雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

風にも負けず、ヘルクレス座球状星団M13

2015年09月14日 | 天体写真(星雲・星団)
後に甚大な洪水被害をもたらした雨台風18号が日本海側に抜けた2日後(11日)の夜、
GPV予報では久しぶりに一晩中雲の少ない予報だったので、早くから設営して待ちました。
ところが・・
これも予報にはあったのですが、佐渡沖を通過する台風の名残の温帯低気圧からの
吹き返しの風がすごく、光害対策の灯火遮蔽パネルが折れ曲がって破損。
右側が今回上部1/3が折れ曲がった隣家の灯火を防ぐ遮蔽パネルA。左は公園の防犯灯対策のパネルB

それでも雲の切れ間を狙って9時前には撮影開始。
この夜のメインタイトルの秋の星雲・銀河が南中を過ぎるまで時間があったので、
おなじみの北天の大花火で時間稼ぎ。

ヘルクレス座の球状星団 M13
( 画像クリックで元画像の30%まで拡大 ) ノートリミング
( 上が北の方向 )
撮影DATA: 2015/ 9/ 11 20:35’~ Vixen R200SS+コマコレクタPH+canon1.4x(合成f=1,092mm F5.3) 露出3分・1分×各5枚 ISO 2,500
Cooled 60D (気温21℃ 冷却 -1℃)  ガイド鏡GS-60S タカハシ EM-200 Temma2M PHD2 ステライメージ7
M13のトリミング画像です。

もう何度も撮っているM13なのですが、ちょっと検証してみたかった事が・・
それは新しく購入したR200SS用コレクターPHにエクステンダーを組み合わせた時の星像。
結果はほぼ満足できるものだったのですが、今回は風が強くガイドが大きくブレていました。
風が強くなると普段はおとなしいDecのグラフも振り切れてしまいます。(撮影時のPHD2のグラフ)
鏡筒の向きがズレたままになるという事はなかったのですが、星像にはかなりのダメージになっている筈。

オートガイドでは、きまぐれな風による鏡筒のブレまでは補正できませんが・・
それでもオートガイドの効果は歴然。(左・オートガイドなし、右・PHD2Guiding 各2分露光の一枚)

次回は風に加えて、雲も流れてきた中で撮ったこぎつね座のアレイ状星雲M27の予定です。
今回よりひどい画像になる事は容易に想像がつきます。

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今夜も内心期待していたのですが、予報ではダメみたいです。
また貴重な新月期の夜が・・

雨が降ってなければ朝の散歩を続けています。
今朝の散歩で春日山城址を望む。(手前はそばの花)

雲上くもがみ
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コメント (6)
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