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【Action 安全法制特別委員会傍聴記】 27日…注目すべき志位議員の質問内容//日刊ゲンダイ

2015-05-28 17:43:42 | 政治 選挙 

特定秘密保護法に反対する牧師の会・FBより

【Action 安全法制特別委員会傍聴記】
 27日午後1時20分~5時まで傍聴しました。


 いよいよ特別委員会での審議が始まりました。
 本会議場と違い、安倍首相をはじめ、質問に立つ議員ととても近く、録画では見られない緊張や雰囲気が伝わってくる臨場感あふれる時間でした。


 ニュースではあまり報道されませんでしたが、本日の審議は、最後の質問者・志位和夫議員の質疑にすべて集約されていると言っても過言ではありません。...
 同法案の問題点や危険性が、確固たる根拠をもって指摘されており、聞き応えがあり、非常に整理されています。特に、米軍海兵隊の資料から、自衛隊が今後担うであろう「兵站」の定義を引用し、結局、戦闘活動と全く変わらないということを立証。日本側がどんなに安全だといっても、当のアメリカ側ではこの様に見ている、という論理の組み立てで、議場はシーンと静まりかえりました。
 録画がアップされていますのでぜひご覧ください。 (安海記)

※語句の註釈:度々出てくる兵站(へいたん)という言葉は、武器を手にする戦闘行為以外の全ての活動を意味します。

※添付の画像は、イラク戦争の際に自衛隊が携行した「個人携帯対戦車弾」です。「この様な武器を携行して安全だ...」と、この画像フリップが出されたとき、一般傍聴エリア前のプレス席からは「おぉ...」という声が漏れてきました。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php…

特定秘密保護法に反対する牧師の会より追記

質問の一部書きおこしデータをいただきました。(正式な議事録ではありません)                         後方支援= 兵站 (ロジスティックス)
新ガイドラインでも、全部「ロジスティックス」になっています。前方とか後方とかという概念はなく、後方支援と言ってるのは、日本だけです。

 

質問の一部書きおこし

<志位議員>
これは、米海兵隊がつくった「海兵隊教本」でございます。
現在使われているものであります。

「兵站はいかに重要か。兵站は軍事作戦のいかなる実施の試みに置いて も不可欠な部分である。
兵站なしには計画的組織的な活動としての戦争は不可能である。

兵站がなければ、武器は弾薬なしになり
装備は故障し、動かないままとなり、
病人や傷病兵は治療のないままになり
前線部隊は食料や避難所や医療なしに過ごさなければならない。
兵站の重要性について 非常にわかりやすく書かれています。

「兵站と戦争」、という項があります。
兵站は戦争の一機能であるがゆえに兵站システムとそのシステムを作動させる部隊および要員が暴力および危険の対象となる。
兵站の部隊、設備、施設は、 軍事攻撃の格好の目標であることを認識することが重要である。
先ほど総理は、「兵站は安全なところでやるのが常識」と言いましたがしかし、海兵隊教本には逆のことが書いてある。

結論です。

兵站は戦争と一体不可分である。 兵站が軍事行為の不可欠の一部である。兵站は、いかなる、すべての戦争の中心構成要素である。

非常に明瞭。

総理に伺います。昨日私の質問に関して「我が国が行う後方支援は他国の武力の行使と一体しないように行うも のである。武力行使と一体不可分であるというご指摘は当たりません」とおっしゃいました。

総理がなんと言おうと、自衛隊が支援する米軍が兵站は戦争と一体不可分である。 兵站が軍事行為の不可欠の一部である。兵站は、戦争の中心構成要素だ、ここまでいっているんですよ。

相手はこういってるんですよ。
これが兵站の本質ではないですか?

<安倍総理>
たしかに今、志位委員がご紹介されたように兵站というのは重要ですよ。 だからこそ、安全が確保しなければいけない。
兵站の安全が確保できないような場所であれば作戦行動は成り立たない。
兵站の安全が確保されている場所において、後方支援をするわけであり ます。

食料等々を届けていく。攻撃されて奪われてしまったら、相手のものに なるわけですから。だからこそですね。
また、後方支援をしている間は攻撃に対しては脆弱である、という考え方のもとに しかし、これもちゃんと、安全を確保しましょう、という ことだと思いますよ。

後方支援に関しては危険を回避し安全を確保することは当然でありまし て軍事的に合法性のあることでもあると思います。
後方支援を充分に行うためにも、必要なことでありまして危険な場所に物資をたくさん届けるというのは敵に届けてしまうようなことになってしまうわけでありますから、そんな危険なところで後方支援しないということは常識であります。

繰り返し申し上げてきたわけですが、また繰り返し 申し上げたいと思う。
戦闘現場ではない場所、そして安全を十分に確保できるということを
しっかりと見極めながら活動をして 区域を設定していくことになるわ けであります。

<志位議員>
総理はね、これだけ議論したのにまた、同じ事を繰り返す。
「安全を確保します」、と。
これまで「非戦闘地域」でしかやっていけないという歯止めがあった、これを廃止する。
戦闘現場でなければ。これまで政府が戦闘地域と呼んで行ったところま で自衛隊が出かけて活動することになる。
攻撃される可能性がある。これをお認めになりました。
攻撃されたら武器の使用をする。これもお認めになりました。

戦闘になるんじゃないか、ということを私は提起してまいりました。
まさにこれ 議論を通じてね、 自衛隊のやる後方支援は、戦闘になるということがはっきりしました。
これがこの議論の到達点なんですよ。

そしてね、兵站というのは、戦争行為の不可欠の一部であり
武力の行使と一体不可分。 軍事攻撃の目標になる。
これが世界の常識であり、軍事の常識です。

武力の行使と一体でない後方支援など世界でおよそ通用するものではない。

なお、1986年のニカラグア事件に関する国際司法裁判所の判決では、
兵站が「武力による威嚇、または武力の行使」と観なされることもあり うる、と書いている。
あらゆる兵站がすべて武力の行使でなないということがありえないとい うことは国際司法裁判所も明記している。

しかもこれまでは「非戦闘地域に限る」、「弾薬を運ばない」とか言う歯止めがあったが、 今回の法案は外してしまっているではないですか。
武力の行使と一体ではないというごまかしは、いよいよ通用するものではありません。
今日の質疑を通じて、政府の法案が 武力の行使を禁じた憲法九条一項に反する違憲立法であることは、明瞭になったと思います。
絶対に、認めるわけにはまいりません。

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           戦争法案 志位委員長の質問(5/27) - YouTube

            戦争法案 志位委員長の質問(5/28) の動画検索結果www.youtube.com/watch?v=0AxtxAeVc3c
 
 

戦争法案 志位委員長の質問(5/28) - YouTube

戦争法案 志位委員長の質問(5/28) の動画検索結果
www.youtube.com/watch?v=x8wM9L2lUp0
 
 
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日刊ゲンダイ 2015.5.28

 


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