がでるそうです。

大陸のかなりの面積が熱帯に属し、赤道を挟んで南北への広がりがほぼ等しいため、アフリカでは各地の気温に大きな違いはなく、暑い大陸のようです。


いずれをとっても、小さな島国、日本では想像できない自然のようです。
少しずつ、楽しみながら、調べてみましょう。