オオルリシジミが安曇野で分布拡大傾向に
日本自然保護協会の掲載記事(2020年5月)から
オオルリシジミが安曇野で分布拡大傾向に - 日本自然保護協会オフィシャルサイト
長野県と九州の一部でのみ生息が確認されている、絶滅危惧種のオオルリシジミ。NACS-Jは、2016年より安曇野オオルリ...
日本自然保護協会オフィシャルサイト
安曇野市の「岩原の自然と文化を守り育てる会」が5年の時を経て保護育成活動の目に見える成果が、示された記事です。
27日(土)安曇野市 堀金支所講堂にて活動報告・リレートークに参加しました。
◇27日
▽記念植樹等午前9時半
▽クララ苗配布 10時~午後3時
▽リレートーク形式講演会 10~11時半
講師は
信州大学名誉教授中村寛志さん、安曇野オオルリシジミ保護対策会議会長那須野雅好さん、、地元実践者猿田久雄さん日本自然保護協会会員萩原正朗さん、国営アルプスあづみの公園管理センター須之部大さん、帝京科学大学講師江田慧子さん(映像ご参加)
◇安曇野における自然環境保護実践例の展示は7月17日まで
午前8時半~午後5時15分、安曇野市役所本庁舎
私自身メモから。次第に尻すぼみな記録になりますが・・・
信大の中村先生。
オオルリシジミの学名は、ラテン語でShijimiaeoides divinus。日本語で表現すると『シジミ貝のような女神のような』と。
現在の生息地は九州/九重と長野県/安曇野・飯山・東御ですが、以前は東北や福島県にもいた。この分布は”馬刺し”を食べる文化と一緒(笑)。100個生まれて成長するのは2羽のみ。かなり厳しい。
安曇野オオルリシジミ保護対策会議那須野雅好さん。
全体的な保護活動を担う。メアカタマゴバチは、チョウやガの仲間の卵に成虫になるまで寄生する「寄生蜂」。これの駆除に適時適所に野焼きを実践。よからぬ採集者の監視・注意を促す巡回パトロールの実施。※私は5月に通りかかりのお宅の庭先で見ました。ご苦労様です。
猿田氏
永年ご自宅を開放して大掛かりなクララの繁殖に貢献された方。映像と経験談
国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高 須之部大氏
・オオルリシジミのサンクチュアリとして保護管理をしている。
・クララの植栽、オオルリシジミと里山の自然観察会の開催
・公園入口ロビーに展示紹介コーナーがあります。
http://www.azumino-koen.jp/horigane_hotaka/new/topics.php?id=709
・オオルリシジミ愛にあふれたギター演奏と歌唱がありました。
江田 慧子(こうだけいこ)氏 帝京科学大学教授 映像でのご参加
永年の研究から、子供たちへの関心(絵本やグッズなど)を高める活動も。
https://www.ntu.ac.jp/research/kyoin/kodomo/gakoukyouiku/koda_k.html
私は、今年初めてオオルリシジミを知り大変興味深く拝聴しました。クララを植え育て生きているうちに大空で自宅の庭で、会いたいものです。クララは成長するのに3年から5年もかかる植物ですから、まして蝶が舞い降りるまではどうでしょう。
会場には小学生がおとなしく参加していました。出口に大人と一緒にあの子供たちが数人集まっており、穂高西小学校の先生と生徒でした。若い男性の校長先生から『学校に遊びに来てください』と嬉しいお誘いを頂きました。
他に堀金小学校や豊科の中学校でも学校挙げて、クララの保護育成をしているそうです。
予想参加者を大きく上回り、立ち見も出たとのことでした。苗の配布も不足だったかもしれません。
主催は「岩原の自然と文化を守り育てる会」。会長の百瀬様、会員の方々お疲れさまでした。
あと一歩です!
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