雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

カシオペア座の巨大散光星雲。サンニッパで撮りおさめ(その2)

2013年12月29日 | 天体写真(星雲・星団)
25日、アンドロメダ銀河の高度が下がってもまだ雲の出る気配はありません。
そこで次に、南中を過ぎたばかりのカシオペア座の赤く大きな2つの散光星雲を
できれば2枚モザイクで狙う事にしました。
まずは前回5日amに雲で5分6枚しか撮れなかった
IC1805(ハート星雲)です。

撮影中のおりおんショットです。
上端右にぎょしゃ座、その下にペルセウス座からカシオペア座が見えています。
レンズの向いている方向から、どの辺を撮ってるかだいたいわかりますよね。


IC1805(ハート星雲)

撮影DATA: 2013/12/25 21:19’~ CanonNFD300mmF2.8(手製絞りF4)
露出 5分×7枚+5日撮影の6枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温-1℃ 冷却オフ)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
*はじめから5日撮影分の6枚とコンポジットするつもりだった為、
枚数少な目にしました。
( 意識して構図を合わせたつもりだったのですが、回転ずれがでてしまいました。)

ハート星雲のとなりに、これもまた赤い大き目の星雲があります。
IC1848(ソウル星雲)で、私はまだまともに撮った事がなかったので
5分12枚撮影したのですが、やはり空の悪さにはかないませんでした。

IC1848(ソウル星雲)

撮影DATA: 2013/12/25 22:16’~ CanonNFD300mmF2.8(手製絞りF4)
露出 5分×12枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温-1℃ 冷却オフ)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
ちょっと見にくいですが、頭を左に上を向いている胎児に見えることから
胎児星雲」の異名も持ちます。

予定通り2カット撮れたのでモザイクでつないでみました。( マイクロソフトICE を使用 )
( 撮影時の見た目の向きに合わせタテ位置に変更しました。右が北の方向 )

英名では二つの星雲を合わせて 「 Hert and Soul Nebula 」 と呼ぶそうです。
の星雲 とでも訳すのでしょうか?

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いよいよ年の瀬も押し迫ってきましたが
もう一タイトル、勾玉星雲も撮っているんですよ。
撮りおさめは年内にお見せした方がいいですよね?

みんなの宇宙(そら)最終回
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