地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

直下型地震図

2008-05-15 12:07:43 | Weblog
直下型地震
「地中の浅い場所で起きる地震で、地球を殻のように覆うプレート(岩盤)内部に、圧力がかかって歪がたまり、その挙句に破壊が起きて発生する地震。」

このたびの四川大地震(2008.05.12)を始め、阪神大地震(1995年)や中越沖地震(2007年)がこのタイプだそうです。

これとは別に、プレート境界で起きる東海地震などの「海溝型地震」があります。

直下型は海溝型に比べると、一般的に規模は小さいが、震源が内陸付近に入るのと、浅いため、被害が大きくなりやすいそうです。

近畿・中部圏の地震について、中央防災会議は11の活断層と名古屋市と阪神地域直下を震源とする地震を想定して、次のような発表をしました。

M7.6程度の直下型地震が発生したと想定して、

①、近畿圏では、最悪のケースで、発生後1年間で74兆円の経済被害が想定されています。
   死者数は42,000人。避難者数は550万人。
②、首都圏の場合は、112兆円。(国の予算は約80兆円)。死者数は11,000人。近畿、中部圏に比べて比較的少ないですね。家屋の状態のようですが・・・?
③、中部圏の場合、33兆円。死者数は11,000人。避難者数250万人。
④、1995年の阪神大震災では、約10兆円。避難者数は最大事で31万人。
  現実に起きた状態です。
  それに対して、対策としては、大きな被害を想定しているのはいいことですね。
⑤、東海地震(海溝型)の場合、37兆円。死者数9200人。
⑥、東南海・南海(海溝型)の場合、57兆円。死者数18,000人。

今後、30年以内の発生確率は、上町断層帯で2~3%。
首都圏でもM7級の直下型地震が約70%の確立で起きるとされています。本当!?

今年から確定申告で、地震保険だけが控除の対象になったりしていますが、世の中、いやなムードですね。
次回、損害保険には地震保険を復活させましょうかね。
地震が起きた場合、あまりにも大きな保障を必要とするため、保険会社はお手上げになるのでは・・・でしたらかけるの止めよう。
ということで止めていましたが・・・?