雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

(続2 /2)気候区分別 全国夜間晴天日数比較(2001~2020)

2021年01月21日 | 天体写真よろず話
この記事は 『続1 /2)気候区分別 全国夜間晴天日数比較(2001~2020)』 の続きになります。
日本海型、2 九州型、3 南海型 の夜間晴天日数(推定)については、上記の記事をご覧ください。



4.瀬戸内
一年中降水量が少なく、冬も比較的温暖である。
夏・冬とも季節風によって運ばれてくる海からの湿った空気が山脈にぶつかって乾燥した空気となる。
ただし 3月から6月にかけて霧が発生する事が多い。
盛夏季、沿岸部では夕凪による無風で耐えがたい暑さになる「瀬戸の夕凪」という現象が起こる。

< 過去20年間の月別・夜間晴天日数(推定) 集計結果 >
和歌山市は前回記事の3.南海 との境界にあり、県の大半は南海 に属するものと思われる







5.東日本 型 (太平洋側 気候)
太平洋側の気候の特徴は、太平洋から吹く南東の季節風により、夏には雨が多く、冬には雨が少ない事がある。
日本海側に大雪をもたらした季節風は、脊梁山脈を越えると乾燥した空気となり、太平洋側に快晴をもたらす。
なお、冬は南岸低気圧の接近によって雪が降ることがある.。

5a.東部北海道
梅雨が無く降水量が少なく、夏も涼しく、冬の寒さが厳しい。


5b.三陸・常磐
春は移動性高気圧に覆われ、夏にかけてはオホーツク海高気圧の張り出しにより
東よりのやませが吹き例外をもたらす。
残暑は短く、秋は秋雨前線が南下し台風の接近が多くなる。
9月は降水量が1年で最多となり、秋は晴れると霜が降りることがある。
冬は南部(宮城県など)では寒さは厳しくなく、積雪が長時間続くことはまれである。



5c.東海・関東
関東地方では夏にはヒートアイランド現象により気温が上昇。
埼玉県東部ではフェーン現象も加わって記録的な最高気温となっている。
秋に降水量が多い。雪が降る事もあるが1日でやみ天気が回復することがほとんど。
大陸からの黄砂がやってくると関東ローム層から巻き上げられた粉塵が加わり、空が濃い黄褐色になる。
愛知県尾張地方では関ヶ原付近を越えてくる季節風により降雪が多くなる。
夏には岐阜県多治見地方でフェーン現象により記録的高温になることがある。





5d.中央高原
全域において降水量は少なく、年較差は大きい。
周囲を山脈に囲まれているため、台風・低気圧・前線の影響を受けにくく、日照時間も長い。
夏は夜になると涼しくなり熱帯夜になる事はほとんどない。
冬 長野県北部は雪の日が多いが、中部・南部は晴れの日が多い。
山梨県は西部や北部の山間部を除いて冬型の気圧配置による雪はまれで、南岸低気圧による雪が多い。



6.その他 (南西諸島・小笠原諸島)
気温は冬でも15℃を保っている。このため、両地域とも亜熱帯気候だとされている。
台風の接近数の平年値が、沖縄地方では年間7.4個、小笠原諸島では年間5.4個、
奄美地方では年間3.8個にのぼる。

6a.南西諸島
多湿な気候である。本州より約1カ月早く 5月には梅雨入りし、6月下旬には梅雨明けとなる。
夏は、四方を海に囲まれていて、湿った海風が吹き込むことにより気温が35 ℃を越えることはほとんどない。
最暖月は7月である。一方で、熱帯夜・真夏日日数の平年値は日本で最多。
8月から9月にかけては、台風の接近数が多くなる。
10月頃、秋雨前線が九州の南方へ後退すると、北東から冬の季節風が吹き始め、
冬は、季節風が東シナ海を通るときに湿気を多く含むので、曇りや雨の日が多くなる。



6b.父島
梅雨は存在しない。これは、梅雨前線は小笠原諸島の北に現れることが多いためで、
降水量は父島では5月と11月に多い。
南西諸島より年較差は小さく、より海洋性気候の特色が強い。
また、父島では冬から春には前線の影響で強風となることがある。

gooの過去の天気データに無かったため作成できませんでした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上 過去20年間の夜間晴天日数(推定)の集計結果を2回に分けてお見せしたのですが、
区分が細かい事から選択した今回の日本の気候区分方法は
夜間晴天日数(推定)の年間グラフの特徴を表しているように思えます。
大雑把に言えば 日本海側は冬の悪天候で””型、太平洋側は冬晴れで””型
内陸部や瀬戸内海では””型と言えるのではないでしょうか?

しかしながら、小さな日本なのに各都市・地域ごとの夜間晴天日数には大きな差があります。
過去20年間の夜間晴天日数(推定)を合計したグラフです。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
1月早々、2mを越える記録的な大雪となったのですが、
その後大きな降雪は無く、屋根の雪も半分くらいになりました。

そんな昨夜、久しぶりに星が見えそうな雲予報だったので
腰コルセットを巻いて設置場所の裏口付近の雪堀をしました。
2か月ぶりの撮影、上弦前の明るい月、氷点下の気温、
そして 夜半過ぎにやはり出た雲。
今年の初撮りがどうなったかは、次回以降の記事で。

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。
= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (続1 /2)気候区分別 全国... | トップ | 掘って、掘って、初撮りは 上... »

コメントを投稿

天体写真よろず話」カテゴリの最新記事