くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

命の賛歌

2007-11-05 23:41:08 | Weblog
豊野町出身の歌手、清水まなぶさんのCD「回想」を聞いた。
今年の8月10日の信毎紙上に、祖父の戦争体験歌に、とかなり大きく紹介され注目をしていたものだった。

実は祖父にあたる保雄さんは、我が家の亡くなった義父とシベリアの抑留者同士で抑留者の運動の新聞を届けてくれた人。
私もビラを配りに伺ったとき、戦争の話を聞かせていただいたことがある。
丹精こめて作られた菊の花の手入れをしながら、「細いやせた自分のような者が助かって、体格のいい者が大勢死んだ」と、静かに話しをされていた。

「まだ佐藤さんに聞いてもらってなかったね」とまなぶさんのお母さん。私はそのまま車の中で聞いた。
「咲き誇れ 命の花 いついつまでも 今年も桜の舞う季節がやってきた」と始まり、祖父の体験をそのままラップ調に歌詞に乗せて歌っていく。
気負わず、重くなく、おじいさんの手記をそのまま生かして歌っている。
「じいさんはもういない。でも、ここに受け継がれた、こんなにもたくさんの生命が、笑顔の花を咲かせています」

よかったねー。まなぶさんのおじいさん、そしてうちのおじいちゃん。
若い人が戦争の苦労を受け止め、命の尊さを歌っているよ、とても素敵な歌だよ。
私は本当に嬉しくなった。
私も元気もらって憲法9条守る運動がんばろう、子どもに孫に伝えよう、平和の尊さを。

民主党の小沢党首が自民党と連立を組む協議をおこない、党内から批判する意見が出たことで辞任するというニュースが駆け巡っている。
参議院選挙でなぜ与党が過半数割れを起こしたのか、民主党に支持が集まったのか、わかっていないねえー。
軸足をどこにおいているんだ、と言いたい。
国民は9条変えて戦争するのは反対。
大企業だけが肥え太り、庶民が餓死する社会は困る。
これ以上の弱いものいじめ、年寄りいじめはやめて、と叫んでいる。

命をはぐくみ、人として働き、暮らし続けたい、誰でも思う。