コヤチン、さまよい日記

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青学強し!!全日本大学駅伝。

2018-11-04 23:14:00 | スポーツ
恒例の熱田神宮伊勢神宮間を走る全日本大学駅伝が行われました。
強豪の名をほしいままにしている青山学院が出雲に続いて伊勢路も制するのか、東洋・駒沢等の強豪校が意地を見せるのか注目です。
この駅伝のコースはかつて名古屋にいた時によく通った場所でもありますので、沿道の移り変わりも楽しみではあります。

レース前の青学の原監督のコメントは完全に東洋をマークしたものでした。
出雲で僅差に追いすがって来た東洋を警戒していたんですね。

今年から区間の変更があって1区から6区までは短め7区と8区が長い距離になりました。選手層の厚さを問われる大会になります。

1区は曇り空の熱田神宮前をスタートしました。今回から9.6km中継所は藤前公園手前です。
青学は箱根で山登りのスペシャリスト小野田を起用、途中でスパートして後続を振り切ろうとしますが振り切れません。この区間を制したのはオープン参加学連選抜の関学の石井選手。
2位が帝京、3位は青学、4位東海(1位がオープン参加の為実際の順位は一つづつ繰り上がります)
対抗と見られた東洋は10位に沈みました。

2区は11.1km中継所は長島スポーツランドに変更されました。
スピードランナーを揃える東海大が本領を発揮して關選手が最後にトップに立ちますが、青学の橋詰選手も離されずに4秒差で襷渡し。
東洋は1分19秒差の14位と大幅に後退。

3区は11.9km中継所は四日市市の霞ヶ浦緑地前。
東海大の館澤選手がハイスピードで走りいきなり後続の青学、帝京を離します。
最後までスピードが衰えなかった東海大がトップで襷を繋ぎます。
2位は37秒差で青学、3位は更に11秒差で日本学連選抜、東洋は少し順位を上げたものの8位。

4区は11.8km中継所はファミリーマート鈴鹿林崎店前。
東海大の快走は続きますが、2位の青学はじっくり東海大を追う姿勢。差は大きく詰まらないものの少しづつ追い続けます。
この区間順大のオリンピックを経験した塩尻選手がオープン参加の学連選抜を含めて10人抜きの快走で一気に順位を4位まで押し上げました。

5区は12.4km中継所はザ・ビッグエクストラ河芸店前。
東海大の首位は変わりませんがこの区間も青学はじっくり追ってきます。差はさして詰まりませんが離れずに追っているという感じです。
完全に後半勝負の様相を呈しています。

6区は12.8km中継所はベイスクエア津ラッツ。
1位東海と2位青学の差が縮まり最少4秒差まで詰めます。しかし最後は抜く事が出来ません。
中継所手前で東海大の郡司がスパートして11秒差まで広げますが青学が首位獲りを射程距離に収めたような感じです。

7区は今回から距離が伸びて17.6km中継所は去年までと変わらずJA松阪前。
逃げる東海大の湊谷と追う青学の森田両選手は最初から積極的に飛ばします。
2キロ地点で森田が5秒差に迫ります。
その後並走が続きますが8.5キロ地点で青学森田がスパート(CMの間に)差が大きく開いていました。
後続では東洋が3位に浮上、しかし青学との差は開きすぎて挽回が難しい。
青学はこのまま突き離し1分58秒の差をつけてアンカーに襷を渡します。
3位東洋は3分7秒差、青学の出雲に続く優勝が現実のものになって来ました。

8区は従来通り19.7kmで伊勢神宮まで走ります。
青学梶谷はプレッシャーなく余裕の走り。
全く危なげなく伊勢神宮に近づいて行きます。2位で健闘した東海大は3位東洋大の追い上げを受けますが必死で走ります。
結局伊勢神宮内宮宇治橋前のゴールに飛び込んだのは青学梶谷。先行されても慌てなかった青学の横綱相撲のようなレースで優勝しました。
2分20秒差で東海大が2位、更に26秒差で東洋大が3位でゴールに入りました。

これで青山学院は箱根に臨みますが史上初の2度目の3冠と箱根5連覇をかけます。
今日のレースを見ていると盤石で更に層の厚さがうかがえました。
対抗と見られていた東洋の前半の不調もありましたがなかなかこの牙城を崩すのは難しいと思わせるようなレースでした。

関東の大学の選手達は箱根に向けて準備をしていくわけですが、青学を目標に練習に励む事になります。
箱根では感動のレースになる事を祈りたいと思います。


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