K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

ランメルモールのルチア

2006年6月18日雨、時々曇り


対クロアチア戦、引き分けでした。後半、力が入りました

このゲームが行われたニュルンベルグのフランケン競技場は

ナチスの党大会のメインの会場でした。(1933年以降毎年開催された)

ナチスはドイツ・サッカー協会を後押しすることによって、

国民の目を政治からそらす道具とし、

サッカー協会もナチスの力で活躍するという、

持ちつ持たれつという歴史があったようです。

2006W杯を前に、ドイツ・サッカー協会も歴史と

向き合う姿勢を示し、実体を検証し反省したということが伝えられました。

私が2001年にニュルンベルクを訪れた時、ニュルンベルク裁判の地・

ナチス党大会開催の地ということを意識していましたが、

ニュルンベルクの市街地から離れているので、行けませんでした。

次回、いつのことか予定はありませんが、ニュルンベルクを訪問した時には、

W杯開催地ということで、2001年より行きやすくなったと思いますので、

是非、訪問してみようと思っております。

ニュルンベルクは、中世の自由都市の面影を見学できる都市です。

城壁のあたりにドイツ鉄道のニュルンベルク駅があります。

市街地には鉄道も地下鉄も路面電車もありません。

駅からくだり坂の広い石畳の道が広場に続いています。

広場を囲む市役所・フラウンキルヘ(聖母教会)などなど、

中世の世界そのものです。

ニュルンベルクのクリスマス・マーケットは有名です。




さて話は変ります。私の初めてのオペラ鑑賞はワグナーの

『ニュルンベルクのマイスタージンガー』でした。

ニュルンベルクにフランケンからやってきた青年が歌合戦をする話だったようです。

ドイツ人の原語上映でしたので、内容はあやふやです

この青年はヴィルツブルクの方からやって来たと思っていましたけど、

(ヴィルツブルクのフランケンワインは美味しいので

ひょっとすると、今回の競技場のあたりからかしらと思いながら

対クロアチア戦を見ていました。

通しのオペラは3回目、『ランメルモールのルチア』を鑑賞しました。

光が丘IMAホール 6月18日14時開演

ルチアは結婚を誓った恋人がいましたが、


傾いた家のために兄から政略結婚を迫られ・・・

・・・兄はルチアに結婚を承諾させるために、

ルチアの恋人の心変わりを知らせる偽の手紙を画策します。

落胆したルチアは政略結婚の相手との結婚契約書に署名をしてしまいますが・・。

ルチアの恋人はルチアが約束を破ったと怒り

ルチアの兄は自分の行為を恥

ルチアの苦しみ・・・・・・

ソプラノ・テノール・バリトン・・・・の六重唱は圧巻でした。



ルチア役の林恵麻さんはイタリアで鍛えた素晴らしい歌唱と演技、

そして、ノーブルの顔立ちが、コスチュームにぴったりでした

この作品はルチア役で決まってしまうようでした。とてもよかったです

また、各幕ごとに矢島正明さんのナレーションがあったので、

原語上演でしたが、ストーリーがよく分かりました。





恵麻さ~~~ん、ご活躍を楽しみにしています


音楽通でない私がこの作品を鑑賞したのは恵麻さんと、

ほんの短い間ですが職場で机を並べていました

コメント一覧

恵麻
 先生ご無沙汰をいたしております。この度は私の為にお忙しい中、お時間を作っていただき心よりお礼を申し上げます。
このオペラは私の声のレパートリーとして長年温めてまいりました物で、コンサート、コンクールなどで歌ってまいりました。なかなか上演することが難しいオペラのため、今回この機会に恵まれましたことを本当に幸せに思っております。
最後まで無事に終える事ができましたのも、先生を始め、皆様への感謝の気持ちが心の支えになったからだと思います。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。
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