山口周著「仕事選びのアートとサイエンス」
2019年3月 光文社新書の感想
※ 山口周著「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」を
読んであることが前提でお話しします。
現代社会で仕事をされている方、学生さんは必読の書。
感想は5回に分けてブログで報告しました。
第1回 経営におけるアートとサイエンス 2019-03-05
第2回 世界のエリートはなぜ『美意識 . . . 本文を読む
2018年9月発行・山口周著、光文社新書
「劣化するオッサン社会の処方箋」の感想
広く社会に触れる中で管理職年代の劣化がひどいと常々感じています。
これまでの管理職が代々そのような状態なのではなく、
昔の先輩方に比べて、なぜか今の時代の
管理職世代のレベル低下が著しいのです。なぜか。
この本が社会学的に分析しており、合点がいきました。
企業の管理職だけでなく、役所や政治の世界にも
あてはまるの . . . 本文を読む
「売り上げを、減らそう。」中村朱美 ライツ社2019.6
の読書感想と解説
<佰食屋の概要>
・100食限定、ランチのみの国産牛ステーキ専門店。
・メニューは3種。100食売れば終わり。
・営業時間は3時間半から4時間、正社員も17時台に帰る。
・給与は百貨店社員並み。
(経営コンセプト)
・みんなが「終わりなき業績至上主義」を追いかけてうまくいっていないなら、
売り上げを追いかける必要 . . . 本文を読む
昨日のブログでご紹介した
中村朱美さん著「売り上げを、減らそう。」
その取り組みの意義と、
未来を変える可能性について
わかりやすく解説しようと、
文章を鋭意推敲しましたがまだ未完成です。
どのような前提、歴史の文脈から
この本を読むと、その価値が分かるのか、
項目の選定と記述に苦心しています。
楽しみにお待ちいただいた読者の皆さん、
申し訳ありません。
もう少しお待ちください。
大まかな . . . 本文を読む
(資本主義の無間地獄)
中村朱美さん著「売り上げを、減らそう。」
今年の6月に出版されました。
中村さんが経営する飲食店は、
営業時間はランチのみの3時間半。
どんなに売れても一日100食売り切ったら終わり。
飲食店なのに従業員の残業はゼロ。
人気店なので、もっと売ったら、
夜もやったら、と人からは言われます。
しかし、100食限定で、
売り切ればその日の営業は終わり。
本には
「業 . . . 本文を読む
現代日本の知的ワーカー必読の書
「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」
の著者、山口周さんの本のご紹介。
仕事や生活を
知的かつ主体的に取り組む方には
この本「独学の技法」もお勧めです。
要点をお伝えします。
(現状最適では打破できない)
現代社会のさまざまな領域において発生している
制度疲労を打破するには、
疲労した現行システムを前提にした知識ではなく、
もっと本質的かつ骨太 . . . 本文を読む
平川克美著「路地裏の資本主義」角川SSC新書。
著者は各種法人の代表で大学の教授。
読んでいて、とてもしっくりくるお話。
資本主義の抱える矛盾や、疑問。
それに対して、今の社会はどう対応しているのか。
間違った思い込みや、価値観に
私達は踊らされていないか。
私達は、人間であり生き物です。
命や生活を大切にしながら、
どのような取組みができるのか。
本の中から印象的な文章をご紹介します。 . . . 本文を読む
県議選が終わりましたが、
投票率が低いですね。
政治への無関心だと思います。
ぜひ投票したいと思えるような
素晴らしい候補者がいなくても、
立候補した人の中で、
一番マシと思える人に投票するのが選挙です。
私は昭和39年生まれです。
昭和31年に「もはや戦後ではない」と言われました。
生まれた時から平和で、それは当たり前であり、
永遠に続くと、無意識のうちに考えていました。
戦争という野蛮で . . . 本文を読む
4月4日日経新聞「経済教室」から。
詳しくは紙面をご確認ください。
一橋大学・田中拓道 教授
全世代型社会保障の論点「財源負担への納得感醸成を」
・内閣府の試算では、2040年には日本の高齢化率は30%。
現役世代1.5人が高齢者世代1人を支えることになる。
・安倍政権は消費税増税のうち2兆円を、赤字国債の縮小でなく、
子育て・教育支援に充てることにした。
つまり、今回の現役世代への . . . 本文を読む
私は戦後生まれなので、
悲惨な戦争の実体験はありません。
戦争を経験された世代の方も少なくなってきました。
日本は平和なのが当たり前と感じ、
二度と戦争は起きない、
「平和」は永遠に続く、
このように無意識のうちに思っていたようです。
しかし、
長い世界の歴史を見れば、
「平和」とは、戦争と戦争の間のほんの一時期。
日本が次の戦争を起こさない保証はどこにもありません。
民主主義も同様です。
. . . 本文を読む