伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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岸良さんからの便り

2014-02-25 21:19:17 | 全体最適・TOC理論

(ティーオーシー・フォーエデュケーション)

全体最適理論(TOC)の第一人者、岸良(きしら)さんからメールを頂きました。
TOCは、いろいろな現場で問題解決に役立つ理論です。

岸良さん達は、行政職員向けに無料の勉強会を開いてくれているので、
数年前から私も参加しています

TOCを教育分野に応用したのが
TOCfE(ティーオーシー・フォーエデュケーション)
です。
私は単に教育分野への適用くらいにしか考えていませんでしたが、
岸良さんからのメールで、真のねらいを知りました。

それは、、、、

 「20年で日本がよくなることは可能だろうか?」

 こんな素朴な疑問から始まった活動ですが、
 「4歳の子供は20年経つと24歳になる」
 という当たり前の前提をベースに、子供たちに考えることを
 教えられる大人を増やそうと思って、活動してまいりました。

岸良さんたちは、
日本を良くするために、この活動に取り組まれていたのです。



(全体最適の全体とは?)

私が参加している
「全体最適の行政マネジメント研究会」は、
岸良さん達TOCのエキスパートのみなさんが、
ボランティアで行政分野の職員にTOC理論を教えてくれます。

TOCは、ゴールドラットコンサルタント社が、
かなりの高額の料金を取って企業などへ教えている理論です。
しかし、なぜ無料で公務員向けに教えてくれるのでしょうか?

私なりの解釈ですが、その理由とは、
いくら個々の企業が最適の経営や活動をしても、
日本と言う国や自治体がうまく行かなければ、
最適の状態が達成できないからです。

日本の政府は、返せないほどの巨額の財政赤字をつくり、
さらに膨らんでいます。
人口は増加から減少に転じ、高齢化も進んでいます。

いままでのやり方、価値観では、
これいじょう通用しません。
どうやって変えていったら良いのか?

岸良さんたちの答は、
TOCを公務員へ教える事であり、
もうひとつが「子どもたちへの教育」、
すなわちTOCfEだったのです。

すでに大人になってしまっている人間の
考え方や価値観、行動を変えさせるのは難しいものです。
しかし子どもたちは柔軟です。

いま4歳の子どもにTOCを教えれば、
20年後には彼らは24歳になります。
この取り組みを続けて行けば、
やがてTOCを理解し、使いこなせる大人が増えます。



(市民の活性化とTOC)

富山県氷見市長の本川祐治郎さんは、
市民のさまざまな活動を支援し、活性化させています。
facebookで頻繁に市民や団体の活動を発信。
私は「ファシリテーション市長」と名づけました。

多くの市民が自らワクワクする事を企画し、行動できたら、
その地域はとても楽しい場所になるでしょう。

すでに市民活動が始まっているなら、
「促進」させれば良いでしょう。

しかし、まだそのような活動が生まれていないなら、
待っているだけでは、なかなか実現しないでしょう。

そうだ!
TOC理論を、広く市民が共有できれば
いまよりも地域がもっと、もっと住みやすくなるはず。
課題は何?、その原因は何?、解決策は?

活動も、効果的に、活発になるでしょう。

将来への投資としてTOCfEを子どもたちに
体験させることは、効果的と思います。



(参考)
「教育のためのTOC日本支部の取り組み」







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