K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

運慶展

2017年11月18日(土)降ったり止んだり


そろそろ日付けがかわります。外はビュービュー風の音
今日は朝から雨よふれふれ、と思っていました。
寒くて降れば運慶展も入場者が少なかろうと。
今回の運慶展は入場者の数をあげることを目的としたか、入場者への便宜のためのご厚意か?土曜も午後9時まで開館、しかも、22日~26日の期間は毎日午後9時までの開館という、異例の措置ですね。どの展覧会でもこのようにしてくれればいいんだけど。今回は私もこの恩恵にあずかろうと土曜日夜に鑑賞しようと計画していました~~~
友人からの昼頃の情報で、今日は5分待ちだよ。早速、「東京国立博物館 混雑」で検索すると、twitterの午後1時15分の投稿でチケット売り場も入場も待ち時間0分ということで、日中のうちに鑑賞しようと、昼食の洗いものをしてから住まいを飛び出しました

JR上野駅の公園口を出ると、雨にもかかわらず雑踏でした~~


途中、紅葉の写真も撮れた~~


駅近くのチケット売り場に数人並んでいるのでスルー、東京国立博物館(以下東博)のチケット売り場の券売機5台のうち1台が発売中止でどの列も10名くらい並んでいる、駅前で買えばよかった~~
チケットを購入して東博敷地内に入り時計を見ると午後2時45分、一目散に「平成館」へ、待ち時間なしで入館できましたが、最初の2室は満員状態、混みあう展覧会ではいつもそうですよね。動かない・・・

その最初の1室は運慶デビュー作、「円成寺・大日如来」

購入した絵葉書を  いい作品ですね。
学生時代、奈良駅から柳生の里の入り口辺りにある円成寺へ歩いていきました。まあ、ハイキング気分ですね~~この大日さんは円成寺のご本尊ではないので、柱の外だから外陣だったのかな、白い壁を背にひっそりと置かれていました。目の前に近づけました。
このハイキングは1度ならずだったので、親しみもあり、またお会いしました~~

次の部屋は鎌倉幕府の侍所別当の和田重盛の注文で運慶が制作した阿弥陀三尊像。これを囲むように不動明王立像と毘沙門天立像。

東博の展覧会は出品目録があるので、鑑賞した作品には○をつけておきます。見落としがないように


金剛峯寺の八大童子立像のお部屋は大混雑・・???よく見えないそれでも引き付けられたのは恵光童子の玉眼でした。体の筋肉の動きを一層引き立てているような鋭い光を発する玉眼でした。恵喜童子はおっとり可愛かった!

有名な世親・無著像は渋いですね~~~

運慶さんより700年くらい前のインド人をなぜ彫ったのしょうか?世親・無著の像を見る時、運慶はミケランジェロに負けない彫刻家だな、と感じます。

同じお部屋だったでしょうか、瀧山時の聖観音菩薩立像を見てびっくり!

この仏像は頼朝3回忌に注文を受けて運慶と湛慶が制作したようです。明治になって彩色を施してしまったので、運慶らしさを全く感じない、大船観音や高崎観音のような印象でした。

東大寺の重源さんの像もありました。年2回しか御開帳しない像を、ここ東京国立博物館で、お顔を突き合わせてみられるなんでなんと運がいいんでしょう。すごいリアルですね。これは作者不詳


以仁王の令旨が発覚して、怒った平清盛が重衡に追討を命じ、重衡は以仁王を討った勢いで、南都の東大寺・興福寺を焼き尽くすという大それたことをしてしまいました。その東大寺復興のプロジェクトチームの総指揮官の重源がこの展覧会に登場しないわけないですよね。あの焼き討ちがなければ、運慶さんもこれほど注文を受けることがなかったでしょう。


最後に運慶の息子・康弁作の龍燈鬼立像のお尻から太ももの筋肉の表現に見とれてしまいました~~


美術については素人ですでの文に誤認もあると思います。コメントで教えていただければ幸いです。


東博「平成館」を出ると、とっぷり日が暮れていました。

東博「表慶館」


東博「本館」



上野公園内・噴水の中に「なんじゃこれは?」




18日に数行書いて明日は祝日でお休みということでホッと。今週土曜日にちょっと緊張する仕事が周ってきてしまったので、明日はその準備に追われそうですので、アップは今でしょ!と頑張って書きました~~
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