伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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多田ブログ名作劇場 その18(社会が進むべき方向)

2020-07-12 15:46:12 | Weblog

近年、SDGsが注目され、

地球環境を持続することの重要性が再認識されています。

地球はたくさんの命を載せて、

水や空気、食べ物などを再生産しながら、

宇宙を飛ぶ巨大な宇宙船「地球号」。

 

地球の大きさは有限なのに、その中で無限の経済成長や、

無限の人口増加を求めるのは、そもそも不可能。

人間だけが地球上で生きているのではありません。

生物多様性を破壊すれば、人間も生きられなくなります。

ならば、「人間をすべての生き物の最上位に置く価値観」や

それを基にした経済活動は、地球を滅ぼします。

 

どうでしょうか。地球の限界が見えてきた今、

これまでの価値観や生活スタイルを変える時ではないでしょうか。

 「カネさえあれば、すべての問題は解決する!」

 「経済が成長さえすれば、税収が増える!」

 「とにかく経済成長が最優先!」

こんな能天気な、

発展途上国時代のような政策は、もうまっぴら。

いかに次の社会を構想するか、ヒントを3話。

 

 

 

成長神話からの脱却)2012-05-25

新しい政策を考える前提として一番大事なのは、
「今後も人類が地球上で生活を続けられること」、
と考えています。

私の考えにぴったりの論文を見つけました。
大和総研経営戦略研究所 河口真理子さんの
 「『成長神話からの脱却』を考える」です。

これからの社会・世界を考える基礎となる貴重な考察です。
とても分かりやすく、納得です。

 

 

 

地方自治体にとって、与件としての国の財政赤字)2017-05-06

プライマリーバランス(基礎的財政収支)とは、
「収入」(税収+税外収入)と、
国債の支払い費用を除く「歳出」との収支。
必要な政策的経費を税収でどれだけまかなえているかを示す

国は2020年度(平成32年)に
国と地方の基礎的財政収支を黒字化する目標を公表し、
国際公約しましたが、達成は困難になったと、
2017年1月26日の日経新聞等が報じました。

平成24年度の予算でプライマリーバランスを試算したところ、
地方交付税と厚生労働省予算だけで、
税収額を超えてしまいました。

ムダを削るどころか、「他の省庁は丸ごと廃止」しなければ
プライマリーバランスは達成できません。

 

 

下のグラフは財務省の資料です。
財政赤字は太平洋戦争末期よりも大きいのです。
国の財政を説明するのに、戦時中を例に出さなければならないとは、
いかに今の日本の財政が異常な状態なのか、
国民も自治体もしっかり自覚しなければなりません。

日本は終戦時に、財政破たんしたばかり。
まだ100年もたっていません。
(国債は額面通り支払われましたが、
 物価が急上場したので役に立たなかった)

米経済学者カーメンは、金融危機の歴史の本「国家は破綻する」で、
日本の終戦直後は事実上の債務不履行(デフォルト)だったとしています。

今の国の財政が、安定的に継続できるとはとても思えません。

 

 

 

社会を支える超重要戦略)2013-12-27

今のやり方では、国も地方も税収が足りない。

その上少子高齢化はさらに加速するので、

社会保障費は増大し、税を払う人は少なくなる。

しかし、だれかに支えてもらわなければ

生活できない人のニーズは消えてなくなるわけではない。

どうしたらいいのか。

その答です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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