伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

行政経営、地方政治、そのほか人生にプラスの楽しいこと eメールアドレスkucctada@mail.goo.ne.jp

生きているって幸せ

2015-10-15 17:05:03 | 心の時代
伊勢崎市社会福祉大会が開かれました。

第1部は、道志真由美氏の講演会。
第2部は表彰式。



様々な分野でご尽力され、
受賞された皆さま、長年ありがとうございました。
おめでとうございます。



(第1部の講演内容)

講師はNPO法人理事長 道志真弓さん
世界でも珍しい重度の障害を持った娘「弓華」さんを
育て、亡くなるまでのお話。

弓華さんは染色体異常の14トリソミーという病気。
世界でも30数件しか症例がありません。

生まれながらに、心臓に4つの穴があり、
腎臓も重い障害。
そのほか体のあちこちに奇形がありました。

しょっちゅう心臓発作が起こり、
医師からは長く生きられないと宣告されましたが、
家族ぐるみで愛情いっぱいに育て、
8年8ヶ月の生涯でした。

概要はこちらのアマゾンのなか見検索で、
著書の書き出しと目次が読めます。



(講師のお話し)

いつまで生きられるかわからない命。

できるだけこの子に、
外の空気を吸わせてあげたい、
みんなに我が子を見てもらいたい、と思いました。

この子は天国の特別な会議で選ばれた子。
この子が育つには、とっても手がかかるので、
普通の夫婦のところでは生きられない。

こんな手がかかる子供でもちゃんと育てられる
夫婦を天国の会議でよ~く選んで、
私たち夫婦を選んで生まれてきてくれた。

医者に宣告された年齢を超えて、
ゆみちゃんは生きてくれました。

とうとう全身にむくみが現れて、
娘の旅立ちの日が近いことを知り、
母は泣き崩れました。

その母を、幼稚園児だった長男が励ましてくれました。

そうだ。泣いている場合ではない。
残された時間、笑顔を絶やさないようにしよう。
お母さんは決意しました。

ゆみちゃんは、お母さんの腕の中で旅立ちました。
「ゆみちゃん、ありがとう」
ゆみちゃんのおかげで家族は幸せでした。

火葬場へ向かう途中、
お世話になった特別支援学校に連絡して、
霊柩車は学校の前を通りました。

電話してわずか5分の間に、すべての先生が
授業や、会議をやめて、集まって見送ってくれました。



(感想)

充実した人生って何?
思い出がたくさんあること?

「思い出」ってなんだろうな。

近しい人だけが持っているもので、
その人たちが亡くなれば、なくなってしまうもの。

どうせ無くなるなら意味はない?

いいぇ、人の命は限りがあるから尊い。

すばらしい学校ですね。
特別支援学校の役割とは、一人一人の命に
最大限の敬意をもって接することと感じました。

講演をきいて、
Louis Armstrongの歌う、
"What A Wonderful World"
を思い出しました。

彼は、まだ人種差別の激しかった頃の
アメリカ南部で生まれました。

どれほどの苦しみや困難があったでしょう。
それでもルイ・アームストロングは、
「なんとすばらしい世界」と歌いました。




 "What A Wonderful World"

 I see trees of green,
 red roses too.
 I see them bloom,
 for me and you.
 And I think to myself,
 what a wonderful world.

 I see skies of blue,
 And clouds of white.
 The bright blessed day,
 The dark sacred night.
 And I think to myself,
 What a wonderful world.

 The colors of the rainbow,
 So pretty in the sky.
 Are also on the faces,
 Of people going by,
 I see friends shaking hands.
 Saying, "How do you do?"
 They're really saying,
 "I love you".

 I hear babies cry,
 I watch them grow,
 They'll learn much more,
 Than I'll ever know.
 And I think to myself,
 What a wonderful world.

 Yes, I think to myself,
 What a wonderful world.

 Oh yeah.


 「ワット・ア・ワンダフル・ワールド」 
 歌:ルイ・アームストロング
 歌詞:ジョージ・ダグラス/ジョージ・デヴィッド・ワイス


 木々の緑
 赤いバラ
 僕らのためにある
 美しいものを見ると
 こう思うんだ
 なんてすばらしい世界だろう

 青い空
 白い雲
 輝く美しい昼も
 暗く聖なる夜も
 僕は思う
 なんてすばらしい世界だろうと

 空にかかる虹の色は
 本当に美しいけれど
 行きかう人たちの顔にも
 美しい虹がかかっている
 握手しながら
 「元気かい?」と言う人たちはね
 本当は
 「愛してるよ」と言っているんだ

 泣いている赤ちゃん
 君たちの成長を見守るよ
 これから僕が想像できないくらい
 たくさんの事を知るだろう
 僕は思う
 なんてすばらしい世界だろう

 僕は思う
 なんてすばらしい世界だろう

 (翻訳:おおしまえみこ)



(備考)

冒頭の写真のレコードジャケットは、
ルイ・アームストロングではありません。

アイク・ケベック。
ジャズの名門、ブルーノートの一枚です。

本日の大会のしおりが、
きれいな緑色に木の葉の模様があったので、
このジャケットを連想しました。



(参考ブログ)

こどもの笑顔




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 立て看板1号 できました | トップ | 雨の日は エバンス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

心の時代」カテゴリの最新記事