雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

M63 ひまわり銀河(フルサイズ+長焦点+2年分露光)

2021年03月22日 | 天体写真(系外銀河)
今月8日(正確には9日早朝)の夜に おおぐま座の銀河コンビの次に撮ったのは。

M63 ひまわり銀河  (りょうけん座)  
M63(NGC5055):距離 2,670万光年 視等級 8.6等級  視直径 13’×8’ 渦巻銀河 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( ほぼノートリミング 上が 北 になります )
撮影DATA : 2021/ 3/ 9am 2:06’~  Vixen VC200L(fl=1,800mm)
露出 15分 × 10枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・撮影)ステライメージ9(画像処理)

前回記事のように明るい銀河のコンビならノートリミングでも画になるのですが、
系外銀河単独となるとレデューサーを外した長焦点反射鏡筒のVC200Lでも
フルサイズカメラだとやはりさみしいものがあります。
そこで今回も中央の銀河部分を元画像等倍で切り出してみました。 ↓
等倍まで拡大すると画像の荒れが目立ってきます

画像の荒れを防ぐには撮影枚数をもっと増やして総露光時間を多くすればいいのですが・・

この夜のひまわり銀河の南中時刻は1時57分で ほぼ南中直後から撮影開始しています。
裏口付近で『庭撮り』をしているのですが、自宅の屋根に邪魔されて
せいぜい南中の1時間前くらいからしか撮影できません。
おまけに西側の高度40°付近から電線群にかかってしまいます。
この夜はその前に薄明が始まってしまったので総露光時間は3時間未満となりました。

このように一夜で撮りきるのには露光時間の制約があります。
かといって、天候に恵まれない日本海側の住人としては
滅多に晴れない夜に同じ天体を撮り続けるわけにも・・(ブログ記事のネタあるし)
そこで、今年がダメなら来年もあるさ!!作戦で。

あらかじめ このひまわり銀河は2年前の4月に同じ撮影機材で撮っている事を調べてありました。
その時のブログ記事は → こちら
今回の撮影画像と合わせると、総露光時間は5時間余りになります。 ↓
追加した2年前の撮影DATA:15分×8枚+3分×8枚 フィルターLPS-D2 他のデータはほぼ同じ
同じように中央の銀河部分を元画像等倍で切り出してみました。 ↓

実は2年前は月明かりが残る中での撮影だったのですが、それでもコンポジット枚数が増えた事により
画像の荒れが減って、銀河外縁の淡い部分まで見やすくなっています。
今回は過去に撮影した対象でしたが、長焦点での撮影には今後もこの作戦で行こうと思います。

恒例の『ただいま撮影中』ショットです。 ↓
( 画像クリックで星座名が表示されます )
 3時46分ころ~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×5枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影

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前回記事の編集後記に書いた 臨時の排雪所となった近くの公園のその後。
ショベルカーや小型除雪機で雪山を崩していたのですが
一週間経ってもまだ終わりません。
それでもやっと雪の下 〇mに埋まっていた すべり台が掘り出されました

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