くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

「アグリーベティ3」第6話「アグリー・ベリー」

2009年11月24日 | アグリーベティ
キミーは「エディター」の肩書きをもらったことで大威張り。ベティに対してだけでなくマークやアマンダに対しても無礼な態度をとってイライラさせる。
そんなベティのへこみがちな気持ちを隣人のジェシーが「夢に向かって頑張ろう」励ましてくれたため、ダニエルに直談判してモードの企画に「最高にホットなフルーツ」でページをもらえることになった。
最初はその場の思いつきの企画だったが、調べるうちに「ティコ・ベリー」というフルーツがスーパーモデルのアドリアナ・リマの大好物と判明、モードの特集記事として取り上げられ、ベティはプロジェクトマネージャーに就任することに。
しかしそれで自分の記事が削られることになったキミーは面白くなく、ベティの仕事を奪おうと卑怯な手を・・・

財務を担当していたアレクシスが去り、モードの財務状態は厳しいものになっていた。そこでクレアは、財務と経営のプロを雇うべきだと進言。そうしなければ会社を失うことになりかねないというのだ。
そんな時、ウィルミナは財務のプロとして知られているコナー・オーウェンに偶然出会い、彼をモードに迎え入れることを提案する。しかしダニエルは過去にコナーと色々あったからと渋い顔。しかし彼の出してきた事業計画のすばらしさに雇い入れることを承知する。
ダニエルの敵を雇い入れたとウィルミナは内心ほくそえむが、それはダニエルの計略だった・・・

---------------------------------------------------------------

キミーは、もっといじればいじったで色々使いようがあったキャラだと思うのだが、残念ながらここで退場に。
ほんとにこのドラマ、もうちょっとちゃんと使ってくださいよと思うキャラクターが、簡単に去っていってしまうのでちょっともったいない。
ただ・・・キミーの場合実際のところはもうちょっと使いたかったのかもしれないが、ぶっちゃけ、リンジー・ローハンの役さながらなアタクシぶりにアメリカ・フェレーラがキレたそうで。それ以外にもトラブルを色々起こし、出演エピソードを減らされてしまったということなので、それは仕方ないか。
キミーというキャラが最初はそうでもなかったのに、いきなりシャレにならない女王様キャラに激変したのは、何かスタッフからのメッセージだったのだろうか。

でも、今回のゲスト出演を見て、彼女自身とても才能があるのは間違いないのにもったいないなぁとは思った。
キミーはベティの案をパクったりマークやアマンダの真似をすることで、モードの中でニセモノの成功を手にするけれど、自分自身で考えたり判断する自信がないものだから策略にひっかかってしまった。しかし、キミーにはキミーなりの才能があって、正しいポジションを与えられてきちんと自分の力で輝くことができた瞬間もあったのだ。
その設定がまさにリンジー・ローハンそのものという感じ。人を貶めて騒ぎを起こすことでしか周囲と関われない、そんな不幸な状態を脱して才能を開花させることができたら、すごくいい女優さんになれるかもしれないのに、もったいないな。
ほんとに脚本スタッフ・・・メッセージこめてない?

ダニエルが珍しく策略をめぐらして、しかも成功したのでびっくりした。普段はどんなに悪巧みしてるつもりでも、顔に出たり詰めが甘かったりで失敗ばかりなのに。
その案・・・コナーに考えてもらったでしょ?そうに違いない。ダニエルがウィルミナを出し抜けるような策を考え付けるとはとても思えないんだなぁ。
先週の雪溶けムードが嘘のように、一気に元通り。やっぱりそっちの方が落ち着きがいいもんね。
たまに刺激があるのもいいが、がっちり固まったキャラ設定を無理に壊してもドラマ全体のバランスが悪くなりそうで怖い。ダニエルとウィルミナはもうしばらく火花を散らしてくれるくらいでちょうどいい。
コナー役の俳優さんは、ぱっと見英国俳優か?と思ったのだけど最近のしてきている豪俳優さんだった。ジャーニーマン系の風貌なので英国だろうと思ったのに。なかなか私としては好きなタイプだ。あまりいっぱい出演してくれないようだが、これがきっかけで売れるといいな。

パパは米国選挙権を持って初の投票!ということで大はしゃぎ。
これの放送は2008年の10月30日で、大統領選投票日は11月4日だったので、一種の「投票に行こうキャンペーン」をドラマの中でさりげなくやっているような感じだろうか。
でもどっちにも偏らないようにうまいこと揶揄してオチをヒラリーにもってきていたが、撮影時点では党大会(8月26日)以降で決着がついていたのだろうか。
パパはやっとのことで手にした市民権、そして選挙権だから思い入れが大きい。しかしヒルダはその逆で、自分にある権利が当たり前だと思っていてむしろ目先の商売が大事よと無関心。まぁ今まではパパも投票できなかったから家庭全体で無関心の空気があったんだろうし。
それにしてもヒルダは、投票所に無許可の美容院のチラシを撒くとは思い切ったことを。あまり後先考えてないんだろうな・・・
今回ヒルダのお店に来た地元の議員さんとは、なんとなく・・・恋の予感?
無許可営業をしてるシングルマザー美容師と地元議員では、ちょっとハンデがありそうな気がして、またヒルダが「耐える女」になってしまいそうな気がするが。
しかしまぁ・・・「ベストキッド」の坊やも大きくなったもんだよなぁとしみじみ。今のジャスティンくらいだったのに、あんないいおっさんになってしまって。


【 脇俳優チェック 】

◆ミード社の経理のモート .... Jordan Lage
財務状態を説明し、モードに経理のプロを雇うべきと進言した。
「LAW&ORDER:犯罪心理捜査班」第2シーズン5話「幻の骨董品」では、チャイナタウンで買い物中に殺害された中国系女性アニーの、アメリカ人の夫役。
「Oz/オズ」の第2~3シーズンでは、囚人のハンロン役で登場。

◆地元の議員アーチー・ロドリゲス .... Ralph Macchio
ヒルダの店に髪を切りに来て、無許可営業を心配し店を休むようにアドバイス。
映画「ベストキッド」シリーズ1~3で、日系人ミヤギに空手を教わることで成長していく少年ダニエル役を演じて、日本でも大ヒットとなった。(ちなみにシリーズ4作目では、ミヤギに教わるのはダニエルではなく、ヒラリー・スワンク演じるジュリー)
「りんご白書」では、荒廃した学校の中で読み書きができず家庭にも問題を抱える生徒エディ役。
他に「クロスロード」「いとこのビニー」など。
「アントラージュ★オレたちのハリウッド」第2シーズン3話「魅惑のプレイボーイ・パーティー」では本人役で出演。ドラマがプレイボーイ社の社長宅で猿を逃がした疑いをかけられ出入り禁止になった件で、ラルフは現場に居合わせたが、自分も出入り禁止になりたくないので証言を拒む。

◆財務のプロのコナー・オーウェン .... Grant Bowler
ニュージーランド生まれで、幼い頃に一家でオーストラリアに移住。オーストラリアの作品に多く出演している。
「LOST」第4シーズンでは、島から一部のメンバーを救出した貨物船の船長ゴールト役。「船長を信じるな」というメモによって、スパイではないかと疑いの目を向けられ・・・

◆スーパーモデルのアドリアナ・リマ本人 .... Adriana Lima
ブラジル出身のスーパーモデル。「ヴィクトリアズ・シークレット」の契約人気モデル=エンジェルに認定されている。
NBAの選手マルコ・ヤリッチと結婚、つい最近女児を出産している。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「アグリーベティ3」第5話「... | トップ | 「アグリーベティ3」第7話「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アグリーベティ」カテゴリの最新記事