踊る小児科医のblog

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2016年喫煙率(JT調査) ゆっくり下がっているだけ 政策的影響は観察できない

2016年07月30日 | 禁煙・防煙


 年 2014 2015 2016
男性  30.3  31.0  29.7
女性  9.8  9.6  9.7
合計  19.7  19.9  19.3

サンプル数があまり大きくないので、1年毎の小さな数字の動きをみてもあまり意味がない。
(ちなみに昨年は男性、全体の喫煙率がむしろ上昇しており、女性は昨年も下がったけど今年は0.1%増)

グラフを見ればわかる通り、男女共ダラダラと下がり続けている、というだけのこと。

女性は2000年まで横ばいが続いていましたが、2001年をピークに緩やかだけど直線的な低下に転じています。
男性は1960年代から一貫して下がり続け、今世紀に入って50%を切り、今年やっと30%を切った。

それでもまだ男性の3割近くが吸ってるんですよ。
青森県の実情はこんなもんじゃない。

このグラフを見てもう一つわかることは、増税だとか、健康増進法、タバコ規制枠組み条約 FCTC などの政策的な影響は、(小さな変動はあるにせよ)ほとんど観察不能なレベルにある、ということ。
(影響が数字に出るようなまともな規制政策の実施を怠っている)

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