雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

りょうけん座 M106付近 (迷えるフルサイズ その1)

2019年05月12日 | 天体写真(系外銀河)
令和になって2日目の夜、久しぶりに予報通り晴れてくれました。
孫たちも来ているので天体写真は忘れて・・ と行きたいのですが、
5月の新月期もこの一夜しか撮れないかもしれないと思い
早い時間から設営し孫たちが寝たころから撮影開始。

最初に撮ったのはブラックホールで話題のM87銀河のジェットでした。
前回記事 に掲載済 )
本来なら引き続き 「フルサイズカメラで長焦点」 路線で より拡大して撮影したかったのですが、
検証結果が芳しくなかった事から迷いが生じ、
VC200Lにレデューサーを付けて露光時間の短縮を図ることにしました。

M87は南中直後から撮影できたのですが、その撮影を終えた23時過ぎには
めぼしい春の銀河でまだ高い位置にあったのは撮影済みのものばかり。
やむなく選んだのが、南中から既に2時間以上経過したりょうけん座のM106銀河でした。

M106銀河 付近  ( りょうけん座 )
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 上 が 北 になります )
撮影DATA : 2019/ 5/ 2 23:45’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 10分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
2時間近く露光したのにがっかりの画像になりました。
一昨年APS-Cカメラで撮った画像にはるかに及びません。 ↓
* カメラのほかにも レデユーサー、光害カットフィルタが異なっています

一昨年は南中直後の天頂付近(高度80°)から撮影開始していますが、
今回は高度63°に下がってからの開始だったのがその原因と思われます。
参考に今回の10分露光1枚目と9枚目の撮影画像を比較すると
( 等倍で切り出し )
1枚目ですでに南中時より高度が20度下がっていますが、撮影終了時の高度は更に40度くらいまで低下

10分露光撮影中のおりおんショットです。
( 画像クリックで星座名を表示します )

確かにレデューサーを付けたことにより、露光時間の短縮にはなったのですが、
フルサイズカメラの構図的には レデューサーなしで撮りたい領域でした。

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この撮影の前日には孫たちを連れて長野の戸隠高原の「ちびっ子忍者村」へ。
雨と渋滞で大変でしたが 後半には雨も小降りになりました。
孫3人、それなりに楽しんでくれたようです

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