暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

流れる時間

2020年11月27日 | 古民家
 子供頃の1日と・・・大人の1日、同じ24時間でもその時間の流れる速度は違うように感じる・・・。
そう思う大人は沢山いるけれど・・・
令和を流れる人と・・・大正・明治を流れた人・・・
江戸時代を駆け抜けた人と・・・飛鳥時代を歩いた人で、時間の流れ方は違うように思う・・・。

ある目的地にたどり着くまで・・・まだかまだかと気を揉んでいると、なかなかたどり着かない・・・そんな気がして・・・。
帰りは、何故か・・・あっという間に現実の世界に戻ってしまう・・・。
人の気分やその時の心情で・・・長くも短くも都合が付く時間と言うモノの曖昧さを感じてしまう・・・。

手加工で多くの時間を必要とする古民家の造りは・・・
急いでどうにかなる部分があったとしても・・・電動工具や重機を使って組み上げるのとは違い・・・
人の手を多く入れる他無い・・・なるようにしかならない世界・・・。
木組みにもいろんな工法があるので、わざわざ時間の掛かる木組みの加工をしなくても良さそうでも・・・
100年後の修理の時・・・手を抜いた仕事を見られたくない・・・
100年以上そこに鎮座し続ける仕事をしたい・・・そう思えば、おのずと丁寧な手仕事になるのだと思う・・・。
そんな考えで取り組む間の時間は・・・長かったのだろうか・・・?
短く感じたのだろうか・・・?
時間を忘れるほど集中して手仕事で組み上げられる・・・
そんな住まいで暮らせる幸せを・・・多くの人に感じてほしいと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美文字 | トップ | 煩わしさ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿