雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

自宅で撮った『大宇宙SCALE』 <Ⅱ銀河系-03 ミラ>

2022年02月03日 | 自宅で撮った『大宇宙SCALE』
今年に入っていまだ天体写真は冬眠状態が続いていますので、
今回も ”自宅で撮った『大宇宙SCALE』” でしのごうと思います。

退職を機に再開した天体写真ですが、70代に入ったくぎりとして
この約10年間で撮ったものを振り返って見ることにしました。
掲載順序としては手持ちの天体写真集 大宇宙SCALE を参考に
地球から近い天体の順に掲載しています。

Ⅱ 銀河系
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Ⅱ-03 ミラ 418 光年 
種別 恒星 明るさ 2.0~10.1等級 見かけの大きさ ー 星座 くじら座
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くじら座オミクロン星(o Cet)は別名ミラ と呼ばれ、大きく明るさを変える脈動変光星です。
約330日の周期で収縮を繰り返して、縮んだ時にもっとも明るくなります。
( 大きくなった時ではないことに注意 )
明るくなった時は肉眼でも楽に見える赤い星ですが、
もっとも暗い時は写真に撮るのも大変なほど。
質量は太陽とほぼ同じですが、星の終末期にある赤色巨星で
直径は太陽の400倍にも膨れ上がっています。

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もっとも明るい頃の ミラ
撮影データ:2019/10/31am R200SS+コレクターPH(合成fl=760mm) 露光時間4分・1分×各3枚 ISO3200 EOS6D(HKIR改造)
上の画像の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 30秒露光の固定撮影 )
肉眼でも見える明るさでした。

ミラが中間の明るさの頃の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 30秒露光の固定撮影 )
明るさはほぼ中間の時期ですが 30秒の固定撮影でミラが確認できません。
2等級から10等級の明るさの変化がいかに大きいかがわかります。


書籍の「大宇宙SCALE」をまねて ミラと同程度の距離にある恒星をピックアップしてみました。
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スピカ 262光年
おとめ座 α星で「真珠星」の和名を持つ 1等星で5重星です
2021/6/10 22h36m 30秒露光 カメラ三脚で固定撮影

ラスアルゲティ 382光年
ヘルクレス座 α星 ミラと同じ脈動変光星で2.7等~4等の明るさが変化します
2021/6/10am 00h19m 30秒露光 カメラ三脚で固定撮影

ポラリス 431光年
こぐま座 α星 というより「北極星」で知られる2等星です。
天の北極に位置しているため時間がたっても位置がほとんど変わりません。
2021/3/11am 00h01m 30秒露光 カメラ三脚で固定撮影


この次は「昴(すばる)」の和名を持つ プレアデス星団の予定です。

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昨年は記録的な豪雪だったのですが 初撮りは1月20日でした。
今年は2月に入ってもいまだ撮影できていません。
週間予報をみるとこの新月期も星が見れずに終わりそうです。

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