今日は、「あなたに会いたくて生まれてきた詩」という詩集を読んでいたのですが、その内の半数は子どもが書いた詩だったんです。いやぁ、心洗われましたね~、っていうか、泣けてきてヤバかった。(仕事中でしたから)え、何で仕事中に詩集なんか読んでいるのかって?まぁ、そういう仕事なんですよ。アメリカの地で育つ子供に、日本語とその心を受け継いでもらおうという・・・詳しい話は、またいつか書きますけど。
という訳で、童心に返って詩を書いてみました~。
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ぶぶんぶん
はえがとぶとぶ
うるさいな
ぶんぶんぶんぶんぶぶんぶん
はやくどっかに
きえてくれ
そこへ2ひき目
やってきて
ぶんぶんぶんぶんぶぶんぶん
ぶんぶんぶんぶんぶぶんぶん
たぁかい音で ぶぶんぶん
ひぃくい音で ぶぶんぶん
はえもハモリが
できるのね
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ちなみに私の涙腺を刺激した詩たちとは・・・
さくら
酒井健司(3歳)
おばあちゃん
おはなみにいって
さくらのはなが
ごはんのうえに
おちてきたら
どうしたらいいの
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おかあさんはおふろのかんごふさん
さとう ゆうすけ(小1)
いつも、ぼくにはなしてくれる。
おふろは、とてもきもちいいよね。
まいにちはいりたいよね。
でも、大すきでも、はいりたくても、
はいれない人が、たくさんいるんだって。
だから、おかあさんは、
どんなとおくでも、いきたいんだ。
ひとりで、はいれない
からだのふじゆうな人のために。
ぼくにはなすんだ。
「てをにぎるとね、おはなしできなくても
わらってくれる。」って。
目になみだをいっぱいためて。
あかあさんは、こころもからだも
あったかくしてあげるんだ。
おかあさん、がんばれ。
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すいめん
竹谷育美(小5)
プールのすいめん見だっきゃ
ふたごののぞみが見えできたんず
おなか見る機械さ かげも見えなくて
もう一人いるごと おらしか
知らなかったんず
おら 先に生まれで 初めでみんな
もう一人いることがわがったばって
のぞみ死んで生まれてきたんず
すいめんののぞみ おらさこういった
わのぶんも 一生けんめい生ぎで
悲しそうに 言ったはんで
なみだがこぼれそうになったんず
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じいちゃんの耳
中川さや子(小6)
十二月になると
じいちゃんの耳が黒くなる
サトウキビ畑で、キビ葉をむく
じいちゃんの耳が黒くなる
北風に当たると
じいちゃんの耳が黒くなる
むかしむかし 大むかし
じいちゃんは
マンシュウヘ せんそうに行った
それいらい
じいちゃんの耳は黒くなる
寒くなると黒くなる
じいちゃんの耳は
マンシュウをおぼえてる
むかしむかしのせんそうを
おぼえてる
という訳で、童心に返って詩を書いてみました~。
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ぶぶんぶん
はえがとぶとぶ
うるさいな
ぶんぶんぶんぶんぶぶんぶん
はやくどっかに
きえてくれ
そこへ2ひき目
やってきて
ぶんぶんぶんぶんぶぶんぶん
ぶんぶんぶんぶんぶぶんぶん
たぁかい音で ぶぶんぶん
ひぃくい音で ぶぶんぶん
はえもハモリが
できるのね
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ちなみに私の涙腺を刺激した詩たちとは・・・
さくら
酒井健司(3歳)
おばあちゃん
おはなみにいって
さくらのはなが
ごはんのうえに
おちてきたら
どうしたらいいの
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おかあさんはおふろのかんごふさん
さとう ゆうすけ(小1)
いつも、ぼくにはなしてくれる。
おふろは、とてもきもちいいよね。
まいにちはいりたいよね。
でも、大すきでも、はいりたくても、
はいれない人が、たくさんいるんだって。
だから、おかあさんは、
どんなとおくでも、いきたいんだ。
ひとりで、はいれない
からだのふじゆうな人のために。
ぼくにはなすんだ。
「てをにぎるとね、おはなしできなくても
わらってくれる。」って。
目になみだをいっぱいためて。
あかあさんは、こころもからだも
あったかくしてあげるんだ。
おかあさん、がんばれ。
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すいめん
竹谷育美(小5)
プールのすいめん見だっきゃ
ふたごののぞみが見えできたんず
おなか見る機械さ かげも見えなくて
もう一人いるごと おらしか
知らなかったんず
おら 先に生まれで 初めでみんな
もう一人いることがわがったばって
のぞみ死んで生まれてきたんず
すいめんののぞみ おらさこういった
わのぶんも 一生けんめい生ぎで
悲しそうに 言ったはんで
なみだがこぼれそうになったんず
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じいちゃんの耳
中川さや子(小6)
十二月になると
じいちゃんの耳が黒くなる
サトウキビ畑で、キビ葉をむく
じいちゃんの耳が黒くなる
北風に当たると
じいちゃんの耳が黒くなる
むかしむかし 大むかし
じいちゃんは
マンシュウヘ せんそうに行った
それいらい
じいちゃんの耳は黒くなる
寒くなると黒くなる
じいちゃんの耳は
マンシュウをおぼえてる
むかしむかしのせんそうを
おぼえてる
言葉は少ししか分からなかったけれど、歌う賛美歌の歌詞に教えられました。短い言葉の中に変わらなものを表現する詩はこころにしみこみますね。ぶんぶんぶん、ちょっと童心に返って共感しましたよ。
賛美歌って、文語体だからか子供には難しいけれど、響きが好きでした。そして今では意味も汲みつつ、歌えるので嬉しいです。
こどもの詩はいいですね。こどもが一番ほんもの詩人だという気がします。「うるさいハエだな~」と思いつつ書いた「ぶぶんぶん」。思いがけない愉快さに気づけるのも、こどもの視点ならでは、だと思います。