持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

桜の通り抜け(2)&おまけ

2005-04-18 18:17:37 | なんでもないこと
おもくなってごめんなさい。ここでうちどめ。
画像レイアウト作業はけっこう難しく。途中から楽しくなってしまいました。


桜の通り抜け
てまり桜

花つながりで(こっちは薔薇だけど)
『the Last Five Years』 大阪公演決定
山本耕史 & Nao
メインホール!

お父さんの恋

2005-04-18 02:15:13 | 演劇:2005年観劇感想編
パルコ+サードステージPresents 『お父さんの恋』
劇場:シアタードラマシティ
作 :中谷まゆみ
演出:板垣恭一
出演:堺雅人,星野真里,七瀬なつみ,菊池麻衣子,池田成志,前田吟


主役の堺氏は。舞台が充分あたたまったころに静かに登場。本当に何気なく現れて無言で立っている。その後。「ただいま」「いってらっしゃい」「誰?」このたった三言で観客をさらっていった。
堺氏を観るのは『ビューティフルサンデー(2000年初演)』以来。そういえば2003年の再演は、大河ドラマのために降板したんだっけ。考えてみると『新選組!』は、いろいろな役者のいろいろな舞台を引き換えて成立したものだったんだ。それにしても。あのかわいいヒロちゃん(役名愛称)が、大人になったなぁ。

親戚みたいな感想はさておいて。物語。
植物状態のお父さん。決して一緒に過ごそうとはしない3人の子供。幼なじみの医者と、一年間担当の介護ヘルパー。それぞれの思いが複雑に錯綜するなかで。お父さんの意識はあるかどうかに焦点があてられる。ないと言い切る子供たち。あると言い切る他人たち。
お父さんは一生懸命、子供達へ語りかける。もちろん意識の中だけで。観客はこの言葉を聞いている。だから。子供には「ある」と言って欲しくなる。なんとかして私達の聞いている言葉を、この姉弟に伝えたくてしかたがない。

倒れる前のお父さんの遺書を発見する子供。お父さんの気持ちを受け入れた子供。
末っ子で長男の大樹が、「家に戻って良いかな」と声をかける。あぁそれは。意識が「ある」と信じたからこその行動で。お父さんはいつもの口調で返す。「勝手にしろ」と。この言葉を。3人は聴いた。やっと伝わった。
これが終わりではない。きっとこれからも、この家族にはいろいろおきることだろう。切ないけれど。でも。この物語はまぎれもなくハッピーエンドだ。

楽日の池田氏は、基本的にやりたい放題で。切腹には爆笑したが。七瀬氏への悪ふざけは。。まぁ、ウケてしまう観客も悪いのだけれど。それでも好きな自分もどうかと思うけれど。なつみちゃん、あとで殴ってやってもいいと思うよ?

ほんとうにすきなもの

2005-04-17 10:45:53 | なんでもないこと
土曜日のスマステーションを視聴していて。ふと考えたこと。

SMAPさんというのは。芸能人であり、アイドルであり。そういう立場だと、言いたいことはずいぶん制限されていたりすると思う。
一介の人間の作成する報告書にもある程度の制限はあるのだ。あれだけ注目をあびる人たちなら、日々どれだけ気を使った発言を強いられることだろう。
なのに。そういったことに何の苦痛も感じてないかのようにテレビの中で息づいている。
そのプロ意識にはもともと惚れている。

が。ほんとうに好きなものに対して、この人たちは迷わない。昨夜のごろちゃんが、ガイドの存在を忘れて駆け出して行く姿は爽快だ。あとの5人4人もそれは同じ。興味の対象はまったく異なるようだが。
ことが、その分野に入るなり突っ走り始めて誰にも止められない。そして。メンバーさんたちは決してお互いを止めない。昨夜のしんごちゃんのように。

我を忘れてしまうほど好きなもの。それを見届けてくれる身近な人。どちらももっている彼らが羨ましく。
どちらかだけでも。手に入れたいなと強く願った。

当ブログのご案内

2005-04-16 22:43:23 | 当ブログについて
カテゴリもほぼ出揃ったので。ちょっと整理整頓してご紹介を。

[演劇],[映画]
こちらの開設意義ともいえるカテゴリです。記述のタイミングは。
1.制作発表など、上演開始前に興味を引かれたとき
2.観劇の感想
3.後日。テレビやDVD等のメディアによる発表時
ですので。時期をずらして同じタイトルの記事が、多くて3回出現します。観劇時はことにより連載になります(実績有)。舞台と舞台人に関することは演劇に含みます。映画は少なめだと思います。

[テレビドラマ]
テレビ用に作製されたものを対象とします。連続ドラマの場合、必ず毎週という決め事はつくりませんが、視聴すれば多分記述します。

[チョコレート]
あまり人気がないけれど、大好きなカテゴリ。「おいしっ」と感じたものから微妙なものまで。たいへん不定期な更新になる予定。

[なんでもないこと]
上記からこぼれるものの受け皿としておいています。雑多なことを書き連ねます。

基本的に冗長な感じが苦手なので、言い切り型な文章になっています。敬語も省いていますので、かなり癖のある文体になっているかと自覚していますが。こやま自身はそんなに強い者ではないです。
コメントは大歓迎です。いろんな視点がふえるのが嬉しいですし。初心者なので、交流上手になれる手助けをしていただければありがたいです。

恋におちたら #1

2005-04-15 00:53:40 | テレビドラマ
フジテレビドラマ『恋におちたら~僕の成功の秘密~』 ずっと探してた人
脚本:佐藤嗣麻子
演出:鈴木雅之
出演:草なぎ剛,堤真一,木村佳乃,山本耕史,和久井映見 他


一回目はアナログの世界の住人がIT企業への足がかりを得るまで。
主役の島男氏は大学時代にコンピュータが得意だったらしい。が、そんなもんでなくきっと天才(笑)。何年まで離れていても新型ウィルスに対応できるのだろう。

連続ドラマの一回目というのは。初々しいというか。こちらが照れる。
当然稽古などないわけで。皆がみな手探りなのだろう。
とりあえず。視聴の目的は、堤氏(うさんくさいー♪)と山本氏(がきんちょー♪)で。こちらは予想通りの役づくりっぷりで楽しい。和久井氏はたいへん久しぶりに見るのだけれど。演技にはあいかわらずの説得力があり。こちらもこれから楽しみ。

それにしても。過多な演出はテレビドラマならでは?それとも初回ならでは?
もっとすっきりとみせても、このキャストなら持つと思うのだけれど。というより。そのほうが生きると思うのだけれど。
疑問符が多いね、わたし。慣れないものを観ましたって匂いがしているね。
    <特記事項>
  • 「再起動後30秒で復帰」できるサーバー。すげぇ
  • で。UPSは!?って考えた自分がちょっとイヤだった
  • なんとペーパーレスなオフィス。さすが最先端っ

ネットコミュニケーション

2005-04-14 00:52:12 | なんでもないこと
コンピュータとの付き合いは呆れるほど長い。すでに人生の半分超過。長っ! そのわりに浅く、偏っていて。特にコミュニケーションツールとしての使い方には疎すぎる。

昨年の大河ドラマがなければ。ブログ?わからんなぁ、とか未だに言っていたに違いない。いわゆる『組!』ブログさんを訪ね出したのが第一歩。恐々ながらコメントさせていただいたお宅様が4軒(1軒消失)。こんなに毎回緊張するのなら、自宅をもったほうが良いのじゃないか?と思いつき。今に至る。

ところが。この自宅取得が意外な波及をはじめている。これまでなら、まずしなかった行動をとりはじめている。
ある日。見つけたお宅にどうしてもトラックバックがしたくなり。えぇい!とやってみる。(仕掛けたのは1軒だけだけど)
またある日。見つけた記事にコメントがしたくなり。迷惑も顧みずに、だらだら書いたものをメールとして送りつけてみる。このメールは、よそ様(水川青話さま)の記事に登場するという思わぬことになった。(注:前もって連絡はいただきました。メールというものは送信終了時点で相手のものになっているという考えなので異論もありません。リンクまでしていただくという丁寧な対応には頭の下がる思いです。ただ、見事な記事の中に混じる自分の稚拙な文章には、嬉しさよりも恥ずかしさが大きくてこんな言い方に)
そして。極めつけといってもいいと思う。5月半ばには、オフ会というものに参加してみる。

ブログを始めて1ヶ月。あんなに遠いと思っていたネットの世界に、気付いたら入って居る。まだ波打ち際で、砂遊びとも水遊びともつかない状態ではあるけれど。
個人裁量で綴ることに惹かれている。読んでくださる方がいることも大きな励み。だからまだ続けるつもり。そして。もうちょっとくらいなら深みに進んでもいいかな、なんてことも思う。

ブログ人口は増え続けている。gooでは日々1000人近くが開設していて、昨夜で18万人を突破したようだ。そのうち。ネット上の気の合う友人が、会ってみたらリアルな友人だったりする日が来るかもね。

愛すべき人

2005-04-13 00:26:20 | 演劇:2005年観劇感想編
4/12のつづき>
『デモクラシー』のこと。鹿賀丈史さんのこと。
日本に翻訳物が定着しにくいのは。カタカナのせいなのかと考える。まずは名前。ここからして無理がある。心地よいとは言いがたい響きがあって。理解しようと集中するほどに、目の前で展開される芝居への注意は散漫になってしまうのだ。

鹿賀さんは声が良い。これだけでも武器なのに。カタカナをやわらかく流れるように聞かせてくれる。
もちろん。はっきり聞き取れなければ、という意見もあろうが。個人的には、明瞭に発音されてもヘルムートとヘルベルトなど、どっちがどっちだか判断できかねるので。そこは動きで教えてもらえれば気にならない。
そう。声が良い話。張ってはいないのに、しっかり届いてくる。そのやさしい声で台詞を謡う。言葉に音階をもたせる。芝居は間が命、なんて聞くけれど。彼の言葉は音符だと思う。
とてもまじめな、なにげない台詞なのに客席は笑いを誘われる。

もちろん。相対する市村正親さんあってこそな場面が多々あった。26年ぶりの競演。別々の道を経た後の邂逅。演劇界の幼馴染と呼びあえるふたりの仲に憧れる。
観たのは大阪最終日。補助席のでる盛況な客席からは拍手が絶えず。何度も続くカーテンコールの終盤で。お手振りいただきました。市村さんが促してくださったおかげで、鹿賀さんからも惜しみなく。うふふな幸せ。

デモクラシー

2005-04-12 00:33:55 | 演劇:2005年観劇感想編
『デモクラシー』
劇場:ドラマシティ
作 :マイケル・フレイン
演出:ポール・ミラー
出演:鹿賀丈史,市川正親,近藤芳正,今井朋彦,藤木孝 他


ブログをはじめたきっかけはいくつかある。そのうちのひとつに、この舞台の観劇予定が入ったことがある。
ちいさいころ。地元だったので、舞台といえばタカラヅカで育った。
それを。舞台といったらストレートプレイでしょう!と意識転換するきっかけになったのが、この両氏であった。まぁ、これはかなりな間違いだったりするが。。。なにはともあれ。その両氏がストレートプレイで組むというのだから、はずすことはできないと出かけた。

ベルリンの壁が崩壊する前の西ドイツの話。首相の秘書が実は東ドイツのスパイだったという史実を基にした芝居。
舞台両袖近くに椅子と机。うすい衝立てが左から右へ、右から左へと移動する。たったそれだけのセットで、時間と場面が転換する。執務室・列車・避暑地など。
西ドイツ側には8名、東ドイツ側には1名。そしてスパイがひとり。この10名が一枚の板の上に居る。交互に台詞が交される。本来同居し得ないはずのふたつの空間をきっかり分ける芝居。西側の会話ときには東側は気配を消し、逆もまたありという具合。
続く緊迫感の中の重い題材。しかし暗くはならない。鹿賀氏はチャーミングで、市川氏はコケティッシュだ。あぁ、また間違えているかもしれない。いい大人達を喩える言葉ではないな。でもそういう単語しか思い浮かばないので。ちょっと冷やしてみよう。(また?)

今回の収穫は近藤氏。格別なふたりの間で一歩も引かない芝居だった。それから今井氏。始終、東ドイツ側のエージェントとして、ただひとり違った空気感を保ち続けていた。
10名が全員、それぞれの役目を果たしきれなければ破綻してしまう。そんな高度な舞台だったと思う。