伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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夜間中学 学びなおし可能に

2015-07-31 17:39:01 | 教育・PTA・児童福祉
本日の朝日新聞によれば、
夜間中学の入学の幅が広がりました。
今年の6月議会で私が取り上げた問題です。

中学卒業者であっても、不登校などで
実際には登校していなかった「形式卒業者」に対して、
夜間中学の入学を認めるよう文部科学省が通知しました。

現状の不登校対応では、
ほとんど登校していなかった生徒に対しても
中学の卒業証書を出すことが多くあります。

就職や高校受験に有利になる半面、
実際の学力を伴っていないので、
学びなおしたい場合には問題がありました。

これまで文部科学省は、
実態とは関係なく、形式的に中学を卒業した方には
夜間中学の入学を認めていなかったからです。
これで不登校だった多くの方が
救われると思います。



(6月議会のやりとり)

私の質問と答弁の要約が「市議会いせさき」7月16日号に載っています。

質問した時点は、まだ文部科学省は、
実態は通学していなかった方でも、
形式的に卒業した人には、夜間中学の入学は認めていませんでした。

それなので私は何とか方策を考え、質問の中で、
「外国系の生徒や学齢を過ぎた方が学びなおす場として夜間中学を設置し、
 更に聴講生制度等の創設による入学資格の弾力化などが必要と考えます」と、
正式な生徒として入学する道以外に、
聴講生として学ぶことが可能になるような提案をしました。



今回、文部科学省が夜間中学の入学資格の緩和を通知したことは、
どんな人が夜間中学で学ぶことを必要としているのか、
夜間中学の役割とは何か、等を真剣に考えた結果だと思います。

文部科学省は、夜間中学を全都道府県に1校は
設置したい考えです。
伊勢崎市は不登校児童や外国籍児童が特に多いので、
群馬県内では一番、夜間中学の必要性が高いと考えます。
答弁のとおり、ぜひ積極的に推進して欲しいと思います。



(参考)
6月議会の質問
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