(あれ、「月の撮影方法・画像処理」じゃなかったの?!)
すみません。
自己紹介のつもりで始めた「手作りグッズの紹介」がまだ途中
だった事に気づきましたので、こちらを先にさせていただきます。
そんな訳で、手作りグッズの紹介としては3回目になります。
今回は写真なら天体写真にかぎらず基本中の基本、
ピント合わせ用のグッズ の話です。
天体写真で、一般撮影と同じ感覚でファインダーをのぞいて
ピント合わせができるのは”月”ぐらいでしょう。 <====
=====月だって空気ユラユラでどこでピントがあっているか
わかりにくいんだぞ!(月・惑星写真家の声)
(こんなにシーングが悪い時は、撮るのをやめましょう。)
星雲や銀河は暗くて、ファインダー(最近はライブビュー?)では
見えないので、もっぱら明るい星でピントを合わせます。
左が300mm望遠レンズ、右が反射望遠鏡で撮った星像です。
反射望遠鏡は、斜鏡指示金具の干渉で十字の線が入るだけまだ
良いのですが、いずれにしろ形のない光の点でジャストピント位置
を判断するのは案外難しく、ピントを動かしながら一番合っている
ように思えたところで撮影を行います。
ほんとにピントがあっていたかどうかは、パソコン上で画像処理を
した段階でわかります。
(”徹夜したのにわずかにピンボケ!” よくありました。)
ところがあるグッズを使うと、上の星像がこうなります。
このグッズ「バーティノフ・マスク」を知ったのは2009年8月。
市販もされていたのですが、ネットからパターンをダウンロードして
R200SS用に作成しました。
明るい星を画面に入れて、筒の前面にマスクをかぶせ10秒ほど
露光します。
写った星像を見ると、線が一杯あってピントがわかりやすい!
でも、このマスクのホントの使い方を知らなかったのです。
線の見え方でピントを判断するのでは無く、線のズレでピントの
合い具合が瞬時に判定できるのです!(ウソーッ!!)
すごい!すご過ぎる!! どうしてこうなるの!?
この事を知ったのは2010年7月。(1年近くどうやって使っていた!?)
そんな訳で、他の望遠レンズ用も作成しました。
一番大きいのがR200SS用でパターンを切り抜いたのですが、
口径の小さなものはOHPシートにパターンを印刷して使っています。
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きのうの夜も月が見えていましたが、午後8時頃にはすっかり
モヤにつつまれてしまいました。
”22日の月”の教訓から撮影断念です。