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伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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「あの花」岡田麿里さん 不登校だった自分をふりかえる

2017-04-15 15:59:49 | Weblog
(不登校だった自分をふりかえる)

秩父市を舞台にした青春アニメ
「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」

作者の岡田磨里さんが、
本日4月15日付け朝日新聞別冊「be」のフロントランナーに、
2ページにわたり特集されています。ファン必見!



私はこのアニメの大ファンなので、
舞台となった秩父市を訪れたことがあります。
なんと、メンマに会えました!

アニメの中で、町並みはかなり正確に描写されていて、
特に、高校生の主人公たちが小学生の頃遊んだ、
「定林寺」は、アニメそのものの風景が残っています。


記事によれば、岡田さん自身が
中1から高校卒業まで不登校だったそうです。
「じんたん」のモデルは、じつは岡田さん自身でした。
苦しい時期を過ごされたのですね。



ご自身の不登校を振り返ると、
いろんな要素が複合しているんだけれど、
結局体質みたいなもので、
不登校になった理由なんかない、とのこと。

岡田さんは、
「学校へ行けなかった私が『あの花』『ここさけ』を書くまで」
という本を4月に出版されました。

  学校に行けないことを悩んでいる子に本を読んでほしい、
  という思いはある。ちょっとした風通しでいいんです。
  道はいろいろあるし、私も息がしやすい場所を探して
  あっちこっちさまよって何とか居場所をみつけられたから、
  きっとどこかにそんな場所があるよ、といいたい。

私は県庁に勤務していたとき、
児童相談所で不登校相談を受けたことがあります。

いろいろな相談を経験して感じたのは、不登校には
何か特定の原因があるのではない、ということ。

「どうして行けないの?」と、
親や先生から聞かれても、
本人にも、なぜかわからない、という感じでした。

岡田磨里さんがおっしゃるように、
「学校へ行けなくても、道はいろいろあるし、
 気持ちが楽に過ごせる居場所がみつかるよ」と、
学校へ行けない子どもたちに、私からも伝えたいです。

遠回りなようですが、
不登校の方は「あの花」のアニメを見たり、
舞台となった秩父市を訪ねてみたりするのも、
少し、気持ちが軽くなるように思います。





(それを聞いてどうするんです?)

児童精神科医・渡辺位(たかし)さんが
講演のあと、不登校児童の父親から、
「子どもが元気になるためにはどうしたらいいんですか?」
という質問を受けたときの返事です


質問者は「親だったら当然だと思いますが」
と憤慨して言いかえしました。

「うちの子は不登校です。ずっと部屋で閉じこもっています。
 だから、どうしたら元気になるのかと聞いているんです」。

渡辺先生はゆっくり語りかけました。
「生きていれば元気なときもあれば、元気じゃないときもありますね。
 ましてや、誰かに『自分のいま』を否定されていたら、なおさらです」





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