蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

佐久市の憂鬱? 2

2009年02月14日 | 安曇野を離れて
いまや全国的に商店街に活気がないといわれる。
大型ショッピングセンター進出と小売店の後継者不足が悪循環の輪を描く
安曇野でも同じ問題を抱えている

佐久市内の本町商店街でおもしろい試みがあるというので、ついでに寄ってみた。
道路は広く、あちらこちらから浅間山が見え隠れする。
商店街は安曇野ほどの寂しさはないが、車の往来は多い
通り中ほどに空き店舗を利用した塾「寺子屋」がある

商店会と国の補助金を資金に、息の長い活性化を図っているという

商店街をゆっくり眺めると店構えがおしゃれで、飲み屋横丁や酒蔵まであり、かつての賑わいをかい間見る

左:商店街は小学生の下校通り  右:懐かしい庄野真代のコンサートポスター

洋装店・お惣菜屋・時計店・本屋・文具屋・パン屋さんと並ぶが、ごたぶんにもれず生鮮食品小売店がない。
結局このメインストリートは大型スーパーへ抜ける道となったのだ

本屋のおじさんは、「後継者もいなくなったしね」と嘆く。

角に鯛焼屋さん「たいやき専門店浪花家佐久店」が。うふっ、ひとつほうばる。
店主がテレビ番組「人生の楽園」に登場した時は”いかりや長さん”の時代。
東京・麻布十番の有名鯛焼「浪花家総本店」の関東圏外ただ1軒の店だと、嬉しそうに話していた

路地を歩くと懐かしい匂いがする建物もある。
右店の軒下には「打刃物 農具 切味請合 かじや」の紙看板が風にゆれている


ちょうど稲荷神社の祭礼に露店が並んでいた。この風景は昔も今も変わらない。
こどもが並んでおやつをほおばる。
田舎の子は滅多なことでは、”ピースサイン”はしない


先日、地方局のニュースで若いお母さんが商店街に戻りつつあると伝えていた。
数年先も元気であればいいな

安曇野では、アートで街の活性化を狙っている。
今月末までの、休日の催事とアート鑑賞は↓
穂高駅前と中央商店街のスプーンアート
スプーンアートの造形作家・松原さん

これをきっかけに、できれば恒久的に継続的に賑わう街になれば嬉しい。

余談
美術館ネットワーク「安曇野アートライン」という活動組織があり、今年信州大学イノベーション研究・支援センターから「アート・アライアンス賞」を受賞した。
地域の企業・文化活動の新しい取り組みを奨励するための賞です。
○活動の詳細は安曇野アートライン
○信州大学イノベーション研究・支援センターの紹介はこちらから
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