米軍基地の建設反対運動中に公務執行妨害や威力業務妨害で逮捕・起訴された沖縄運動センターの山城博治議長(64)の妻が13日午前、那覇市の那覇拘置支所で約20分間、山城議長と接見した。山城議長は昨年10月17日に器物損壊容疑で逮捕されて以降、約4カ月半にわたって家族と接見できていなかった。

 那覇地裁は10日付で、妻との接見を認める決定を出した。地裁は、妻が接見しても、罪証隠滅の恐れがないと判断したとみられる。弁護側の川津知大弁護士は「捜査は終わっており、議長が罪証隠滅に走る恐れなどない。遅すぎる決定だ」と地裁を批判した。

4カ月以上の勾留が続く沖縄平和運動センターの山城博治議長(資料写真)
4カ月以上の勾留が続く沖縄平和運動センターの山城博治議長(資料写真)