殺風景な風の中にも色彩はちりばめられて・・・
毎日が鮮やかではないけれど・・・変わらないようで、目まぐるしく移り変わる四季の彩は・・・
この場所でしか手に入らない・・・特別な毎日の連続になる・・・。
目も眩むほど、知らない場所は多くて・・・もっと素晴らしい場所が目の前を通り過ぎるとしても・・・
待っていてくれる場所があるから・・・好き勝手飛び出して行けるのだろう・・・。
不思議と待ちわびる・・・親戚のおじさんが顔を出し・・・。
待ちわびるでも無い・・・口やかましいおばさんがホロリと足を寄せる・・・。
田舎が遠くて・・・親戚から遠ざかり・・・家族がチラホラと世界に広がれば・・・
そこに・・・こそばゆい昔話しや、子供達の無駄話は縁遠くなってしまう・・・。
緑と茶色の世界に・・・トツトツと赤や黄色が現れると、おしとやかな仕草が風情だと思える・・・。
派手さは無くて、押しが弱くても・・・おもてなしのイロハの中に、受け手側を喜ばせる意味が生まれる・・・。
押しつけもせず・・・気にかけないでも無く・・・
さりげなく横にいてくれる・・・八百万の神ほどの暮らし方が・・・
人の暮らしの中に・・・息づいているんだと思う。