持続する夢

つれづれにふと気づいたことなど書き留めてみようかと
・観劇生活はえきさいてぃんぐに・日常生活はゆるゆると

桜姫

2005-04-04 01:43:02 | 演劇:予告編
コクーン歌舞伎 『桜姫』
劇場:Bunkamuraシアターコクーン
期間:2005/6/5~26
原作:四世鶴屋南北
演出:串田和美
出演:中村福助,中村橋之助,中村勘太郎,中村七之助,坂東弥十郎,中村扇雀 他



歌舞伎はどちらかというと守備範囲外なので。あまり語る言葉を持たないのだけれど。

鶴屋南北らしく。物語をすべて追うとひどく混乱する。なのでひたすら桜姫だけに視点を定めてみる。
清純な姫様が、色悪にあっという間にもっていかれて罪人に。この間に僧を破滅させ。愛ゆえに女郎にまで身を落とし。それでも悲壮感は無く。ところがある日、愛する男が親の仇と知り。泣く泣く、子もろとも殺めたのち。お家再興、お姫様に返り咲き。
・・・身もふたもないあらすじになってしまった。
できれば脳内再現は、桜姫・玉三郎さまで。となれば当然、色悪の権助は孝夫(仁左衛門)さまで。これでぐっと美麗で濃艶な世界に。・・・ならなかったらすまない。

ちなみに今回の桜姫は福助氏。権助と僧・清玄には橋之助氏。振り幅の激しい役どころを密な間柄のお二人で。となれば、見ごたえは充分かと。コクーンならではの外連も期待できそうで。あぁ観たい。東京遠征するかなぁ。