ー場の場外で日本最大の農機メーカー「クボタ」が主催したビックイベント「アグリンピック、アグリエーション」が開催されました。広い敷地に農機のオンパレード。自動車の野外展示会場のようですが、20万円程度の家庭用の芝刈り機戦車のような車輪、IT機器を搭載した自動運転農薬・肥料散布、無人運転機などGPSと連動させた精密農業機器もあります。
日本の農業を支える農機は丈夫で精密。クボタの農機販売は前年比二桁の伸びで好調です。来年度は消費増税と新しい排ガス規制の影響がどうなるか。対応を迫られています。
安倍政権下で日本の農業は大きな転機を迎えています。5年後の減反廃止、TPP交渉の行方、農地の集約・大規模化、担い手の育成、輸出拡大、農協離れの進行などこれらの課題を解決することが農業の産業化、競争力の強化の重要な政策になっています。
関係者のブースの一つに一般財団法人日本土壌協会が農作物の生育と収量・品質改善・対策に必要な土づくりと土壌診断について紹介する場を設けました。全国農耕地土壌データをパソコンで検索してテレビ画面のにグーグルマップで見る実演は自分の家や圃場の土壌の土性を知ることが出来るので驚いていました。農家の方の話を聞くと新潟、千葉、栃木県のお米農家が多く、しかも規模が大きくなっている農家が増えているのが印象的でした。もちろん兼業農家の方もいます。中でも水稲農家は関しては借地、委託生産で生産農地を拡大しています。100(約3万坪)~200ヘクタール以上(約6万坪以上)の大規模な方もいました。
昔から経営の3要素は人、物、金+情報と言われてます。農業経営は人は「担い手」、物は生産財の「農機具」、金は「資金」、情報はIT活用。これからは、もっと人の要素である「担い手」とITを活用した「情報」のソフトな要素に力を入れた対策が望まれます。
農機を眺めていると日本のものづくりの技術力の強さを感じます。会場に家族一緒に来て息子が後継者の農業者、自営農業者、就農者。担い手は様々で法人化した企業の大規模農場で大型の農機を動かす若者の姿が農業の魅力となる日が来ることを思いながら会場を後にしました。最後の写真は鹿島セントラルホテルの部屋から見た鹿島臨海工業地帯の新日鉄住金の発電所の方面の夜明けの景色です。夜もロードサイド店舗の明かりとともに夜景が思いのほかきれいでした(写真はクリックすると拡大ます)。
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