暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

何があった

2023年03月12日 | 古民家
 大きなお屋敷を維持するのはとても大変な事で・・・
大変裕福な位の人達が減って行くような法律になって・・・
一部の輪の中にいる人達以外は・・・大きなお屋敷を持っていても・・・
相続する子供達には、大きな負担ばかりになってしまいます・・・。
屋敷や田畑は切り売りされて・・・小さな家や倉庫、道路にお店が建ち並んで・・・
日本の町並みも・・・街道の色合いも、伝統的な文化はコチコチと・・・時の刻みと共に過去になり・・・
何処の誰かも解らない・・・見知らぬ顔となりました・・・。

そこで何があったのか・・・そこに誰がいたのかさえ・・・
人の名前も・・・場所の名前も、川や山でさえ無くなってしまうほどの勢いで・・・
止まるはずも無い時間に勢いがついて・・・止まった時間の古民家でさえ、ズルズルと我を忘れてしまう・・・。

移築も改修も、大した費用が必要で・・・
手仕事の職人さんも、絶滅危惧種になろうかと心配するこの所で・・・
組み立てる建売の住まい方が良いのか解らなくなりますが・・・
溢れる森と同じくらい・・・生き生きと過ごせる暮らしになるには・・・
廻り続ける季節と同じ暮らしの繋がりは必要で・・・そこには、たまに大きな住まいもあって・・・
そこかしこにささやかな住まいが並んで・・・人も自然も老若男女行き交えば・・・
穏やかな町に・・・見知った顔が笑っている。


コメント
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