雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

2019初撮りは まが玉星雲(ぎょしゃ座)

2019年01月14日 | 天体写真(星雲・星団)
前回記事でやっと撮れたウィルタネン彗星の画像をお見せしましたが、
新年を迎えて最初に撮ったのは ぎょしゃ座のまが玉星雲です。

まが玉星雲 (ぎょしゃ座) 
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
右が まが玉星雲 IC405、左下は IC410 ( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2019/ 1/ 9 22:48’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm)
露出 分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 3200 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7

撮影中の空になります。
南中時には ほぼ天頂付近の対象ですが、1時間後でもほぼ真上

同じような構図で4年前にも撮っています。
構図は似ていますが、この画像はヨンニッパレンズ(f400mm)で撮影しています。
撮影時のブログ記事は→ こちら

今回の焦点距離は約2倍の760mm、総露光時間は高感度のISO3200で 約半分。
その違いはフルサイズカメラで撮影した事にあると思います。
まが玉星雲の頭部のトリミング画像です。 ↓
中央で輝く ぎょしゃ座AE星 は毎秒100kmという超高速で移動中の巨星で、
「ランナウェイ・スター」 と呼ばれています。
その昔 オリオン座分子雲にあった連星系の片方が超新星爆発を起こしたため、
はじき飛ばされた星だそうです。

積雪は少ないのですが、防犯灯に照らされた雪のせいか やっかいなカブリが発生。
自宅敷地内の防犯灯は電柱に上ってダンボール箱をかぶせているのですが ・・

次回はこのあと撮った いっかくじゅう座のクリスマスツリー星団 の予定です。

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カブリ処理に手こずり 3日がかりの画像処理になりました。
フラット処理をやっていても残ってしまうカブリ (画像下端ほか)
以前にブログで紹介したステライメージによるR画像減算による
方法を改善して なんとか目立たないよう処理しました。

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コメント (2)
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