くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:NY 第19話「罪の重さ」

2006年05月17日 | CSI:NY
クリーニング工場で、回収されたシーツの中から女性の遺体が発見された。マックとステラは包まれていたシーツの成分や遺体の胃の内容物から殺害現場のホテルを特定するが、その部屋に泊まっていたのは国連の特別会議に出席中の外交官だった。
その外交官にはかつてアメリカに留学中、今回の遺体と同じ手口で女性のレイプ殺人の嫌疑がかけられたことがあったが、仲間たちの証言によって逃げ切った過去があった。その仲間たちは現在彼の側近となり、会議に付き従っていた・・・・
ダニーとエイデンは、人間銅像のストリートパフォーマーの死を担当する。検死の結果、遺体は自然死だったことが判明するが、死んだ後に誰かがひげを剃って衣装を着せ、彼を街に立たせていたことがわかる。
マックは事件性のない案件の捜査は中止しろと命じるが、ダニーは謎にこだわり、密かに捜査を続行する・・・・


なんというか不条理な犯人たち。
人間銅像の方は、「休めばいいじゃん」とか思ってしまったわけだが。そういう自己責任での自由がきくのがああいう仕事じゃないのかなぁ。でもってしんどかったらネタ変えればいいじゃん・・・・
何かこう、不器用すぎてどう突っ込んだらいいかわからない。まだしも殺人じゃないだけマシか。
復讐殺人のほうは・・・・何年も本当に愛する女性が出てくるまでを待って・・・なんてするより、最初の時点で警察に言ってればいいじゃん、みたいな。結局「自分が疑われること+厚遇で出世」を、恋人への愛情と秤にかけて、愛情の方を捨てたようなやつに復讐の資格はないと思う。
コスタのほうは本気で愛して由来ものの指輪も与えていたわけだけど、でも殺されたジェニーは必ずしも本気ではなかったようで(金のために近づいた?)、それぞれの思惑がちょっとずつズレてる感じだ。
ズレてるといえば・・・・バレットは、眠ってるジェニーを上に乗せてから首を切っていたけれど、それだと腕はいつ切っているのだろう?腕はそんなにひどく出血しないということで、あのマックのシーツの実験では除外されているのだろうか?
腕をひねりあげてあの切り筋をつけるのは結構難しそうだ。

あの実験で、一気にチャドの存在感がグレッグレベルに!いい味出てるよチャド~~~!あれでファンがついたのではないだろうか。そのままがんばれチャド!
グレッグみたいに足にカビを生やされちゃったりと、ラボの人たちってほんとに人体実験のモルモット扱いされることがあるからなぁ。
マックに「君に頼みたい特別な仕事があるんだ」とか騙されたんだろうか。「楽しそうね、チャド!」とステラに言われて、内心「たのしくねーよ!」とつっこんでいたであろうチャドに幸あれ。

ホークス先生は・・・・ロシア娘なんかに!
ナンパしたんじゃなくて、「された」だから、まだよしとしよう。(いいのか?)

ラストでエイデンがオシャレしていたのはリリー巡査とデートだったという流れだと思うので、ちょっとかわいめなリリー巡査はまた出てくるかなぁと思ったがもう出てこない。残念。
エイデンとダニーの微妙な関係って・・・・いいよなー。
いい雰囲気になってる自己紹介に、ちょっとジェラシーで割って入ってみたり、後から冷やかし半分で探りを入れてみたり。でもデートだってわかると負け惜しみを言ってみたり、ダニーはエイデンに気があるのか、そういうふりをして楽しんでいるのか・・・・どう見てもエイデンに分がある感じってのも、またイイ。

・・・っていう楽しい展開だけではなく、マックとダニーの深刻な溝が今回浮き彫りになった。
NYはチームワークよさそうなのだが、ダニーは一匹狼なところがあるからマックのコントロールも及ばない部分があるのだろうか。
マックはマックで海兵隊方式っていうか「上官の命令は絶対ダー!」だし。
そうすると、ステラの存在が効いて来るんだな。ドンちゃんとの仲を微妙にとりなしてるのもステラだったし。副官としては割と優秀なとこがある彼女。でも、そこでステラが中に入るのではなく、マックとダニーがサシでタイマンはらないことには埋まらない程度の溝だからなー。
残り4話でその辺の話は詰められるのだろうか。

16日でテレビ東京のマイアミの第2シーズンの放映が終了したので、15日はNYの合同捜査だった。
・・・・あんなに吹き替えがキャラを左右するものだとは。
マックとステラはちょっと年齢が上かな、くらいなんだけど、エイデンは声が高くてかわいこちゃんキャラで、ダニーは二枚目っぽい。そして・・・・何より・・・・
ホーク先生は何だあのキャラは~~~!!マックに対してタメ口なので、全然今のカチッとした感じの紳士然としたキャラじゃない。髪型もなんだか中途半端だし。手探りで色々変わってきたのだろうが、ホークス先生が良い方向に変化してきてくれてよかった・・・。
もしあのキャラのまんまだったら、NYそんなに思い入れしなかったと思うんだな。
あの当時からダニーはマックの言いつけを聞かずに、勝手に行動しているという設定。そしてマックはそこでダニーをきちんと怒らず、裏でエイデンにフォローしてるだけだったというのがわかる。その積み重ねが今回の二人の亀裂なのであり、今回だけのことじゃないから、ちょっと深刻。

あぁ、そういえば、合同捜査ってドンちゃんいないのね・・・


【 ト リ ビ ア 】

☆ 「忘れられない日」

ドン・フラックがかつての殺人を掘り起こしてきた時の台詞「2月10日はロバート・コスタにとって忘れられない日のはずです。」
これは原語では(TV.com)こう言っているらしい。
「It must be Groundhog Day for Robert Costa.」
「Groundhog Day」とは、ビル・マーレイ主演映画の「恋のデジャ・ブ」の原題。呪いをかけられて同じ日を延々繰り返すようになった男の話・・・なので、コスタが同じ殺人現場を体験するというデジャヴをたとえていったもの。ドンちゃんの映画の趣味って軽いのぅ。
恋はデジャ・ブ

☆ 最高級キャビア
ホークス先生が言っていたキャビアは「ALMAS」。「ロシアのダイアモンド」と呼ばれる、世界で一番高価な白いキャビア。(こちらに詳しい)
どのくらいすごいかというと・・・24金加工のこんなパッケージに入って売られてるくらい。1キロ2万ドル強だから・・・・


【 脇俳優チェック 】

◆洗濯に出された遺体ジェニー・リー .... April Bowlby
同じ日に放送した「CSI:5」6話「青の衝撃」で、連続レイプ殺人犯の餌食になったが、様式のとおりに遺体を処理できなかったためにバンから発見された女子大生、ケイトリン・ラキッシュ役で登場していた。二時間連続遺体役。
他には、チャーリー・シーンが2003年からやっているテレビシリーズ「Two and a Half Men」に第3シーズン(2005年~)から何エピか出演している。

◆ロバート・コスタ .... Dominic Fumusa
「CSI:マイアミ」第1シーズン14話「目には目を」で、流行のクラブ「キャンバス」の弁護士ヴィンセント・グラジアーノ役で登場している。
「Sex and the City」第3シーズン16話「恋愛のエキスパート」では、キャリーと付き合ったものの別れた後にキャリーに関する嘘の噂を流しまくる最低男ジム役。その後にミランダともデートするが、あまりに最低なので呆れられるという役柄だった。

◆かつてコスタに殺されたスーザン・ヤング .... Olga Karavaeva
14話「血と汗と涙」で、サーカス団のジャグラーとして出演していた。今回は遺体写真。微妙。

◆コスタの警備責任者トニー・ガルシア .... Andre Kristoff
「CSI:マイアミ2」24話「CSIの汚名」で、冒頭AV女優が殺されたという知らせを聞いた制服警官たちがワヤワヤ集まって(写真まで撮って)いたので、事情をホレイショに聞かれて「AV女優です」と説明していた警官役で登場していた。

◆本物の人間銅像スコット .... Silas Weir Mitchell
「CSI:マイアミ2」15話「偶然のゴースト」にカメラマンのラルフ・ダースト役で登場していた。事故を目撃したのに、通報の前に遺体写真を撮ってちゃっかり商売をしてしまうのだった。
「コールドケース」9話「サイン」では、面倒を見ていた祖母を恋人にそそのかされて殺し、地下室に埋めたものの、罪悪感でずっと苦しんだ孫ジェームズ・ホーガンの現在版を演じていた。第2シーズンも登場予定。
「24」第1シーズンに第7~11話までドレーゼンの手下のイーライ役で登場している。他に映画では、「隣のヒットマンズ 全弾発射」と「ラットレース」に出演している。
「CSI:6」2話に登場予定、「プリズン・ブレイク」では3話からヘイワイヤー役でサブレギュラー。

◆オマール・リリー巡査 .... Larry Gilliard Jr.
「いい警察官になりたくて」ストリートの人々に目を配り心を配る、日々精進中の心優しい巡査。
HBOのドラマシリーズ「The Wire」(日本未放送)で、お人よしのドラッグディーラーのダンジェロ役に扮して好評だったらしいが、第1シーズンで降板。このドラマは2002年から放送され現在第4シーズンまでいってるようだが、麻薬密売組織vs警察のボーダーレスな闘争を描いたディープなもののようで、面白そうではあるが日本でウケるのは難しそう。どこかCSでやってくれるといいのだけど。

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2 コメント

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ホークス先生 (josetangel)
2006-05-18 18:31:52
確かにマイアミでのお披露目エピの時の吹き替えよりも、本編のメンバーの方がキャラクターに合っているようですね。マックに関しては、私は始めの人の方が好きですけど。

Pilotとか第1話は人選する人もキャラのことは判らないのでしょうね。

女性なんか、2タイプ(若い子とおばさん)しか対応できないような感じだし、役者さんの外見だけでなんとなく決めているんじゃないかと思ったりします。

ところで、ご存じかも知れませんが、みんなに人気のホークス先生、確かWOWOWで放送するはずのThe 4400(未知からの帰還者)の2シーズンにゲスト出演しています。どんな役かはお楽しみです。
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josetangelさんへ (くまぷー)
2006-05-19 09:32:23
慣れもあるでしょうが、吹き替えの良し悪しで意見が分かれるのはマックとダニーくらいじゃないですかねぇ(^_^;)ダニーは、二時間続きで違うキャラを見るのに違和感があるという特殊事情を背景にしたご意見もあるかもしれないですし。ただ、ダニーは1st後半のグレっぷりのイメージが吹き替えによって結構左右されそうな感じで。

マックは、前の人でも慣れてしまえばそんなに変わらないかなー。でも、軽妙さの点で今の人のよさが生きてるかなと思います。



>女性なんか、2タイプ(若い子とおばさん)しか対応できないような感じだし

あぁ、これありますね(^_^;)

その点でいうと、中間でどっちにも振れる田中敦子さんと安達忍さんが多用されるのがわかる気がします。



「4400」の2、もちろんチェックしてありますよー。とっても楽しみ!彼のほかの作品を見てもいい!って思えたら、多分俳優そのもののファンになってしまうかもしれないですね。

「4400」は・・・・何しろ脇が多いのでチェックはできないだろうと思いますが、見るつもりです~。

夏からWOWOWはもうひとつ、スリラーもの?が始まるようですね。あれもどうなのか気になるところです。

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