雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

春の系外銀河導入Map(その3)

2015年03月15日 | ガイド星図22時
春の系外銀河のメジャーなところは導入Mapを掲載済なのですが、
撮影時のスケジュールを考えると南中の時間帯が重なるものが多く、
反面、目ぼしい対象の少ない時間帯がある事がわかりました。
そこでメジャーな対象以外で明るめの対象をピックアップして導入Mapを追加作成してみました。

NGC No.の若い順にまだ作成途中で、現時点で完了したものを掲載いたします。

使用される方は 右クリックで 「名前を付けて画像を保存」 で

 
左から NGC2146(きりん座)NGC2207(おおいぬ座)NGC2336(きりん座)NGC2613(らしんばん座)

 
左から NGC2655(きりん座)NGC2681(おおぐま座)NGC2683(やまねこ座)NGC2775(かに座)

 
左から NGC2805(おおぐま座)NGC2835(うみへび座)NGC2841(おおぐま座)NGC2859(こじし座)

 
左から NGC2976(おおぐま座)NGC2985(おおぐま座)NGC3184(おおぐま座)

今回はネガ反転したものは省略しました。(実際のカメラモニタとの照合では使いづらいため)

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今夜はなんとか星が見えていたのでガイド精度の検証中。
どんどん透明度が落ちてきて、やはり作品は無理そうです。

裏庭のふきのとうはまだ雪の中でした。
家の陰になるため陽があたりません。

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春の系外銀河導入Map(その2)

2015年03月06日 | ガイド星図22時
雪国に春が訪れ、星が見えるようになったら昨年購入したVC200Lで春の系外銀河を。

より長焦点になった鏡筒でも、はるか彼方の暗く小さい銀河が導入できるよう、
ガイド星図22時』 の導入Mapをつくり直しました。
前回掲載分 ⇒
ガイド星図22時

今回は『ガイド星図22時(春季分)』の系外銀河で未作成だったものを掲載します。
* 以前掲載分も含め DSS画像とステラナビ星像の重複ズレを改善してあります。

使用される方は 右クリックで 「名前を付けて画像を保存」 で
左から M97 & M108(おおぐま座)M99周辺(かみのけ座)

左から M100周辺(かみのけ座)M85周辺(かみのけ座)

左から M87周辺(おとめ座)M101回転花火銀河(おおぐま座)

星図をプリントして使う人用に周辺図をネガ反転したもの (黒インク節約のため)
 
左から M97 & M108(おおぐま座)M99周辺(かみのけ座)M100周辺(かみのけ座)M85周辺(かみのけ座)

左から M87周辺(おとめ座)M101回転花火銀河(おおぐま座)

今年の春もこれらメジャーな対象の撮影だけで終わりそうな気がしますが、
これ以外の明るめ(10等級以上)の系外銀河の導入Mapの作成も始めています。
数がまとまりましたら、また掲載しようと思います。


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今日は昼間から天気が良くて、このままゆくと
また満月の夜だけ晴れるのかよ!
と思ったのですが、夕方から曇りました。
朝方 腰を痛めてつらかったので内心ほっとしています。

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系外銀河導入用Map新規作成しました。

2015年02月21日 | ガイド星図22時
わたしは自動導入のできない赤道儀(EM-200USD)を使用しているため、
目盛り環で撮影対象を導入しています。

目盛り環導入は誤差が大きく、撮影対象の近くにいることはまちがいないのですが、
1分程度のTST撮影では目的の天体は写らず、ここは何処?がしょっちゅうでした。
そのために作成したのが 『ガイド星図22時』 だったのですが、
長焦点のVC200L(中古)を使い始めて写野が更に狭くなり、
前回のNGC2903の撮影では、TST撮影で現在位置を特定できず撮影を断念しました。

そこで、そろそろ春の系外銀河のシーズンにもなりますので「対象導入用Map」を作成し直しました。
あくまで個人用に作成したものですが、自動導入赤道儀でもなかなか撮影対象が入ってくれない
という場合でも、TST撮影で写った星の配列から現在位置がわかれば補正もできるのでは・・。

まずは『ガイド星図22時』で作成していたメジャーな対象から作り始めました。
以下がそのサンプルです。
導入用Mapの作成にあたっては、アストロアーツ社のステラナビゲータ9を使用しています。
前回、古い導入用Mapで現在位置の特定ができなかった しし座のNGC2903銀河の導入Mapです。
上段の銀河周辺の画像はステラナビの「DSS画像取得」機能で、サイト「STScI・ESO」よりダウンロードしたものを使っています。

肝心の下段の導入用Map ですが
表示している星は14等級まで、写野枠はわたしの持っている機材に合わせて入れてあります。
● R200SS(f=800mm)、□ VC200L+レデューサ(F=1,278mm))、■ VC200L(f=1,800mm)

サンプルの導入用Mapはネガ反転してありますが、元の反転無しの星図も作ってあります。
これまでは反転なしで使っていたのですが、今回実戦用にプリントアウトしたところ、
黒インクの減りが激しすぎて途中からネガ反転に切り替えました。
私はプリントアウトしたものをその都度クリアケースに入れて使用しているのですが、
直接PC画面で確認する人には反転なしがいいと思いますので、今回は両方を掲載しました。

今回作成した導入用Mapは以下の通りです。(南中の早い順に)
* 2015/03/02 Map差し替え・・・DSS画像とステラナビ星像の重複ズレを改善

使用される方は 右クリックで 「名前を付けて画像を保存」 で

ネガ反転したもの
 
左から NGC2403(きりん座)NGC2903(しし座)M81&M82(おおぐま座)M95&M96(しし座)
* NGC2403 は「ガイド星図22時」未作成です。

 
左から しし座の銀河トリオNGC3718付近(おおぐま座)M109(おおぐま座)触角銀河(からす座)

左から M106付近(りょうけん座)マルカリアンチェーン中心部(おとめ座)NGC4565(かみのけ座)M104ソンブレロ銀河(おとめ座)

左から M64黒眼銀河(かみのけ座)M63ひまわり銀河(りょうけん座)M51子持ち銀河(りょうけん座)M83(うみへび座)

おまけということで、これは系外銀河では無いのですが先日撮った かに星雲(おうし座)


例によって記事のボリュームが大きくなっていますが、つづいて
ネガ反転 なし

左から NGC2403(きりん座) ・ NGC2903(しし座) ・ M81&M82(おおぐま座) ・ M95&M96(しし座)
* NGC2403 は「ガイド星図22時」未作成です。

左から しし座の銀河トリオNGC3718付近(おおぐま座) ・ M109(おおぐま座) ・ 触角銀河(からす座)

左から M106付近(りょうけん座) ・ マルカリアンチェーン中心部(おとめ座) ・ NGC4565(かみのけ座) ・M104ソンブレロ銀河(おとめ座)

左から M64黒眼銀河(かみのけ座) ・ M63ひまわり銀河(りょうけん座) ・ M51子持ち銀河(りょうけん座) ・ M83(うみへび座)

おまけの かに星雲(おうし座) です。

今後もまだ未作成のメジャーな対象や、機会があれば挑戦してみたい難物など、
追加作成できましたら掲載したいと思います。


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実は今日移動性高気圧が通過するという事で、
昨日から頑張って作成したのですが、
昼間は快晴だったものの、夕方には雲で覆われてしまいました。
高気圧が通過したのは朝だったようです。
まぁ、いつか使う機会は来るでしょうけど・・

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f3,000mm目盛り環導入

2014年07月26日 | ガイド星図22時
昼間は青空が出ていましたが、GPV予報どおり夕方過ぎてうす雲が出てきました。
星は見えているのですが今夜も撮影はお休みと決め、
先日のエクステンダー2段重ね(合成焦点距離3,000mm)で
こと座のM57リング星雲を撮影した苦労話を。
ただいまリング星雲撮影中 (電線にかかる前に撮影を終了しております)

わたしのタカハシEM-200USD赤道儀(中古購入)は天体を自動導入する機能はありません。
そのため赤道儀の目盛り環を使って撮影対象を導入するのですが、
(  左 赤経目盛り環           右 赤緯目盛り環  )
当然読み取り誤差が発生する事から、最初は大変苦労しました。
そこで『ガイド星図22時』を作成したのですが、ステラナビより周辺星図を取り込んだ事により、
多少の導入誤差があっても現在位置が把握できるようになりました。
これでR200SS(f=800mm)単体なら、導入が問題なくできるようになりました。
M57リング星雲の「ガイド星図22時」

ところが今回は相手が小さいため、目いっぱい拡大したf=3,000mm
写野は0.4°×0.3°、広さはR200SS単体の1/14の狭い範囲となります。

この夜のわたしの撮影手順は
今回は横構図での撮影のため、鏡筒と平行にカメラを取り付け
*フラットを合わすため、バリアングルモニターが筒先側にくるように
鏡筒のファインダーを使って、基準星(今回はベガ)をカメラモニターの中央に導入する。
バーティノフマスクでピントを合わせる。
2,3秒の露光で基準星(ベガ)を撮影。(撮影画像をX10でチエック)
基準星の位置に目盛り環を回して合わせる。
基準星の位置はガイド星図に記載あり
目盛り環を見ながら撮影対象の位置まで赤道儀を回転。
クランプフリーにして、ガイド星図に書かれた写野中心に合わせる
1分露光程度のTST撮影を行う。
撮影画像とガイド星図の星の配置を照合し現在位置を把握する。
写野中心に近づけるようコントロールBOXで赤経・赤緯を移動。
構図の位置に決まったら 『乾囲送兵衛』取り付け。
乾燥空気送入開始、カメラ冷却開始
PHD Guidingを立ち上げ、キャリブレーション実施。
オートガイド スタート
撮影開始
なのですが・・

今回の撮影が困難だったのはで対象が導入できないばかりか、
現在位置すら把握できなかったこと。
1回目のTST撮影 (103sec)
ガイド星図との照合できず
2回目のTST撮影 (47sec) 基準星に戻して再導入
ガイド星図との照合できず
(実は広域写野の南側の一部が写っていたが気づかなかった)
3回目のTST撮影 (48sec) 基準星に戻して再導入
ガイド星図との照合できず
(1回目とほぼ同じエリアを撮っていた)

結局ガイド星図と照合できたのは4回目 (118sec)
右上の明るい星の配置がガイド星図の南側のものと一致
現在位置さえ確認できれば、あとは近づけていけば良い
北に移動 (23sec)
更に北側に移動 (40sec)
ついにリング星雲が捉えられた。

今回の記事作成にあたってステラナビゲーターで照合したところ、
1回目、3回目はガイド星図をはみ出したエリアを撮っていた事がわかった。
ステラナビゲーターで更に広域の星図を作成したもの

この目盛り環導入エリアを見ると上下(北南)方向のブレが大きい事がわかる。
その原因は以下の様に推測している。
・赤緯(北南方向)の目盛り環は小さく、一目盛り2度まで・・・読み取り誤差大
・架台部にある赤経(東西方向)目盛り環に比べて、赤緯目盛り環は離れており、正面から見づらい
・指標と目盛り環に段差がある・・斜め読みによる誤差の発生

それでも最初の頃は、反射望遠鏡の鏡筒の横にカメラを取り付けただけで
西も東もわからなくなった事を思えば、ずいぶん経験を積んだものだと思う。
自分をほめてあげたい。(・・・自動導入なら不要な技術?)

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気がつけばもう新月期。
昼間から準備できるようなすっきりとしたGPV予報はまだか。

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『ガイド星図22時』 全85タイトル掲載完了(11月南中分)

2013年10月26日 | ガイド星図22時
利用されている方がおられるかどうかわからないのですが、
今回は11月南中分を掲載しました。
ブログ開設してまもない昨年12月より逐次掲載し、
今回で全85タイトル掲載完了となります。

(私用に作成したもので、南中日時・高度は新潟県上越市基準です。)

(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)
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NGC488銀河 (うお座)・・・・・・・・・・・・ ● NGC520銀河 (うお座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

M33(NGC598)銀河 (さんかく座)・・・・・・ ● M74(NGC628)銀河 (うお座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

M76(NGC650)小あれい星雲 (ペルセウス座) ● NGC772銀河 (おひつじ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

ペルセウス座二重星団(NGC869&884) (ペルセウス座) ● NGC891銀河 (アンドロメダ座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

IC1805散光星雲 (カシオペア座) ● IC1848散光星雲 (カシオペア座)
・・・・・・・・・・・・・・・・

以上 11月南中分 10タイトル


ガイド星図22時』は、もともとは目盛環導入しかできない赤道儀で
撮影対象導入に手こずった事から自分用に作成したものでした。
その後、ブログに掲載したら役に立つ人もいるのではという事で、
作成済の85対象を何回かに分けて掲載してきました。

これまでの掲載記事は以下の通りです。
( クリックで記事にリンクします )

2013/02/20・・16タイトル

2013/04/08・・14タイトル

2013/04/08・・10タイトル

2013/07/13・・12タイトル

2013/07/23・・・・7タイトル

2013/08/10・・16タイトル

尚、『ガイド星図22時』の紹介記事はこちらになります。


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明るめのメジャーな対象を中心に作成してきましたが、
自分の撮りたいものという事で、超難物の何億光年という
銀河団なども含まれています。
今後も追加作成したものが出ましたら、
撮影画像に合わせて記事の中で掲載していきたいと思います。


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