赤三角旗を持つ男

９号線を前の車についてのんびり走っていた。
道路工事の加減でスピードを落とす。
突如　赤い三角の旗を持った男が俺を指さし側道へ入れという。

そうです！
「止まれ」と書いた赤い三角の旗はお巡りさんが交通取り締まりをする時の必須アイテムです！

ぬう（僕のうなり声）

シートベルト、ＯＫ。
ケータイ、使っていない。
スピード出ていない。
この間０．５秒。
素早く確認したが思い当たる節はない。

オレの前にも車が６台くらい並んでいる。
何だろう。
よく見ると側道にお婆さんがたくさん並んでいた。
？



そしてお婆さんの婦人警官がこっちへこいという。

車で近寄って窓を開けたらお婆が素早く近寄って粗品をくれた。

福知山市交通安全母の会だと言った。
確かに母だろうけど・・・

どうやら入り口ではランダムに選んで側道に引き入れているようだった。
こっちは急いでいるのに人騒がせなことだ。
出口でぼんやり後ろの様子を見ていたら、お巡りさんが早く行けとエラそうに旗を振った。

ぬう


さて今日の現場は春日町で葺き替え工事。

昨日と今日で屋根をめくりました。








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北の男は石州銀黒！

ここ兵庫県北部ではいまだ根強い人気を誇っている。その名を石州銀黒。

その昔、瓦と言えば石州銀黒。この瓦一種類だった。

俺が小さい頃、親に連れられ瓦工場を見学に行ったことがある。
その瓦置き場の三段積にされた瓦が巨大な塊となってどこまでも続く様が圧倒的だった。


時代は流れ洋瓦がもてはやされるようになると和瓦はじわじわ少なくなる。
さらに洋瓦は陶器平板瓦にとって代わられる頃、石州の和瓦製造メーカーは弱体化していった。


昔から付き合いの深かった　石州の会社も時代の流れに逆らえず、産業再生機構に経営をゆだねた。
東京から来た経営陣は粘土瓦のことなど知らぬド素人の集団だった。
工業製品とは言うものの粘土や焼成窯には一筋縄ではいかない癖があるのだ。
結局、ウスラバカどもは会社をすっちゃかめっちゃかにして去って行った。
そのウスラバカさ加減を見抜けなかった俺も同じウスラバカだったのだろう。

その後、主流は三州瓦になっている。

今も石州では主に２社ほどが製造している。
質実剛健。
山陰の厳しい寒さに耐えてきた。
そんな言葉が似合う瓦である。






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甍の波と夏の海

屋根を見に行った。
波打っていると言う表現を通り越していた。

こういう時、人は思考が停止したりする。
たぶん心のブレーカーが落ちるのだ。
しばらく呆然としながら空など眺めていた。


気を取り直し山道をずんずん走る。

途中海などちらちら見えたりする。



屋根を見終わったらちょうどお昼。
車で海沿いを走っていたら海鮮丼ののぼり旗がちらりと見えたがお店の場所がわからない。
宮津といえば魚だ。少々逆上しながらその辺探し回る。
ん？
道から少し入った所の海の際に倉庫のようにしてお店があった。

客は俺一人。場所が分かりにくいもんなぁ。


海鮮丼定食は税込１３５０円。
あぁ二日分の昼飯代ではないですか。
しかし宮津の夏の海が俺の財布のひもを緩めるのですよ。
おなかいっぱいになったので海など眺めてみました。






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鬼対雷

土曜の夕方、電話がかかってきた。
雷が落ちたという。

申し訳ないが、その日は石生で焼肉を食べさせてもらう予定になっていて既に出かけていたのだ。

今日、見に行ったら鬼瓦が砕け散っていた。

自然の力！
恐るべし！


さて先週からの現場。


こういった修理の場合、急に雨が降ってきたりしたらもうどうにもなんないのである。
先週は大気の状態が不安定だったのでたびたび中断を余儀なくされた。
現場の進捗状況はもう困ったことになっていた。
自然の力！
恐るべし！

でも本日梅雨が明けたそうだ。








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かわらって何だろう

屋根を葺き直して１０数年だそうです。


すでにボロボロ。

○○かわら

名前はかわらだがスレート系の屋根材だ。
なんでもかんでも屋根材にかわらと名付けるのはいかがなものか！と思う今日この頃です。

こういったスレート系建材、石綿が使えなくなった途端弱くなった。
製造した人たちは１０年過ぎたらワシもう関係ないです。みたいな方針だろう。
なんだかなあ。

今回は勾配が２寸５分なので瓦ではなく金属屋根材に葺き替えです。



さて近所の現場ようやく瓦が上がりました。








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瓦はつよい！

太陽光パネルの取り付けをするために現地調査をしたらたくさん割れていた。
まだ築５年の建物だそうだ。



屋根材はカ○ー○スト。

これでは仕方がないので屋根材メーカーの人に見てもらうよう促しその場はやりすごした。

そしたら後日、何ともない部分を引っぺがして持って帰って強度試験をするという。

しばらく後、返事が返ってきた。
強度試験の結果は問題ない。
施工中に踏んだから割れた。
運搬中に何らかの衝撃があり後から割れた。
よって製品には一切問題ないというものだった。

あほかと思いました。

まあ値段は安いかもしれませんが耐久性においては陶器瓦の足元にも及びませんね。


さて近所の現場はやっと全部めくって桟を打てる状態になりました。







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歌うお婆と佐渡の海

年に一回、仕事関係のひとたちと旅行に行く。

ＪＴＢの旅物語で今回はみっちり佐渡島だ。

早朝出発し９時には新潟空港に着き素早くフェリーに乗ったらとりあえずビールで乾杯。

島までは２時間半。ぼんやり海など見ていたらラジオの生放送の３人組に捕まってしまった。




島ではバスで移動する。

そしてガイドさんは完ぺきなお婆さんだった。
しかし老婆といって侮るなかれ、ずーと喋ってる。すごい体力だ。
そして歌いだす。
移動中はこの強制リサイタルがエンドレスで続くのだ。
もうこれはお婆の趣味の世界ではないか。


謎の亀山


宿は寂れていたがウォシュレットのトイレをみてほっとした。
そんな自分にはっとする。
ほっとしては！の法則だ。
昔は野糞立しょん朝飯前だった。
いやどちらかというと昼飯後だったかもしれない。
尻など拭く必要なかった。
それが今はこのありさまだ。


次の日は雨だった。
金山を見た後移動し、たらい舟に乗せられた。

この一見罰ゲーム的さらし者のようなたらい舟、乗ってみると意外に楽しかった。
漕がしてもらったらまったく進まない。
力はいらないがコツがいるという。

最後にお土産もの屋さんに寄ってミッション終了。
帰りは新潟まで高速船で一時間。新潟空港７時１０分発。

一点集中型佐渡島巡りの旅は終わる。
しかしよく考えたら道路事情もあって島の中をぐるっと回ったわけではなく、
旅行会社と提携しているお店を中心に同じ道を行ったり来たりしていたような気がした。







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瓦屋さん屋根から降りる

太陽光発電の取り付け工事を初めて幾年月。
その流れで地上設置の工事をすることになった。

引退したとか屋根から飛び降りたとか言う話ではないのですな。

どのくらいの人数でできるか分からないのだが費用だけは決まっているという悲しい現実がある。
しかし希望はあった。今回はシャープである。
シャープが得意な木野と白百合を投入した。

とにかくひたすら架台を組み立ててそしてひたすらパネルを取り付ける作業だった。

さて６月末にパソコンを新しくした。

ＯＳを７にするか８.１にするか悩んだあげく８.１にしたら今までつかっていたＸＰとはずいぶん様子が違っていて戸惑った。
そして使えなくなったソフトが出た。
何なのだ！

次から次に新しいＯＳを出し古いＯＳのサポートは終了する。
なんだか不良品を売りつけといて数年間は不具合を直すけど何年かしたらハイ終了！みたいな気がするのは俺だけだろうか。

もうパソコン苦手な人みたいな感じのスピードで作業している自分に腹が立つと同時にこのＯＳバージョンアップ商法にもいかがなものかと深く考えた雨の７月３日であった。






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